130621 臼杵陽氏インタビュー 報告ツイート

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岩上安身 @iwakamiyasumi

連投25 RT @IWJ_ch1: 25.臼杵先生「一国革命の考えはスターリンに、世界革命の考えはトロツキーに似ている。アラブではビンラディンのやり方に共感できるという人をなかなか得られず、広がらなかった。逆にヨーロッパなどにいて、差別されているムスリムの間で共感を得た」

2013-06-21 23:39:03
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投26 RT @IWJ_ch1: 26.臼杵先生「徹底的に反テロ戦争の監視があった」岩上「アタチュルクの世俗主義を支持する人々が、エルドアンに反対しているのはなぜ?」臼杵先生「世俗主義とは、公的な空間において宗教を介入させないという考え方」

2013-06-21 23:42:34
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投27 RT @IWJ_ch1: 27.臼杵先生「アタチュルク主義は精神改革だった。イスラム関係の語を排除し、アラビア語が読めない人も出た。エルドアン政権になって逆にアラビア語を勉強する人が増えた」

2013-06-21 23:44:00
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投28 RT @IWJ_ch1: 28.臼杵先生「中産階級より下の人々がイスラム化を求めた。また、資本家との縁も切らなかった。その2本立て」岩上「福祉はイスラムにおけるザカート(喜捨)の考え方。しかし新自由主義の政策をとったという。福祉は犠牲になるはず。その矛盾は?」

2013-06-21 23:45:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投29 RT @IWJ_ch1: 29.臼杵先生「今の政策を続け、相当うまく富の再配分ができなければエルドアンは厳しい。微妙なところ」岩上「もともとはイスタンブール公園の再開発の反対運動が発端。なぜ公園の問題だったのか?」

2013-06-21 23:46:39
岩上安身 @iwakamiyasumi

RT @IWJ_ch1: 30.臼杵先生「トルコに行った人ならわかるが、ここ最近、物価の高騰が激しい。喜捨(福祉)の対象になる貧困層ではなく、その上の層を直撃。タクシム広場はエジプトのタハリール広場と同じようなシンボリックな場所だった。国際的に訴えるにはちょうどいい場所だった」

2013-06-21 23:48:49
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投31 RT @IWJ_ch1: 31.岩上「イスラム化を求めたのは貧しい人という。分配は後回しにされた?」臼杵先生「ザカート(喜捨)の対象にはならないが、ある程度所得があって高学歴の人に不満があったのではないか。世界中、同じことが起きている。日本も含めて」

2013-06-21 23:50:44
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投32 RT @IWJ_ch1: 32.臼杵先生「アラブ諸国はみな共通の課題を抱えていた。インターネットなどを使ってそれが拡散したと」岩上「シリア情勢についてお聞きしたい。基本はアサド政権対反体制派の構図。だが反体制派の中は、自由シリア軍とクルドの武装勢力が地域的に対立」

2013-06-21 23:52:14
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投33 RT @IWJ_ch1: 33.岩上「このそれぞれを支持する勢力もさまざまあり、かなり複雑な構図。アメリカも直接介入の動きがある。こちらをご解説いただきたい」臼杵先生「シリアとトルコは、もともと仲が良くなかった。両国間には、国境問題がある」

2013-06-21 23:53:21
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投34 RT @IWJ_ch1: 34.臼杵先生「現アサド大統領の父、ハーフィズ・アル=アサドの時代は領土問題を棚上げ。息子の現アサド大統領はもともとロンドンで歯科医をやっていた男。父のようなカリスマ性はなかった」岩上「スンニ派とシーア派の違いは、どう影響したか?」

2013-06-21 23:55:09
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投35 RT @IWJ_ch1: 35.臼杵先生「指導者の選び方が大きな違い。シーア派は血統で選ぶ。スンニ派は合議で選ぶ。アラウィ派はシーア派の一部。軍人が支配していてアサドの父も軍人。政治は 盤石の状態だった。バース党のアメとムチの政策」

2013-06-22 00:01:48
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連投36 RT @IWJ_ch1: 36.臼杵先生「有能な息子たちが死んで、ロンドンで歯科医をしていた、政治家になる気のなかった現在のアサドが政権をとることになった。宗派によって一体化しているのではなく、それぞれが分断されている。利益をどう享受しているかということ」

2013-06-22 00:02:54
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投37 RT @IWJ_ch1: 37.臼杵先生「クルド人はスンニ派。スンナは名詞形。スンニは形容詞形。必ずしもクルド人同士すべてが、反アサドで一致しているわけではない。そもそもはWWⅠでクルドの国家がなくなり、アタチュルクがクルド独立国家の夢を潰した」

2013-06-22 00:04:01
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投38 RT @IWJ_ch1: 38.臼杵先生「アタチュルクは国民国家なので、トルコ人しか認めなかった。クルドの民族意識を許さず、山岳トルコ人としか認めなかった。トルコで流れた民族間の血は大変なものだった」岩上「民族浄化ということ」

2013-06-22 00:05:34
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投39 RT @IWJ_ch1: 39.臼杵先生「エルドアンのイスラム化は、トルコ・クルドという対立関係が薄れる。民族問題でのプラス面。スンニ派ということで一致。トルコ国内のクルドはそれでいいが、イラクの自治区におけるクルドは脅威。イランにもシリアにもいる」

2013-06-22 00:06:35
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投40 RT @IWJ_ch1: 40.岩上「自由シリア軍とクルドの戦闘について」臼杵先生「クルド人の独立国家までは求めていないが、是々非々、ケースバイケースの態度。内戦全体としては3つどもえ。自由シリア軍にはサウジアラビアが一番の支援者」

2013-06-22 00:07:19
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投41 RT @IWJ_ch1: 41.岩上「シリアについてはシーアとスンニの対立と考えていいのか?」臼杵先生「軍がどう動くかが決定打。エジプトでは軍が中立を宣言した。シリアでは反体制派は軍にまでは至っていなかった。コアなところで今はアサドの側につき、それをロシアが支援」

2013-06-22 00:09:56
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投42 RT @IWJ_ch1: 42.岩上「ヒズボラとの関係は?」臼杵先生「ヒズボラはレバノンが拠点。シーア派のネットワーク。イランからの援助を受け、対イスラエルで戦いやすい状況。イスラエルがイランを敵視するのは、ヒズボラの陰にイランの存在を見ているから」

2013-06-22 00:12:22
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投43 RT @IWJ_ch1: 43.臼杵先生「イラン脅威論。この問題は大きい。これをどう排除するかを他国は睨んでいる。しかし、大統領選が自由選挙に近いかたちで行われた。欧米との関係改善を唱えるロウハニ師が勝った。これは大きな変化」

2013-06-22 00:13:20
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投44 RT @IWJ_ch1: 44.岩上「アフマディネジャドは出られなかった。穏健派が勝ったと。しかし、イスラエルには喜ばしくないということですね?」臼杵先生「イランが民主的な選挙で穏健派の政権に変わってしまうと、武力で潰せなくなる」

2013-06-22 00:14:36
岩上安身 @iwakamiyasumi

RT @IWJ_ch1: 45.臼杵先生「イラン革命以降、イランを反シーア派的統一戦線で固めようとした、ソ連のアフガニスタン侵攻も影響。アメリカは東のアフガンでムジャヒディンを支援し、西のイラクではフセインを支持、ダブルスタンダードでコントロールしようとしたが、フセインが破った」

2013-06-22 00:17:32
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投46 RT @IWJ_ch1: 46.臼杵先生「イラクはアメリカに潰され、イランのシーア派勢力は息を吹き返した。アフガンとも構図が似ている。ソ連が崩壊して中央アジアが独立した時、イスラエルはイラン包囲網を張り巡らせていった」

2013-06-22 00:22:10
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投47 RT @IWJ_ch1: 47.臼杵先生「政治的にシーア派勢力が拡大している。民衆レベルでは、スンニ派もシーア派も、お互いムスリムで違いがあるという程度で喧嘩するほどのものではない。国家レベルのパワーポリティクスになると、その対立が際立ってくる」

2013-06-22 00:24:19
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投48 RT @IWJ_ch1: 48.臼杵先生「陣取り合戦の中で、イランはロシアと手を結ぶのではないか。中国もロシアと協調していこうとする側に回り、内戦が長引く」岩上「アルカイダなどは?」

2013-06-22 00:25:21
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投49 RT @IWJ_ch1: 49.臼杵先生「イスラム過激派の多くはスンニ派で、シリアで歴史的に弾圧されてきたスンニ派の、シーア派に対する怨念はすごいものがある。大きな政治的な変化の中で、イラン・トルコ・エジプト・サウジアラビアというの大国動きが帰趨を決める」

2013-06-22 00:26:59