【クリミア情勢関連】岩上安身氏による孫崎亨氏インタビュー・実況Tweet

岩上安身 @iwakamiyasumi

日本時間で3月17日午前3時を過ぎた。クリミア自治共和国の住民投票は締め切られたはずである。現地時間は16日午後8時。数時間も経ないうちに開票結果が明らかになるだろう。今回の住民投票はクリミア自治共和国のウクライナ共和国からの独立ではなくロシアへの編入を問うもの。

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続き。クリミアは、ロシア系住民が6割を占めるため、編入は可決されると誰もが予測している。問題はその後、ロシアがただちに編入手続きに入るかどうかである。米国やNATOを刺激しないために、プーチンは慎重に事を進めるだろう、という見方は当てにならないと思われる。

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続き。ウクライナ暫定政権の示している態度もかなり厳しいもので、妥協を見出すのは難しい。電気の供給や物資の補給などが途絶えると、クリミアは孤立する。ロシアはここまできた以上、一気呵成に併合を進めるだろう。

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続き。しかし、クリミアは飛び地である。海路はあるが陸路ではつながっていない。「回廊」を開こうとすると、ロシア軍がウクライナ東部に「侵入」する蓋然性が高まる。東部各都市でのロシア系住民とウクライナ系住民の衝突も激化の可能性がある。事態の不安定化を望む者があればなおさらだ。

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続き。クリミアは、ウクライナ共和国の中で、特殊な地位を占める。黒海に突き出した半島であり、地形的に半分独立したようなかたちをしており、ウクライナの中で唯一、自治共和国をなしている。

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続き。ウクライナ政府は認めていないが、住民投票という「政治的意志の表明」ができるのは、それなりの条件が揃っているからだ。これが内陸のハリコフやドネツク、黒海沿岸部のオデッサなどでは、そうは簡単にはいかない。

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続き。こうした東部、南部の諸都市で住民間の対立に火がつくと、外科的にどちらかにすっぱりと切る事ができず、延々と苦しむ事になる。ロシアとウクライナが軍事的衝突を起こし、NATOが本格的に軍事介入するシナリオは本当にあり得るのだろうか。想像がつかない。

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続き。オバマ大統領は、今、威勢良く啖呵を切っているが、ロシアとの間で米軍がユーラシアの大地で地上戦を戦う覚悟はあるのか、と考えたら、まずないだろうと思うのが普通だ。飛び道具を使ったら、核戦争までエスカレートする道が開かれてしまう。米国は何の得があってそんな危険を冒すのか。

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続き。昨日インタビューした孫崎享さんは、旧ソ連での外交官経験が長い。ロシア人のこんな言葉を紹介してくれた。「我々は西欧より劣っている。しかし、我々ロシアには守るべきものがある」。多大な犠牲を払いながら、モンゴルも、ナポレオンも、ヒトラーも、最終的には退けた。ロシアの自負である。

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【再配信･Ch1】ただ今、3月13日に行われた「岩上安身による孫崎享氏インタビュー」を再配信中です。Ch1→ ( #iwakamiyasumi live at http://t.co/7zq8lHvNzz)

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以下、連投。RT @IWJ_ch1: 1.これより3月13日に行われた、岩上安身による孫崎享氏インタビュー再配信の模様を実況ツイートします。【配信ページ】http://t.co/4LREpnqoT4　

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連投2 RT @IWJ_ch1: 2.冒頭、孫崎享氏がテーブルの上に飾った本を紹介。一冊は岩上安身・澤藤統一郎・梓澤和幸共著の『前夜〜日本国憲法と自由民主党改憲草案を読み解く』。もう一冊は、（続く）

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連投3 RT @IWJ_ch1: 3.（続き）孫崎氏の近刊『小説外務省』。孫崎「まず岩上さんの本の宣伝をすると、私の『小説外務省』の宣伝もしやすい（笑）。テーマは尖閣問題がなぜこんなに緊迫したのか。中国だけでなく、アメリカも日本も仕掛けたことを、34歳の主人公が探す」

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連投4 RT @IWJ_ch1: 4.孫崎「主人公のモデルは私（笑）。もうひとつのテーマは、今の日本で真実を追究しようとするともの凄い圧力がかかる。そのような流れがある中、外務省全体で隠そうとするとどうなるのか」

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連投5 RT @IWJ_ch1: 5.孫崎「だから尖閣の事実関係を知ってほしいということと、事実を話すことが難しくなっている日本の社会で、34歳の孫崎享がどう生きていくか」。岩上「私小説なんですね」。孫崎「そう（笑）」

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連投6 RT @IWJ_ch1: 6.岩上「実在の人物が出るという」。孫崎「『オフィスに行くとプロレスラーのような人が出てきた。岩上安身である』」。岩上「『プロレスラー』って言うのやめてください（笑）」

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連投7 RT @IWJ_ch1: 7.岩上「マック赤坂さんが橋下さんのタウンミーティングで発言しようとして、プロレスラーのような人物に羽交い締めにされた事件があったばかりです(苦笑)」。孫崎「選挙に立候補していて暴力沙汰が出てくるとは日本の民主主義の危機ですよ」

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連投8 RT @IWJ_ch1: 8.孫崎「こういうことが起こっているにもかかわらず、朝日も報じてないんですよ」。岩上「中継動画があって、みんな知っている。番記者は現場にいた。日経記者はマック氏に対して、逆に抗議さえした」

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連投9 RT @IWJ_ch1: 9.孫崎「選挙の中で、こういう暴力沙汰が出てくるというのは民主主義の危機ですね」。岩上「悪いことした気がないんですね」

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連投10 RT 10.岩上「二人のうちの一人は検挙されたそうです。逮捕ではなく任意で事情聴取。この時に体を押さえ込まれているときに日経の記者が赤坂氏に文句を言った。おかしいと思いませんか？」。孫崎「選挙戦の中で立候補している人間を暴力で威圧し、それを報道しないというおかしさ」

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連投11 RT @IWJ_ch1: 11.孫崎「本題に入る前にひとつだけ。都知事選で舛添さんの得票率が猪瀬さんの48%でほとんどすべて収まっている。人為的な操作があるのではないか」

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連投12 RT @IWJ_ch1: 12.岩上「不自然ですが、どのような操作があったと考えられるのか。都区部の得票数を一律に操作するなら、最後の集計の数字を改ざんしているとしか思えない。どうやってその仮説を検証するのか難しい。票の数え直しを裁判で求めるしかないのではないか」

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連投13 RT @IWJ_ch1: 13.孫崎「法律家の話によれば、過去は票の数え直しを求める裁判が提訴されたことがあるが、裁判所が票の数え直しを命じた判決はないという。日本に民主主義は存在するのか、という大問題」

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連投14 RT 14.岩上「本題に入りまして、ウクライナの政変について。これは第一幕と第二幕に分けて考える必要があると思う。第一幕は昨年11月、EUとの協定を見送ったヤヌコビッチ大統領への不満が高まり、首都キエフに民衆が集まって３ヶ月にわたる抗議行動が行われ（続く）

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連投15 RT @IWJ_ch1: 15.岩上（続き）その結果、銃撃戦も起きて死傷者が出て、ヤヌコビッチはキエフを脱出、反政権側が権力を掌握するまでが第一幕」