音楽教師は生徒の身体に触って指導できるのか？ （イギリスの音楽学校のスキャンダル）

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（文化的な蓄積や、金銭、ステイタス的に）余裕のないことの多い移民層が音楽を学ぶときには「身体接触をしてはならない」などというのでは演奏技術もすぐには上達しないという危機感とも言える認識があることも多いようだ。

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昨日来twしている音楽教育（正確には器楽指導において教師は生徒の身体に触ることは可能か）の話に戻ると、こちらはゴーブとともにブレアの認識の甘さが見えてくる感じ。つまり、

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ミュージックマニフェストで提示された「すべての子どもに器楽演奏体験を」が、その実行において、extra curricular （課外教育）扱いとされてしまった点。

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その結果、フルタイムの学校所属の音楽教師ではなく外部からパートタイムで音楽教師を招くことになり、保護者と音楽教師が現実的に接点を持ちにくい形で器楽指導がなされてしまった。

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それらの音楽教師が時間的制約など非効率的な環境の中でなかなか成果を上げられない中で、このようなプレッシャー https://t.co/EC0ZgxbR をかけられることもあって音楽教育改革は失敗。ゴーブがそれに便乗という構図に見える。

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子どもの音楽教育現場をここ数年いろいろと見るはめになってしまったが、１対１の音楽教授がなくなりつつある流れは確かに感じる。 http://t.co/1xobJbVVmw 音楽教師たち異常に神経質になっているのを感じる。

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しかし、さすがにRNCMのホームページはセンスが良い。

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音楽（器楽）指導の現場が取り立てて性的なアビュースの現場になりやすいのは、クラシック音楽の歴史的的経緯よりも、身体の微妙な動きやら精神状態の細やかさが指導の対象になるという理由の方が大きい気がする。むずかしいところ。

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あるセカンダリースクールの音楽教師の話では、「生徒のピアノの譜めくりのために生徒（＝ピアノの譜面台）に近づくことすらためらわざるを得ないようなこともある。それがいつもなら対処できるが時と場合でちがうのでやりにくい」とか。

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2月15日に、[ http://t.co/NlGIpiVMMx… Chethams 音楽専門小中高学校のニュースページが更新されていた。学校としてはなす術もなく警察の全面介入。屈辱的な教育現場。] とtwしたこの学校の査察の結果 http://t.co/sxTWA12ssP

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と、かなりひどい実態が明らかになっている。 マンチェスター市議会の報告書 http://t.co/LpMI6K3xGV の結論の最後「この学校が公立だったら責任者を呼んで公的な再審査の対象だ」の文言が厳しい。 @SteFoyLesLyonFr

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同時に私立校と公立校の在り方の違い（とそれに付随する問題）も浮かび上がっている。 @SteFoyLesLyonFr

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音楽教育で器楽指導時に子どもの身体に触ることは可能かどうかについて2月17-18日、3月2日頃にまとめてツイートした。 http://t.co/EbHmDMv2JE いくつかの事件が明るみになった後、イギリスのコンセルバトワール各校でもいろいろと対策を進めている。

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例えば王立音楽院（ロイヤルアカデミー音楽院）では生徒／学生、その保護者に対しては報道からの接触（取材）があった場合はノーコメントとし、カレッジの担当者に接触があったことを知らせてほしいなどの要望を出している。

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単純に考えると箝口令、あるいは内輪で処理しようという態度にとれる。問題はジミーサベルの死去に端を発する過去の性的暴行の告発と、それらを暴露しようと積極的なメディアの動き。

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イギリスのクラシック音楽（教育）の世界は見ていてとても狭く、指導する側もされる子どもたちも出没する箇所がかぶることがとても多い。その点で今回、

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王立音楽院がコンセルバトワールUK連合と連携して事態の収拾／沈静化に当たっているのは妥当。同時に各校の「派閥意識」も表面化しているようにも見える。

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コンセルバトワールUKに属しているのは、現在、 http://t.co/1SLOboNpcB の8校。一方でパフォーミングアート系のカレッジへの進学手続きを行なっているCUKASに属しているのは、 http://t.co/oywtyxwWNX とちょっと組み合わせのちがう8校。

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まだまだややこしい状況が各組織とそれらの間で残っている。クラシック音楽界の閉鎖性はこんなところにも現れている。