- hosidukuyo
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「おぐおお…お…っ」 『今ので生きてたのはお前の下らん人生の長所だなショック死した程度なら蘇生できるが面倒だからなさて』 胸を蹴り飛ばしてシェリルに上を向かせ顔に手を当て表面の硬度を強化して剥がした。 「あぎゃ」 『うるさいよ』 口を踏んで黙らせる。
2013-05-18 01:35:36脚を上げて剥がした顔と鏡を見せて心をへし折ると再度踏みつけて術式を流す。 『ヒールブースト・アンリミテッド』 シェリルの治癒力が自然治癒の範囲を大きく逸脱して強化される。 人間は本来、欠損した手足や眼を自力で生やすことは出来ない。 それが出来るのが今の状態である。
2013-05-18 01:37:36しかし敵の治療に気を使ってやるホワイトでは無い。 『ほら、治してやったぞ…お前の内面に相応しい感じに』 鏡を見せる。一拍の間を置いて叫ぼうとしたので踏みつける。 「貴様…シェリルを離せぇっ!」 エドガーが這い寄ってくる。 『あいいよ?そぅら返すぜ』 蹴り飛ばした。
2013-05-18 01:39:36残った力を振り絞り、エドガーは受け止めた。 「大丈夫かシェリル!?……っうわあああああっ!」 折角受け止めた仲間にして恋人を全力で投げ飛ばした。悲鳴は上がらなかった。 指一本動かなかいイグノライザーはその様子を怪訝に思いながらも見ているしか出来ない。
2013-05-18 01:40:36その両目に、倒れたシェリルの顔が…目が数十、口が三つ、顔だというのに何故か歯や髪や爪のある顔が映った。 「 」 黙って男達を見るホワイト。 『次はお前らがこうなるんだ』と無言の圧力が物語っていた。
2013-05-18 01:42:36その表情はグラスとマスクで隠されてはいたが、中を確認するまでもない。 明らかな邪悪な笑みと、凶暴な殺意。 「っ!何故だ!?確かに我々は無断で儀式を行った…だがそれだけで何故ここまでする!」 イグノライザーは必死に叫んだ。良心に訴えかけようという破れかぶれだったかも知れない。
2013-05-18 01:44:37「儀式が成功すれば人類の未来にとって大いなる恩恵となるのだぞ!この地も歴史に残り名も上がる!何が不満だ!何も損は無いだろう!?せいぜい数百人を『赤き柱』に使うだけだ!何の問題があ」 『さえずるな』 「 」
2013-05-18 01:46:36『…お前達の人生は今日ここで拷問されて死ぬためだけのものだせいぜい情報を吐くだけ吐いて死ねそれだけが存在意義だ』 一息の合成音で言うと顔を踏みつける。 『お前には54歳の父と48歳の母がいるな』 「な…ぜそれを…やめろ何をする気だ!」
2013-05-18 01:46:36『そっちのDQNはクズ母だけ、そっちのアバズレはゴミ父だけか……製造者責任』 「やめろぉっ!この外道!」「ぃや…め…て」 口々に泣きわめく。何故家族まで狙われなければならないのだ。一体自分達が何をしたと、しようとしたと言うのだ!? …心の底から彼等はそう思っていた。
2013-05-18 01:48:36『なんにせよまずはお前らだなまず前提として拷問フルコースの上で殺すだが吐く情報の内容次第では気分が変わることもあることもあるかも知れないこともあるかも。……親孝行って大事だよね』 三人とは目線を合わさずに話…言った。 『取り敢えずぅっ!』 踏む力を強める。
2013-05-18 01:50:36『ペインアクセル・ヒールブースト…アンリミテッド!』 「……っ…ぅ!!…づぅ!!!!!!!!!!」 極限の苦痛を与えつつ出鱈目に異形再生させ、ショック死しても強制的に蘇生させる。 時間をかけるわけにもいかない為、三分程で一旦止め、三人を近くのトラックに運び放り込んだ。
2013-05-18 01:52:24浅空勇矢は、青空を見上げながら呼吸を整える。 「……………ハァーッ。ハァーッ」 自分の両手を見つめる。
2013-05-18 01:58:25淀んた憎悪を呼気と共に吐き出す。 正常な殺意を吸気と共に吸い込む。 殺戮機械の整備は終わった。 次は北だ。
2013-05-18 02:10:24人の命を汚す魔術師どもに報いを あの子の■■を■■た奴らに絶望を。 巫戯けた願いに心血を注いだ、奴らの人生など笑い飛ばしてやるのだ。
2013-05-18 02:20:24ミストルティン編第四話「護るべき笑顔は~ノー・ティアー!ノー・アゲイン!」 #7 「ラフ・アット・ユア・ライヴス」 終わり #8 「ライトニング・マイ・パワー・トゥー・ビー・ボールド」に続く
2013-05-18 02:25:24