ガルパンラジオ#20 「AMX-30」

ガルパンラジオ第二十回、今回はフランスの第二世代MBT、AMX-30です。 レオパルト1と腹違いの兄弟といった感じの戦車ですね。
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西住みほ @Miho_Nishizumi

AMXとは『Atelier de Construction d'Issy-les-Moulineaux(イシー・レ・ムリノー工廠)』の略です。 #gpradio

2013-05-25 21:38:52
西住みほ @Miho_Nishizumi

主砲の105mmライフル砲は、EFAB社(Etablissement d'Etude et de Fabrication d'Armement de Bourges:ブルジュ兵器研究造兵廠)で、エンジンはイスパノ・スイザ社が担当しました。 #gpradio

2013-05-25 21:41:33
西住みほ @Miho_Nishizumi

1960年9月には第1次試作車2両が完成。61年4月に試験開始。61年7月には6両の増加試作車両が発注され、62年には第2次試作車両も発注されました。 #gpradio

2013-05-25 21:44:25
西住みほ @Miho_Nishizumi

1962年10月、ブルジュとサトリで、フランス、西ドイツ、イタリアの三カ国による共同試験が開始されました。この試験にはベルギー、オランダ、アメリカがオブザーバーとして加わっていました。 #gpradio

2013-05-25 21:46:26
西住みほ @Miho_Nishizumi

同じ時期に西ドイツの試作車(後のレオパルト1)も西ドイツのメッペンで三カ国共同試験に供されました。 #gpradio

2013-05-25 21:47:51
西住みほ @Miho_Nishizumi

フランスが制作した7両の増加試作車は1963年初頭にシャンパーニュ射撃場で一般に公開されました。 #gpradio

2013-05-25 21:51:38
西住みほ @Miho_Nishizumi

増加試作車の順調な仕上がりに満足したフランス陸軍は、1963年7月、この戦車に『AMX-30』と命名しました、これは『AMX社の30トン級戦車』の意味です。 #gpradio http://t.co/ETme9i1Hug

2013-05-25 21:53:34
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西住みほ @Miho_Nishizumi

AMX-30はM47を代替する戦車として正式に採用されることが決定されました。 #gpradio

2013-05-25 21:56:25
S-ink エスインク @S103_S_ink

生産工場の動画です(モノクロ無声) http://t.co/Sf0OxXmsGd #gpradio

2013-05-25 21:58:17
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西住みほ @Miho_Nishizumi

仏独両国がそれぞれ自国で開発した戦車を採用したため、標準戦車計画自体にはほとんど意味がなくなっていましたが、1963年8月~10月にかけてブルジュ、サトリ、メッペンでイタリアを監督官としてAMX-30と西ドイツ側の試作車の比較審査が行われました。 #gpradio

2013-05-25 21:59:43
西住みほ @Miho_Nishizumi

この審査中、ドイツ側の試作車は「レオパルト」と命名されています。後にレオパルト2が正式化された際には、レオパルト1に改称されました。 #gpradio

2013-05-25 22:01:54
西住みほ @Miho_Nishizumi

この審査でAMX-30はレオパルトより6トンも軽いにもかかわらず、10%も速度が遅く、18%も加速が遅いことが判明しました。性能よりコストを重視した結果ですね。 #gpradio

2013-05-25 22:05:41
西住みほ @Miho_Nishizumi

なお、イタリアさんは開発に伴うトラブルやなんやに嫌気がさしたようで、結局アメリカからM60A1を導入しています。ところが、その後1970年になってイタリアはレオパルトを導入することに。その上ライセンス生産権まで手に入れてます。ちゃっかりしてますね、イタリアさん。 #gpradio

2013-05-25 22:08:03
西住みほ @Miho_Nishizumi

さて、AMX-30を採用することにしたフランスですが、国防政策の変更と財政難のため、1965年まで戦車の購入予算が確保できませんでした。1965年からようやくAMX-30の第2次増加試作車2両が制作されます。 #gpradio

2013-05-25 22:10:06
西住みほ @Miho_Nishizumi

西ドイツより遅れましたが、フランス陸軍は第2次増加試作車の車体をAMX-30の生産型として、1965年から1970年度予算での量産が決定されました。 #gpradio

2013-05-25 22:13:38
西住みほ @Miho_Nishizumi

AMX-30の量産はARE社(Atelier de Construction Roanne:ロアンヌ工廠)で行われ、最初の生産型は1966年に完成。1967年からフランス陸軍への配備が開始されました。 #gpradio

2013-05-25 22:16:44
西住みほ @Miho_Nishizumi

AMX-30戦車の生産は1974年まで続けられ、合計で1,046両(内フランス陸軍向けは387両)が完成しています。 #gpradio

2013-05-25 22:18:55
西住みほ @Miho_Nishizumi

1973年にはAMX社、APX社、EFAB社、ARE社、ATS社などフランスの主要な陸上兵器メーカーで構成された企業体『GIAT』が設立されました。これ以降、フランス軍向けの陸上兵器の開発生産はGIAT社が中心となって行われるようになりました。 #gpradio

2013-05-25 22:22:05
西住みほ @Miho_Nishizumi

GIATはフランス語のGroupement Industriel des Armements Terrestres(陸上兵器企業連合)の略です。 #gpradio

2013-05-25 22:25:59
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

この時のフランス戦車といえば揺動砲塔!ってイメージを持ちますが、先の西住殿のツイートにあった「NBC防護」の面で揺動砲塔はそのメカニズム上(隙間が多いので)弱いため、AMX-30では通常砲塔に戻っております。 #gpradio http://t.co/TvcOlKajRJ

2013-05-25 22:27:36
西住みほ @Miho_Nishizumi

AMX-30は標準戦車計画の影響もあり、そのサイズや形状はレオパルトとよく似ています。装甲防御力を犠牲にして機動力と火力を充実させる、という点も共通ですが、レオパルトより小型軽量に纏められ、コスト軽減が図られています #gpradio http://t.co/8vZ9LhCUvq

2013-05-25 22:29:42
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西住みほ @Miho_Nishizumi

主砲はNATO標準のL7 105mm砲ではなく、国産の56口径105mmライフル砲CN-105-F1を装備しています。この砲はL7系の105mm砲と弾薬の互換性が全くなく、『G弾』と呼ばれる特殊なHEAT弾を発射するために設計されました。 #gpradio

2013-05-25 22:33:44
西住みほ @Miho_Nishizumi

HEATは成形炸薬の爆発エネルギーを使って金属ライナーを高速のメタルジェット化し、その運動エネルギーで装甲を貫徹する砲弾です。ですが、ライフル砲でこれを撃つと、威力が落ちるという欠点がありました。 #gpradio

2013-05-25 22:36:34
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