ふふふ、それは馬琴のいう「照応」という技じゃ。RT @315yen: パーソンオブインタレストも要約上手いんだよね。不必要なシーン飛ばしまくる。あとはエピソードの対比。主人公の過去を描きたいときは現在軸で同じシチュエーションを持ってくる。でもって主人公にもう一度同じ選択を迫る//
2013-06-12 01:18:41照応:「照対」ともいう。「譬えば律詩に対句ある如く、彼と此と相照らして、趣向に対を取るをいふ」⇒「照対」は「重複」とは異なる。「重複」は作者の誤りで前の趣向に似たことを後でまた繰り返してしまうことを指す。
2013-06-12 01:19:271.主客 能楽のシテ・ワキ⇒主役・脇役 エピソードごとに主役・脇役の分担があり、主役が脇役に、脇役が主役になるといった形で役割を変えることもある。
2013-06-12 01:20:502.伏線 「伏線は、後に必ず出すべき趣向あるを、数回以前に些墨打(ちょっとすみうち)して置く事なり」 墨打ち:前もって手を打っておくこと
2013-06-12 01:21:073.襯染(しんぜん) 「襯染は下染(したぞめ)にて、此間にいふしこみの事なり」 重要な事柄の趣向を出すために、数回前から事物の原因や経緯を入れておく。 趣向:作品の背景として選ばれた類型的な「世界」に対し、作者が当時の事件から取り入れたり、創作したりして盛り込む劇的工夫。
2013-06-12 01:24:164.照応 「照対」ともいう。 「譬えば律詩に対句ある如く、彼と此と相照らして、趣向に対を取るをいふ」 ⇒「照対」は「重複」とは異なる。「重複」は作者の誤りで前の趣向に似たことを後でまた繰り返してしまうことを指す。
2013-06-12 01:24:44例: ・牛の角の「照応」 船虫と媼内(おばない)が牛の角で殺される場面(第90回) 闘牛の場面(第74回)
2013-06-12 01:24:495.反対 同じ展開であっても、シチュエーションを反対のものとする。 「照対は、牛をもて牛に対(つい)するが如し。その物は同じけれども、その事は同じからず。又反対は、その人は同じけれども、その事は同じからず」 「事は此彼相反(あいそむ)きて、おのづらに対を做すのみ」
2013-06-12 01:25:18例: ・組み討ちの「反対」 現八が芳流閣で信乃を捕らえようとする(第31回) 信乃と道節が千住河の繋ぎ船で現八を捕らえようとする(第84回)
2013-06-12 01:25:236.省筆(しょうひつ) 事情の説明などをくどくどと繰り返すことを避けるため、その場の会話に参加していない人間に立ち聞きさせる。 地の文ではなく、登場人物のセリフとして説明させる。 「作者の筆を省くが為に、看官(みるひと)も亦倦(またたいくつせ)ざるなり」
2013-06-12 01:25:387.隠微 「隠微は、作者の文外に深意あり。百年(ももとせ)の後知音を俟(まち)て、是を悟らしめんとす」
2013-06-12 01:25:51稗史七則は八犬伝の途中で語られているエッセイみたいなものです。RT @315yen: 皆河先生のツイート拝見して気になってググったけどなかなか見つからなくて図書館で調べようかなと思ってたのでふぁぼりまくりんぐ!いやでも詳細調べたいのでやっぱ図書館はいきます。
2013-06-12 01:34:42『南総里見八犬伝』第九輯中帙附言、となります(*^_^*) @315yen
2013-06-12 01:36:23