第一回大罪大戦黒陣営【交流フェーズ01】

第一回大罪大戦黒陣営【交流フェーズ01】 最初の一週間 黒陣営はPC同士の会話も多く、一番に扉の番号を決めていました。
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LiljaのIra @Fiteenl_sin

「酔う、ね、確かに眠りに酔ってるかも。誰も起こしてくれないんだもの」 肩を竦める。途端口に残った特徴のあるソレに眉根を寄せた。 「……紛らわしい」 押し付けようとコップを突き出す。そこに聞こえたインヴィディアの声には首を傾げた。 「眼鏡? それが……」 手を伸ばす。あ、と呟いた。

2013-06-08 04:08:40
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

「どっちも寝起きにはあんまりだよ…」 平然としてる様子に流石と呟き、今度は此方がコップを引き寄せようと。 「一応此処、スペルビアの城のはず…だよねぇ」 何処までも当たり前という言葉に、性質を考えれば納得すればいいのか。悩めばいいのか 「無くても見える?伊達?」 ひらり。手を振って

2013-06-08 04:14:13
アヴァリーティア @ebleco_sin

「見えてないのか寝呆けてんのかだな」 空になったグラスを円卓に置き、差し出されたコップを手に取ろうとした所で、それはインヴィディアの手の中に。宙を空振った掌は、その向こう側にあるチョコを一つ、距離を無視して『掌握』した。 「スペルビアの物は俺の物、世の中大体の物は、俺の物だ」→

2013-06-08 04:22:35
アヴァリーティア @ebleco_sin

→仕方無しに、男はまた掌の中でチョコレートを砕く。顎を上げて、口の中に粉を流し込むような姿勢。手に残った粉を払いながら、蒸留酒のボトルに手を掛ける。じゃりじゃりとした咀嚼音。 「……何なら、お前らだって、『こちら側』っていう意味じゃ、俺のものみたいなもんじゃねぇか」

2013-06-08 04:25:42
LiljaのIra @Fiteenl_sin

「ここにあるの全部お酒? 食料庫とかどこにあるのかしら……」 引き受けてくれる手の動きには素直に甘えて呟く。『強欲』の座にある者が『掌握』を体現するのだ、仕方の無い事なのだろうが。 目の前を左右に遮る掌を見やり、そして声に苦笑する。 「あれは伊達。ちゃんと全部見えてるわよ」 →

2013-06-08 04:28:13
LiljaのIra @Fiteenl_sin

→にしてもと、円卓の縁に寄りかかりながらもその男を見やる。豊かなチョコレートの香りをさせつつも有り得ない音を立てるそれには一旦眼を瞑って。 「……あたしの『座』も『罪科』も、貴方にはあげないわよ、アヴァリーティア。貴方が怒るのは怒る為ではないのだもの、それでは『憤怒』足り得ない」

2013-06-08 04:29:39
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

コップはそのまま己の手の中に。こくり。飲んでみるも不味いか美味いかわからない。味覚は半端なままだ。微妙な表情で結局飲みかけを再びアヴァリーティアの方へ追いやった。 「来る途中に厨房は見かけたけど…」 答えながら、眼鏡が無いのも似合ってる。と笑いながら手を下ろす。→

2013-06-08 04:33:25
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

→「幾ら君でも大罪まで自分のものって言うと思わなかった。嬉しいけれど。」 「でも僕を物にするなら、僕にも全部くれなきゃ。全てを見て必要としてくれなきゃ。唯一じゃなきゃ嫌だ」 本当に嬉しいから笑いながら言う。でも傍らの憤怒の言葉を耳にしながら。やはり自分達は大罪だと、思う。

2013-06-08 04:36:41
アヴァリーティア @ebleco_sin

無造作に、片手でグラスに注いだ蒸留酒。それでチョコレートの味がする硬い物体を流し込む。 「……ま、今の俺に奪えないものは、それだけだからな」 それは、ある種の真理でもあった。 況して、同じ『大罪』に座する者同士、『その座』だけは『その罪』だけは、如何なる強欲と言えども奪えない。→

2013-06-08 04:41:43
アヴァリーティア @ebleco_sin

→男は押し付けられたコップを、平然と手に取る。この男には『今あるから要らない』という発想は無いのだ。 「……なら、『座』や『罪科』は、今はいいや。代わりに『お前らをくれ』。俺も、俺をやろう。それでお前ら二人が手に入るなら、差し引き俺が手に入れるものの方が多い」 平然と、男は笑う。

2013-06-08 04:46:33
アヴァリーティア @ebleco_sin

「……あ、待てよ。でもそうすると、インヴィディアが『唯一』じゃなくなるから、インヴィディアが手に入らないか? ……中々儘成らねぇな。結構本気で欲しいんだけどな……」 ふむ、と。片手を顎に宛てて、思案。 悪気があるようには見えない。詰まる所、こういう男なのだ。

2013-06-08 04:48:58
LiljaのIra @Fiteenl_sin

虚をつかれたような顔を、女は作った。そして呆れたような感心したような面白がるような愉しむような、色んな者がない交ぜになったそのまま軽く声を上げて笑う。 「あはは、やっぱ面白いわアヴァリーティアって。でも今の台詞はルクスーリアに言ってあげたら、きっと『悦い』反応が返ってくるわ」 →

2013-06-08 04:54:53
LiljaのIra @Fiteenl_sin

→手に入れる為に己を差し出す事を厭わないのは純粋に好ましい。求めるだけなら無知でもできる、だが等価を心得ているからこそ。 「でもそうね、私よりもインヴィディアの方が強敵。もし貴方があたしを『満たせる』のなら……あたしをあげても良いけど」 硝子に遮られない眼を細める。それは、本意。

2013-06-08 04:57:01
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

「さっすが。場所が場所なら、アヴァリーティアはイロオトコとか、色んな呼ばれ方されそうだ」 素直に感心の溜息。イラの言葉に同意を示す様に笑いながら頷いて 「当たり前。だって僕は【嫉妬】だよ。余りある愛情嫉妬全部受け止めて全部返してくれなきゃ。でなきゃイラに嫉妬しちゃうじゃないか」→

2013-06-08 05:03:06
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

→罪故にそれを求める。常に満たされぬもの。 「でも本当に嬉しいんだよ。その言葉は。僕は黒の皆が何より羨ましくて、何より好きだよ」 本心からの言葉を、静かに漏らす。が 「…ルクスの喜びそうな感じの、気配?ああ、でも二人がもし互いのモノになったら僕きっと両方に嫉妬するんだろうなぁ…」

2013-06-08 05:03:52
アヴァリーティア @ebleco_sin

「『色欲(あいつ)』は駄目だ。『俺』を呉れてやったら返さないし多分壊すからな。割に合わねぇ」 コップから、唇。蒸留酒が喉に落ちる。一人ずつ口を付けたそれはまるで、契りを交わす盃めいていて。 「何とか俺を半分で、って訳には行かないのが悩み所だな。それだけで『満足』させるには……」→

2013-06-08 05:07:31
アヴァリーティア @ebleco_sin

→一息に、飲み干した蒸留酒。 「……『まだ足りない』。奪い足りないんだ。『向こう側』と戦って、殺して、奪い尽くして、全部を『俺のもの』にしなきゃいけない」 円卓に置いたコップ。三人の中央。空の杯。 「だから、お前らは、誰にも自分を呉れてやるな。いつか俺のものになるんだから、勝て」

2013-06-08 05:13:30
LiljaのIra @Fiteenl_sin

「――言われなくとも」 口の端を、吊り上げる。この身この肌この指先の一つたりとも、敵に渡す心算など毛頭ない。胸の内、否、脳髄の奥底にまで抱え込んだ衝動は同じ、その性質が違うだけ。ならば選択肢は自ずと一つに絞られるのが、道理というもの。 「あたしは、『憤怒(あたし)』だからこそ」

2013-06-08 05:22:17
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

言葉を引き継ぐように、継ぎ接ぎは嬉しげに笑う。 「僕が【嫉妬(僕)】であるがまま居れる唯一をくれたんだから」 だからこそ、それが術ならば幾らだって剣を取ろう。幾らだって手を汚そう。ただ衝動の儘。衝動を抑えず、ただ屠るだけ。 「奪え。必ず勝て。――黒は全てを塗り潰す。…でしょ?」

2013-06-08 05:31:38
アヴァリーティア @ebleco_sin

「……決まりだな。忘れるなよ? お前らは『予約済み』だ」 にたり、と。口元が孤を描く。 「……塗り潰すぞ。何もかも。やる事なんて、いつだって一つだ。奴らを蔑み、喰らい、妬み、怒り、貪り、虜にして奪い尽くそう。俺が『強欲(おれ)』である儘に、俺達が『大罪(おれたち)』である儘に!」

2013-06-08 05:37:29
アヴァリーティア @ebleco_sin

夜が、明ける。 罪達が目覚め出す。 我等は罪、罪にして自己。 ならばこの罪こそが我々であり、 我々を束ねるものはそれだけでいい。 夜が、明ける。 狭間が開き出す。 我等は罪、罪にして願望。 ならばこの罪こそが我々であり…… 他色有象無象の大罪こそが、我等の屠るべき標的なのだ。

2013-06-08 05:58:04
ルクスーリア[色欲] @whycame_sin

此度の招集以来、傲慢の城で過ごす者が多い中。色欲の女はふらりと外に出ては数刻を経て戻ってくる。そんな数日を送っていた。 今日も、既に短針が天辺を指し終え傾きはじめた頃に女は城内に現われた。 自室への途中、足を止めてテーブルの様子を見れば 紙に残された走り書き。女は柔らかく微笑んだ

2013-06-09 02:20:51
アヴァリーティア @ebleco_sin

――そして『大罪』は、 何時だってこの円卓から始まる。 放り投げられた駒。 その駒には『-4』と番号が刻まれていた。アーチェディアの取り分だ。怠惰は遂ぞ、自分から円卓の中央に置かれた駒に、手を伸ばす事はしなかった。 ガン、と。駒が音を立てて握り潰された。男の口元が、弧を描く。

2013-06-10 04:25:52
アヴァリーティア @ebleco_sin

@takami_sin @whycame_sin @Fiteenl_sin @meiji_sin @klown_sin @nobara_sin 刻は、満ちた。 男の掌中。一枚のコイン。 最早、『大罪』に命令は必要無い。 「……行くぞ」 男は、端的にそう言って嗤った。

2013-06-10 04:31:47
【暴食の雛】 @meiji_sin

「グラ***エダクスへ」のメモを拾い上げる青年の姿。 皿の上のケーキはもうとっくに無く、その顔には満足そうな笑が浮かんでいる。 メモまで《口》の中に放り込むと丁寧に咀嚼した。ぺろり、唇を舐めると幼い姿に戻る。 不安定な姿を維持するのに、もっとたくさんのモノを食べる必要があった。

2013-06-10 17:02:33
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