講義録……2010/09/17-18@榊研究室
- yukiminagawa
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ただ、仮想人格ってしてしまうと、ハッピーエンドのパターンがなかなかつかめないというか。モニタの中からヒロインが出てきてくれるといいんですが、そこまで大仕掛けにするとまた別にややこしくなる(それこそシリーズになりかねん規模)ので、これはボツ。 #sousaku
2010-09-17 23:42:20突破口の一つが『声優で釣る』だったと。ビジュアルが使えない分を釘宮=ツンデレとかの「声についた色」で補完してるのがここ数年ですね QT @ichiro_sakaki 『オリジナルのドラマCD』などというものは、本来、全く勝算が見えません。 #sousaku
2010-09-17 23:43:01ちなみにこういう案の変形版として、実は脳内嫁(二重人格)とか、実は体内に寄生されてるとかいうネタもありますが、まあこれもハッピーエンドにしにくいしな、と。別にハッピーエンドにしなくてもいいんですが、まあ、これは私の趣味w #sousaku
2010-09-17 23:43:42では第一案の「距離」を採用。でも外国、とかにするとありきたりでつまんない。他に遠いというと――宇宙? いかん、「ほしのこえ」になるw #sousaku
2010-09-17 23:44:53じゃあ異次元、異世界だ! という事に。 そういえば昔、電話が平行世界に繋がっちゃうSF小説を何処かで読んだ事があるような(題名も作者も覚えてないんですが、オチがかなりショッキングでした)。 #sousaku
2010-09-17 23:46:34@ichiro_sakaki 昔、放送部でしたが、演劇部が音と声だけのドラマを放送してくれと頼まれたがナレーションもないので不評。5日分あったけど放送したのは2日分だった。
2010-09-17 23:47:32ともあれ、電話が異世界に繋がる、という部分以外は全然違う話なので、じゃあこれでいってみようと。ヒロインは異世界にいる。主人公の持つ携帯電話だけがそのヒロインと通話出来る。でもいきなり間違い電話で――となると携帯電話って番号記録されちゃうからダメ。 #sousaku
2010-09-17 23:48:30@ichiro_sakaki 戦争中の日本(パラレルワールドだったか過去だったかは思い出せませんが)に電話でつながるボーイミーツガールのジュヴェナイルがたしかありました。 #sousaku
2010-09-17 23:49:24何というか、本当に「その携帯電話でだけ繋がるか細い絆」ってのが美しいと思ったので(これはある意味「ほしのこえ」の影響でしょうな)、じゃあ、自分の携帯ではなく、拾った携帯にしておこうと。特定の相手からしか電話を受け取れない不思議な携帯。 #sousaku
2010-09-17 23:50:16その携帯で、女の子と会話する。でも当たり前だけど、好きになったら逢いたくなる。でも異世界だから逢えない。でもそもそも異世界から電話してきましたなんて言われて信じるか? 信じないよなあ――などと考える。 #sousaku
2010-09-17 23:51:20となると、主人公は異世界からかけてますと主張する女の子の話を「電波」だと決めつけてしまう――というのが分かり易い。電波の妄想に遊び半分で付き合っていく内に、段々のめりこんでいく主人公、というのがいいかな、と。 #sousaku
2010-09-17 23:52:22@jibeta: 突破口の一つが『声優で釣る』だったと。ビジュアルが使えない分を野沢先生=いなかっぺ大将の「声についた色」で補完してるのがここ数年ですね QT @ichiro_sakaki 『オリジナルのドラマCD』などというものは、本来、全く勝算が見えません
2010-09-17 23:53:04@repunkuratuy あ、それですたぶん。平行世界で軍事国家になって、戦争中の日本てやつ。 #sousaku
2010-09-17 23:53:14@ZelkovaTreefolk ああ、時間的な距離ってのもありますな。過去からの電話でもアリ。 #sousaku
2010-09-17 23:53:46@jibeta 勿論、それはアリなんですが、話を貰った時点で有名声優さんに御願いできるかどうかさっぱりわからんかったので(主に予算とコネの問題)、それを前提に組み立てる事ができんかったのです。 #sousaku
2010-09-17 23:55:05まあ基本的な構造はこれで出来たとして。問題はオチ。先に「ハッピーエンドがいいよなあ」とか思っていたからこそ脳内嫁とか仮想人格とかにはしなかった訳で(まあ仮想人格でも後でアンドロイド体とか作ればいいのかもしれませんが。マルチ的に)。 #sousaku
2010-09-17 23:56:48かといって、こう、いきなり最後で異次元から転移してきました、ではちょっとこう、ほろ苦い青春もの、みたいな雰囲気ぶちこわしなので、これもダメ。 #sousaku
2010-09-17 23:57:44「そうだ、じゃあ本当に電波だったのはどうだ!?」――はい、勿論、本当に電波だった場合、読者の共感を得られるかどうか疑問ですね。という事で、『ヒロインは電波じゃないけど、こっちの世界に居る女の子で、たまたま出会えました』という形にする為に、本人の『夢』を使う。 #sousaku
2010-09-17 23:59:24そう、夢オチを逆手にとるw 逆手なんだかなんなんだか。まあとにかく、実はヒロインはヒロインで主人公との会話を夢に見ていて、ごく素直に(主人公を騙す積もりでもなければ、頭がおかしい訳でもない)恋に落ちていた、とすると、美しいかな、と。 #sousaku
2010-09-18 00:00:42まあなんだかんだでこれで一通りの物語構造が出来ました、と。こうしてあの『三分間の神様』の基本プロットはできあがった訳ですが――まあ諸事情あって、このドラマCDの企画自体が無期限延期になりましてなw #sousaku
2010-09-18 00:02:19どうしたもんかと思いつつも大量にプロットしまってあるフォルダに放り込んで忘れていた処に、先のファミ通からの依頼が来たもので、「んー。じゃあ神託を三分間に限定しよう」と。これで一本プロット完成。 #sousaku
2010-09-18 00:03:25