「孤鷹の天」を読んで
- k_h_musume
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っていうのは陽明学やってた人に教えて貰うまで知らなかったんだけど、「へーそれで五経博士しかいないんだ」って納得した次第
2013-04-19 23:40:53『孤鷹の天』読了です~。話が2.26みたいになってきたあたりから生存を諦めてた人もいるけど、しまむら先生と礒部さんが生きててくれてよかった…。
2013-04-20 18:02:53奈良時代の、儒教と仏教のせめぎあいについて
大学寮というのは単なる国立大学ではなくて、儒の目指す所の『仁』の政を実現するため、それを担う官吏を育てるためのところ。だった…。後の世の大学寮の退嬰を思うと眩しいしやりきれないけど…。
2013-04-20 18:15:48きっと居たと思っています。逆名さんが高野天皇が陵王の序の調を「興を失う」と変えさせた逸話があると教えて下さったときに、強くそう感じました! "@sakana6634: 本来の『礼』を喪っていく雅楽寮にもこういう熱い人達はいたんだろうか。"
2013-04-20 18:52:00この本のガチなところは、儒教思想に対する理解の上に、儒者官吏(+以外の為政者)たちそれぞれの志を描いていること。解釈や時代的な思潮の流れを「んー」ていうところはあるけどそれは当たり前といえばそうだし…。
2013-04-20 18:25:47上信の命がけの国体への問いを、山部王が胸に抱き続けたというところも好きです~。赤土のその後を、喜娘が斐麻呂と広子に届けてくれていたら…などと妄想しております。 @sakana6634
2013-04-20 18:25:59そうですね~。あそこで上信を『国体の象徴』として山部王に見させるところは、若干力業かなあとも思ったんですけど、それ以前にも山部さんは『国』について内心では色々考えてたのかなと思うと、やっぱりいずれ日蔭の身では終われない人だったのかなあ、なんて。 @k_h_musume
2013-04-20 18:29:48ただ話の流れとして仕方ないんだけどあんまり仏教を無用の長物扱いされるとうう…ってなった。仏教だって当時は夢いっぱい志いっぱいだったもん!!高度教育もしてたもん!!とかw
2013-04-20 18:32:34仏教は宗教哲学だけど儒教は政治哲学だから、重なる所と相反するところがある。本来の仏教は政治や俗界とは離れたものだったはずなのに、国家鎮護とかやりだすから儒教とも対立せざるを得なくなる。でも仏教には帝王学みたいなものって…。有徳の王っていうのも「人として」ってことだと思うし…
2013-04-20 18:40:14あの時代を画一的に仏教vs儒教と捉えるのは、最近の風潮として、一般向けの分かりやすさ重視もあるとは思います。仲麻呂研究で有名な方は、仲麻呂の仏教の被護者としての面も論じておいでですし、道鏡は儒教の造詣も深かったとも聞きますし… @sakana6634
2013-04-20 18:43:22@k_h_musume ですね。お話の上でのカリカチュールだからああいう風になったんでしょうけど、それにしてもあんな脂っけのない道鏡さんもはじめて見たような気もします(笑)
2013-04-20 18:46:36では是非、次回、機会がありましたら、同じ作者さんの「満つる月の如し」を~(*´∇`*) 。 @sakana6634
2013-04-20 18:47:12読書中の人物メモ@『孤鷹の天』高向斐麻呂(主人公)周辺など http://t.co/4VK1BSlYIS
2013-04-20 18:49:35長編小説で名前を覚えられる自信がないときによくやる手なんですが、難点としてはお絵かきに心が向きすぎると本読むのが遅くなるというところ…。
2013-04-20 18:51:34うわあ、イメージぴったり過ぎです!。広子さま可愛い~。幞頭萌えですね♪ "@sakana6634: 読書中の人物メモ@『孤鷹の天』高向斐麻呂(主人公)周辺など http://t.co/GYAyBozxgW"
2013-04-20 18:55:52@k_h_musume 初登場あたりで描いてるので、読了後に見直すと「こんな時代も…」ってせつなくなります。雄依たちはまた別に描きたいです~。
2013-04-20 18:58:57この時代を解説するとき、大抵は仲麻呂の圧倒的存在感のためにどうしても影が薄くなる大炊王や、和気王の変でおどろおどろしさを演出する人物のように捉えられがちな紀益女が、血肉の通った人物として描かれていたのがとても素敵でした~。
2013-04-20 19:09:54