吹奏楽部の毒舌な後輩botちゃんとtaro teraharaさんのインド音楽に関するツイートまとめ
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そういう訳じゃないんですよ… RT @Suisou_Kouhai: 記憶曖昧ですがインド音楽は1oct.を22分割するのでスケールの数が膨大になります。
2013-06-21 04:12:56@Suisou_Kouhai インド音楽では1オクターブに22音という話はありますけど(そして実際にはもっと多い)、でも音階自体は12(+α)で西洋音楽とそんなに変わりません。音階のバリエーションが多いのは、その組み合わせと上行下行の動き方によるものです。
2013-06-21 11:41:29@Suisou_Kouhai 22音というのは、同じ音名前の音でもラーガによって微妙に音程が変わってくる、その微分音程の数のことです。例えば半音のちょっと高いのと低いのとか、全音でも大全音と小全音(ピタゴラス的に)とあったりとか。
2013-06-21 11:48:36@srgmtaro @srgmtaro なるほど。以前何かの文献で○○地方の第○の音階とかいう話を見て、それで物凄い数の音階があるんだと思っていましたが、その認識の仕方は間違っていますか?
2013-06-21 11:53:47@Suisou_Kouhai ちょっとそれは原文みてみないと何ともですが、第○の音階みたいな言い方はあまり聞いたことないですね。。音階自体がたくさんあるのは事実です。
2013-06-21 12:02:52インド音楽基準でいけば、西洋音楽は微分音だらけです。というか平均律はすべて微分音。インド音楽の音程はたいていジャストな位置にくるので RT @Suisou_Kouhai: 西洋音楽基準でいくと微分音は珍しいかもしれませんが、インドの音楽では微分音が当たり前です。
2013-06-21 11:58:57@srgmtaro こういうお話は凄く楽しいです!インド音楽のそういう音程というのはどういった経緯で生まれて、何故それが根付いているのですか?
2013-06-21 12:02:28@Suisou_Kouhai 僕は研究者ではなく一演奏者であり、インド音楽の音階や音程と20数年向かい合ってきたにすぎないので、これはあくまで私見ですが……
2013-06-21 12:06:22@srgmtaro 数年前、ジャック・シャルパンティエかなにかの作品を聴いた時に少し調べて何かで見た気がします。確かでなくてすみません。
2013-06-21 12:06:50@srgmtaro なるほど。失礼しました。 なんとなくですが非常に数学が発展している国だと思うので、それと関係しているのかと思っていました。 これからもインド音楽とインド文化について教えて頂けたらと思います。
2013-06-21 12:09:10@Suisou_Kouhai インド音楽ではタンブーラというドローン(通奏低音)専門の楽器が使われます。通常は一度と五度か、一度と四度。その他一度三度、一度六度、一度減六度、一度七度など。すべて純正です。七度はいわゆる純正律の七度とは違いますが、別の純正ピッチ。で、、
2013-06-21 12:09:18@Suisou_Kouhai このドローンはラーガによって決まるのですが、常に場にその2つの純正音程があるため、それと調和するように他の音の音程の位置が定まるのですね。ドローンが五度の時の二度は大全音、四度の時は小全音、というように。
2013-06-21 12:12:33@Suisou_Kouhai 後は、そのラーガに含まれる他の音の音程やフレーズによって、とりうる音程が決定する、ということもあります。これはちょっとテキストでは表現できないですが……
2013-06-21 12:14:03(インド音楽に馴染みがない方々は多いと思いますが、シタール奏者のラヴィ・シャンカルはランパルやメニューインのようなクラシック奏者、コルトレーンなどのジャズジャイアント、スターであるジョージ・ハリスンとも交流があり音楽にかなり影響を与えています)
2013-06-21 12:17:20@Suisou_Kouhai 音階の種類が膨大にあるのは、上行下行で組み合わせのバリエーションがほぼ無限にあるせいですね。同じ7音のセットをつかっても上行5音下行7音とか、上行下行ともに7音とか、上行がまた別の5音で下行時に一旦逆行するとか、8音9音から12音全部使うものまで、
2013-06-21 12:17:31@srgmtaro ありがとう御座います。非常に勉強になりました。インド音楽自体は日本で聴く機会が多くはない為あまり知られてはいませんが、様々な音楽と結びついて多大な影響を与えていますよね。
2013-06-21 12:20:19音楽はその国の言葉にかなり影響を受けます。@srgmtaro: @ukihiro @tokyocat 言語野を使うという意味ですが、音楽が言葉と別の世界であることとは相剋しません。音楽は、言語とは違うまた別の言語であるので、言語野を使うのは当然とも思えます。"
2013-06-21 12:22:44この話について興味を持てた人は素敵な感性だと思います。全然関係ない話だと思ってスルーした方は…お察しです。お疲れ様です(笑)
2013-06-21 12:30:52