とりあえず一般教養レベルから、シャルル、ヴェルジュ『大学の歴史』あたりを読み返してみよう。http://t.co/9Vf3NYrIKX あと古典過ぎるけど積ん読のハスキング『大学の起源』も http://t.co/QaNMhz6xuG
2013-05-29 13:44:50社会制度の変化に対応してある程度必然的に起こったことと、何らかの欲求に駆動されて特に必然性はないのに起こってしまったことが複雑に絡み合って、その結果として大きな枠組みがずるっと動くという感じ。しかし教科書的説明だと後者はなかなかスポットライトが当たらんよね。
2013-05-29 13:45:18@kunisakamoto それだけでないものを見つけるには、もっとミクロな分析単位でやった方がいいかもですね。都市単位とか。「大学」「西ヨーロッパ」でくくるとつらい…
2013-05-29 13:45:54@okisayaka で、ででででも、文芸共和国と大学制度は広域的にまたたくまに広まるわけですよね。制度も言語も議論の形式もすべて共有した集団とそれをさせる制度が出現するという。なかなか切り取れないおおお。
2013-05-29 13:48:32変化の不可逆性が、変化の質と量と速度の兼ね合いでどんなふうに規定されて行ったのかをそれぞれの事例の中で腑分けしていかないといけない。江戸の読書会なんかは質と速度が先行してちっちゃい知的サークルがぽこぽこできて、それが全国に広まった結果量的な知的枠組みの変動が起きている、のかな。
2013-05-29 14:05:07@kunisakamoto 結局、個々の研究ごとに、地域社会と大学との関係を見たいという気持ちと、広域に成立した大学のネットワークを理解したいという気持ちのどっちかを優先させざるを得ないんじゃないかなあ。その辺どう?
2013-05-29 14:34:51@kunisakamoto 当時って、地域に関しては自給自足の経済システムが頑としてあって、非識字者が大量にいて、それらの小宇宙を細くゆるく商人やら大学人やらがつないでる感じの社会なんでは。大学全体を見ようとすれば必然的に地域は見づらくならないもんかなと。
2013-05-29 14:37:46@okisayaka ウムウム、そのとおりだと思います。地域社会と大学との関係についても、大学が多様な支配領域に散らばっているということから、学部の新設にしろ教授の承知にしろ多くの場合広域的な関係によって規制されているという側面があるのがみそといえば味噌かもしれぬ。
2013-05-29 14:37:59大学史というと、図版の豊富な Charters of Foundation and Early Documents of the Universities of the Coimbra Group (2005, 2nd Revised Edition) が気になりますね。
2013-05-29 14:42:17Charters of Foundation and Early Documents of the Universities of the Coimbra Group (2005, 2nd Revised Edition) http://t.co/95tdVdQHS7
2013-05-29 14:42:30上智の原典集成に収録されているものとは別の訳。北川朋子訳「トマス・アクィナスによるパリ大学神学部教授の就任講義「聖書の称賛」」(2012)PDF 北川朋子 http://t.co/qxlsoQTSgs
2013-05-29 14:44:42「「十二世紀ルネッサンス」の概念を定着させたハスキンズは、同世紀を「高度の学問を制度化した時代、少なくとも制度化の動きを定めた時代」とし、その文化的要因としての「古代文化の再生」を主張した」4 http://t.co/EebrzKCg2H
2013-05-29 15:26:17「コムーネ(中世自治都市組織)は、従来存在しなかった独立の法的団体となったため、団体としての法的地位を明確に位置づける必要があり、あたらな法的整備のため法学研究が勃興した」4 http://t.co/EebrzKCg2H
2013-05-29 15:27:48児玉善仁氏の博士学位論文「イタリア中世大学の成立と変容 : 組織の構造と学位授与の機能」が PDF で公開されている。名古屋大学出版会から書籍化されたものの元の論文だろう。「シライシ」とあるが、Nancy Shiraishi だろうか。http://t.co/EebrzKCg2H
2013-05-29 15:34:00児玉善仁『イタリアの中世大学:その成立と変容』(名古屋大学出版会、2007年)Amazon http://t.co/Xxfrx10uVc 版元 http://t.co/Ohu7ca5HvK
2013-05-29 15:53:10