第一回大罪大戦黒陣営【交流フェーズ01】

第一回大罪大戦黒陣営【交流フェーズ01】 最初の一週間 黒陣営はPC同士の会話も多く、一番に扉の番号を決めていました。
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【暴食の雛】 @meiji_sin

もっと、もっとたくさん、だ。 食べなければ、ならない。

2013-06-10 17:02:54
【暴食の雛】 @meiji_sin

「おやつ持ってってイイ?」 アヴェリーティアの声に、まるで遠足に行く子供の顔を向ける。 いや、これは食べ放題に向かう顔か。

2013-06-10 17:03:56
アヴァリーティア @ebleco_sin

@meiji_sin 「おやつは現地調達しろ」 片腕。潰れたコインを指先で弾く。放物線を描く軌道。落ちる先は、グラの口元。 「……『食べ放題』だろ? 『こっち側』の食い物はとっておけ。帰ってからのお楽しみだ。その代わり、『向こう』にあるものは、全部食っていい。全部だ。何もかも」

2013-06-10 17:29:12
【暴食の雛】 @meiji_sin

@ebleco_sin 「げんちちょうたつ」開いた口にコインが落ちる。ぺろり。かりかりと口内で転がしてその音を楽しんでからごくりと飲み込んだ。 「そっかあ、じゃあ我慢する」「どれが美味しいのかな、当たりだといいな」想像して、口はしから涎がこぼれそうになる。これも我慢だ。

2013-06-10 18:16:35
LiljaのIra @Fiteenl_sin

「やっと、ね」 待ちくたびれたといわんばかりの声を上げて、女は椅子、肘掛けにもたれていた身体を起こす。伊達の眼鏡の据わりを直して、コートの中から一つの駒を取り出した。符号のない"4"の文字。軽く、握り締める。 「先に行くわ」 言いながら、裏腹に女はゆっくりと立ち上がる。 →

2013-06-10 18:30:13
LiljaのIra @Fiteenl_sin

固い音を響かせながら円卓を離れ、最中に手の中のそれを、高く放った。 「――第四は、『憤怒』の領域」 上向いた掌、指先、整えられた爪が旋律の指揮の如く空を切る。刹那乾いた破裂音、駒"だったもの"が雨の様に床に落ちる。 「死なない程度に、潰してくるわ」 ひらり、後ろに手を振りやった。

2013-06-10 18:30:20
アヴァリーティア @ebleco_sin

「応(おう)」と、一言だけ、男は答えた。 連られるように、男も椅子から腰を上げる。足の力だけで立ち上がるような、上体を反らすような姿勢。「……嗚呼、そうだ、スペルビア」頭が、持ち上がる。肩越し、男は傲慢に笑い掛けた。 「お前がもし死んだらさ、この城、俺にくれよ」 軽口が、一つ。

2013-06-10 18:42:13
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

迷いなく宣言とも取れるイラの言葉を聞きながら、此方は複雑と言える表情を浮かべた。グラ程飢えて居る訳でもなく、アヴァリーティア程欲している訳ではないのだ。それ程にこの数日は、自身にとって得難い何かを持っていた。けれどこれが永劫続く事は、無いと、分かっているからこそ。

2013-06-10 19:24:18
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

@Fiteenl_sin 伝えたかった事等まだ沢山あると言うのに。――ねぇ、イラ。帰ったら名前を言わせてよ。僕なりに考えたんだ。その言葉は凛と立つ彼女の背に今は向けるべきではないと思い、開きかけた口を閉じる。 伝えるために、もう一度この場に、戻る為に。

2013-06-10 19:27:45
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

不吉とも取れるアヴァリーティアの言葉に思わず眉をしかめる。縁起でもない、と思うもののわざと、だと勝手に納得すれば相変わらずだと頬杖を突いてその様子を見守り。 「グラはお腹いっぱい食べてきなね。」 『いつも』と変わらぬ青年――少年の様子に、少しだけ笑って。

2013-06-10 19:36:55
superbia @takami_sin

@ebleco_sin 「ハッ」女性は彼の言葉を鼻で笑って。「お生憎様。私が奴等如きに殺されるなんて、ありえませんわ」進むべき扉を示す駒はもう掌中には無い。覚悟など、とうに決めている。「それよりも。あなたは自分の心配をした方がよろしくてよ」ひゅ、と腕を一振り、何かを彼へ投げた。→

2013-06-10 20:50:39
superbia @takami_sin

@ebleco_sin → 受け取れば、それは紫とも黒ともつかぬ色の宝石があしらわれた指輪。「お守りですわ。あなたの腕が片方無いなら、補うモノが必要でしょう?」『傲慢』の財たるそれがいかに高価かは計り知れないが――それ以上の価値があるとすれば、それは、込められた再会への想いだ。

2013-06-10 20:55:58
アヴァリーティア @ebleco_sin

@takami_sin 片腕だろうと、男は投げ渡された物を決して取り零しはしない。 殊更『掌握する』という事象において、彼は他の何よりも卓越している。 「……返さねぇぞ?」 男は嗤う。言外に、強欲も傲慢も、欠ける事無くこの場へ帰ってくるのだと、挙げた片腕と口元は前提としていた。

2013-06-10 21:07:00
superbia @takami_sin

@ebleco_sin 「当然。返してもらうつもりなんてありませんわ」何かが『強欲』から戻ってくる道理は無い。彼から何かを貰おうとしたって、くれるはずが無い。ならば、勝手に貰って行こう――その表情さえ、その言葉さえあれば、私がここへ再び戻るための力とするには、十分すぎる程だ。→

2013-06-10 21:12:23
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

@klown_sin 袖から駒を取り出しながら 「そうだ。アーチェディア」 聞こえているのかわからぬ相手へ声を 「ねぇ。変な態度ばかり取ってごめんよ。戻ってきたら一つ、話をさせてよ。 今なら話せる気がするんだ」 先日の反抗的な態度とは打って変わって。何時もの表情で笑った

2013-06-10 21:17:18
superbia @takami_sin

@ebleco_sin 「――さ。少しばかり楽しんできましょうか。 『傲慢』の名に賭けて、絶対の勝利を『黒』へ。その結果だけあれば、ひとまずは満足ですわよね」彼女は笑い、靴音を鳴らす。扉の前に立つ。開けばもう戻らない。その腕は、背は、『世界の王』を自称するには、あまりにも華奢だ。

2013-06-10 21:17:42
アヴァリーティア @ebleco_sin

@takami_sin 「お前のそういう気前の好い所、好きだぜ?」 掌から、口元、唇から、指先。男が中指に填(は)めたそれは、まるで約束めいていた。一度、握った拳。光る宝石。成程、この男を飼い慣らすのなら、首輪か指輪が似つかわしい。 「……ああ、ちょっと行って殺し合って来よう」

2013-06-10 21:22:17
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

@takami_sin @ebleco_sin 二人の約束めいた会話を目を細め羨望の眼差しで見やる。狂おしい程に愛おしく、妬ましく羨ましい 「ねぇ、じゃあ。僕にも約束を頂戴。帰ってきたら名で呼んで。 そして今は――僕の【座】を、呼んでよ」 有りの儘でいていいという居場所の、名を

2013-06-10 21:29:18
superbia @takami_sin

@nobara_sin 「……ええ、『インヴィディア』。あなたも帰ってくる事。どんな相手でも捩じ伏せる程の『罪科』がインヴィディアにはあると、私は信じていますわ」背中越し、彼女はにこりと笑いかける。それは数日前と寸分たりとも違わない表情。揺らがない。『王』を名乗るなら、最後まで。

2013-06-10 21:32:23
アヴァリーティア @ebleco_sin

@nobara_sin 「……ああ、いいぞ、『嫉妬(インヴィディア)』。帰ってきたら、『真名(なまえ)』で呼んでやる。接吻(くちづけ)を呉れてやる。だから、代わりに『お前』を少し寄越せ。全部とは言わない。まずは一部でいい。前払いだ」 歩き出した、背中越し。男は緩く指輪を翳した。

2013-06-10 21:34:31
アヴァリーティア @ebleco_sin

緩慢な、足取り。本当に「ちょっと行って殺し合って来る」とばかりに、男は首の骨を鳴らした。視線を、広間の面々に向ける。男はこれ以上何も言わない。「行くぞ」と、男は既に口にしたのだ。これ以上は、何も要らない。『罪』には、命令は必要ない。広間を出る。扉を潜る。一歩踏み出した先は、戦場。

2013-06-10 21:35:48
superbia @takami_sin

す、と。扉の前、彼女は右手を掲げる。「我が名はアポロニア。『傲慢』の座にして世界の王」高らかに、声は響く。「王の名の許に、一片の花弁まで余さず加護を。『大罪』の意志により、仇為す者へ――鮮血の華を」かつん。踏み出した。二度と戻れない未来へ。「再び見えるのを、楽しみにしていますわ」

2013-06-10 21:37:53
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

『インヴィディア』 その名を呼ばれる事がこんなに嬉しいなんて。くしゃり。名を呼ばれ嬉しげに笑う。傲慢な彼女の言葉にどれ程救われたか。強欲な彼にどれほどの居場所を貰ったか、そして皆にも 「――戻ってくる。必ず。皆も、必ず。――嗚呼、本当に皆が何よりも羨ましくて、何よりも大好きだ」

2013-06-10 21:43:20
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

駒を手に。静かに席を立ち歩きだす。瞳にあるのは笑顔ではなく、決意を秘めた何か 「座を貰った時に先払い済みのはずだけどね。」 「居場所を、黒を、守る為に――僕の座も、皆の座も。奪わせはしないよ。奪う君たちは「妬ましく」「許せない」」 琥珀の瞳で前を見据え、静かに扉の奥へと踏み出した

2013-06-10 21:49:43
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