130525 archiforum in OSAKA 最終回「シンポジウム」( #AF0525 )

2013.5.25 archiforum in OSAKA 2012-2013 「新しい建築のことば」 第7回(最終回) 「シンポジウム」 登壇者:香川貴範×田頭章徳×金野千恵×畑友洋×今津康夫×島田陽 司会:山口陽登 http://www.archiforum.jp http://designde.jp/2012/08/archiforum/ 続きを読む
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はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

島田:僕は私意性だけではたどり着けないところにたどり着くために他者性というのはあるのではないかと思って聞いていました。特殊な進化を遂げるある種ガラパゴス化として他者性があるのではないか。 #AF0525

2013-05-25 18:20:17
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

香川:外のものに頼るということが他者性に繋がると思えないが、建築が説明している言葉をコンテクストとすると、そのフェーズを変える・付加価値としてのデザイン(不動産言語)ではなくそれ以外に建築と不動産が共通の文脈と持ち得るデザインを考えられないか。 #AF0525

2013-05-25 18:22:46
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

香川:建築を作る余条件にコンテクストをしたくない。みんなが座れるテーブルのように捉えたい。建築を説明する言葉、みたいなものかなと。 #AF0525

2013-05-25 18:25:49
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

山口:今の流れの中で、ロッジアハウスというコンテクストを構成にまでしてしまうことに恐竜化(ガラパゴス化)みたいなことが感じられるのですが。 金野:90年代のコンテクスト(環境)を読み込むことを見ていて、それをひいて見ると優等生として見える。誰の反対も受け付けない。 #AF0525

2013-05-25 18:28:26
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

金野:なぜそれを作るのかということをパラレルに捉え、自分のやるべきことを並走して見る。香川さんの3つの環境は一見優等生のように見えるが、それを表現にまでしていることには共通するものがあるのかなと思います。 #AF0525

2013-05-25 18:30:13
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

金野:畑さんの作品を見ると尖って見えて、今日普遍という言葉を聞いて驚いています。作家性との関係についてお聞きしていいですか? 山口:田頭さんと畑さんの普遍性には差異があるのかなと僕も感じていました。 #AF0525

2013-05-25 18:31:28
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

畑:僕の言うコンテクストというのは、僕が感じた現代の中で発見したもの。それは今まで発見されなかったコンテクストに乗っているとも言える。 #AF0525

2013-05-25 18:34:09
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畑:例えば、家族と呼ばれるコミュニティの中にいてもバーチャルな関係が外で広がっているという状況がある。そういうスタイルに建築家がハードとして何かを提示できているのか。そういうことも含めてコンテクストなのでは。なぜそういう要請があるのかを真面目に答えていきたい。 #AF0525

2013-05-25 18:34:55
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

島田:僕は金野さんの方がラジカルではないかと思っている。金野さんは建築の新しさには興味が無いのではないか。60年代のレコードを使ってDJをするような、編集するような態度なのではないかと思う。 #AF0525

2013-05-25 18:36:12
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金野:最近ようやく自分がラジカルなことやってるなと思うようになった笑。変わったことをしたいと見えるように作っていたなと。おっしゃる通り、アーキフォーラムに来るまで新しいということに全く興味が無かった。今までのよかったと言われることを今に投げるという認識。 #AF0525

2013-05-25 18:37:59
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

山口:香川さんも新しいを目的にしている訳ではないと思うのですが。 香川:まさに塚本研の歴史を物語ってるなと笑。何かを壊すものを作れと言われていた。 #AF0525

2013-05-25 18:44:26
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

香川:僕は既存のボキャブラリーをそのまま使おうという意識は今も昔も無くて、今あるものを更新・拡張する(共通になる)ような状況を生めれば。 #AF0525

2013-05-25 18:44:36
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

山口:今津さんは作家性をどう捉えますか? 今津:今建築では経済性のようなものを重要視されていて、そこに思い入れのようなものがない。香川さんのDアパートメントが今ある変数を使ってゼロから考えていて、それが作家性なのかなと。 #AF0525

2013-05-25 18:46:23
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

島田:Mundaneというのは作家性を必要としていな概念だと思っていて、そこに対立軸を引けるのではないかと思って聞いていた。ある種の知性の働きとして、新しさが必要ないという議論が成り立つのではないかと思って先程から話していました。 #AF0525

2013-05-25 18:47:33
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

香川:みんな非作家的な建築家をつくるということを、10年前くらいに目指していた。そこからどう変わったかが重要だと思う。 畑:作家性は極めて重要だと僕は思っています。作家性を否定して物をつくることは不可能ではないか。ある個体が状況を見たということを通して見なければ。 #AF0525

2013-05-25 18:49:36
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

畑:そこで自分の主体から見ると、作家性なしでものを作れないというのははっきりしたのではないか。そこのプロセスの中に客観性を取り入れることは有効なのではないかと。客観性は作家性を翻訳して他者に伝えるものとして活用できるのではないかと思う。 #AF0525

2013-05-25 18:51:27
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

香川:作家性と他者性を両立させることは難しいと思うのですが。 畑:確かに簡単ではないかも知れないが、他者性は色んなフェーズで必ず介在してしまうものなのではないか。 #AF0525

2013-05-25 18:52:50
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

山口:それぞれのスタンスはその人の中でしか成り立たないとは思うが、田頭さんのMundaneとDesign Soilの活動に差異があるように思えるのですが。 #AF0525

2013-05-25 18:55:07
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

田頭:普通であること・作家性を排除することは使いやすい方向に向かうのですが、その考え方が当たり前になった先に今の状況があるのではないか。その上に感覚など多様なものが積み上げられているのではないか。 #AF0525

2013-05-25 18:56:31
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

木村さん(質問):香川さんのお話が面白かった。香川さんの言う言葉は今にふさわしい言葉という意味で使われているのでは。定義されていない言葉をつかってコンテクストを定義し、その次に新しい状況が生まれるのかなと。作品性の定義を誰がするのかという職能のお話だったのかなと。 #AF0525

2013-05-25 19:00:36
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

香川:作家性というより職能について話していたとは思います。建築家が話す言葉が変わっていかないと、社会からの目が変わらないのではないか。空間に感動するとかではなく、そういう建築の言語をぶった切ってでも建築の外にいる人と建築家が共有できるようにならなくては。 #AF0525

2013-05-25 19:02:59
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

田頭:同じ言葉を使っていても認識が違うと通じ合えない。香川さんがおっしゃるように、言葉の認識のズレを解消していくことが大事なのかなと思います。 #AF0525

2013-05-25 19:04:22
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

満田さん:ある種まどろっこしく感じるのはそういう時代なんだろうなと思う。こんな議論を必要としなかった時代(建築家という像があった時代)から、他者性という言葉が出てきた時代になり、作家性と他者性をどちらも持ち続けなければという議論はとても現代的だなと。 #AF0525

2013-05-25 19:07:33
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

香川:他者が誰かということを考えなければいけない。特定の誰かではない。 #AF0525

2013-05-25 19:08:23
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

垣内さん:確かにかつて語られていた作家性の議論を経て、新しい建築の言葉なんて多分無いんだろうと。それでも、建築を語る言葉をドグマではない言葉で語ることで建築の外の人が関われるように開かれていく可能性はあるのではないかと思います。 #AF0525

2013-05-25 19:10:47