Game5 MIA104-114@SAS この試合で、ダニー・グリーンがファイナル記録となる25本のスリーポイントを達成。ジノビリも大活躍を見せたスパーズが王手をかけます。スパーズのアイソレーションが完璧に決まりましたが、これを繰り返すことはないだろうと考えデータ分析しています。
SASのアイソについて。アイソは、リーグトップの効率を誇るMIAですらPPP0.9で、6位のSASは0..78と効率が高いわけではないプレー。Game5のSASは驚くなかれ、PPP1.42、FG%は84.6%と異常な効率(SynergySports)
2013-06-18 22:58:00Game5のSASのアイソは19回で、ドローファールもカウントするとマヌ5/6、パーカー8/11と無双状態。この13本の相手は、コール4、ミラー3、ウェイド2、LBJ、ボッシュ、バティエ、アレンがそれぞれ1。スイッチをされたケースが4本あるが、ほぼマッチアップ通り。
2013-06-18 22:58:391試合平均10回も選択しないアイソを19回も選択したSASだが、2人はGame6で同じような奇跡的な数値を叩き出せるだろうか。難しいと考える方が自然だ。むしろシリーズ通して打開策の無いグリーンのオープンスリーの方がMIAにとっては脅威に違いない。
2013-06-18 22:59:49SASのディフェンスについて。Game3、Game4と一貫してLBJ、ウェイドに対して下がり目で守っていたSASだが、これがGame4で2人にドライブしていくスペースとして活用されてしまったことはこちらに詳しい。 http://t.co/u39ysaBKIA
2013-06-18 23:45:28Game5ではLBJはアイソを3本ディアウに仕掛けたが、ディアウは下がらずに前に出て守り、これがすべて成功した。これはポポビッチのナイスアジャストと言えなくはないが、逆にMIAとしては対策が立てやすいのではないか。Game6ではここは見どころになるはず。
2013-06-18 23:50:36「ポポビッチは、アイソレーションがうまくいかなかったら、PNR多用のいつものスタイルに戻していたか?」この問いへの答えはGame6までお預けになったはず。なぜならば、異常値と言えるぐらいアイソが決まってしまったから。
2013-06-19 00:23:55Game6 SAS100-103@MIA 残り28秒5点差で誰もがスパーズの優勝を確信したこの試合。ヒートは奇跡的に逆転勝利します。ここでは、レブロンとウェイドがコートにいると効率が悪い、という記事を紹介しました。
ファイナルのSASディフェンスについて、この解説が最も秀逸ってことでいいすか?レブロンの4Q開始からの鬼神となった8分間と、その他の違い。そこにはSASがLAL、GSW、MEMに対して取ってきた戦略の一貫性がある。 http://t.co/naxFwEBTwq
2013-06-20 17:15:111. SASはスポットアップシュートが良くない選手を決め、マークマンをほかのヘルプに回す方法で、ファイナルまで勝ち抜いてきた。GSWでは穴のシューターがおらず苦戦したが、ファイナルでは、ウェイドとレブロンがターゲットとなったようだ。
2013-06-20 17:17:532. 動画で解説されているように、ウェイドがボールを持てばレブロンのマークマンがヘルプに、レブロンがボールを持てば、ウェイドのマークマンがヘルプに行くことで、スペースを潰し、我々の眼には積極性が足りないように見えてしまうまでの、ディフェンスを成功させた。
2013-06-20 17:19:133. 一方で、ウェイドがいないときにはスパーズはシューターにしっかり付くため、レブロンへのヘルプに人を回せず、8分間の猛攻を許した。結果として、8分間で脅威の13点(6/7)2reb、2ast、1blk、0TOを記録。残りの42分間は19点(5/19)8reb、9ast、6TO
2013-06-20 17:21:594. ウェイドが戻った4Q残りとOT中は、またヘルプが復活し、SASのランにつながったという見解を示している。なんとSASはファイナルまで一貫した戦略を取っていた、と言うのだ。
2013-06-20 17:24:415. ウェイドとレブロンが一緒にいると効率が悪い?俄かに信じがたいのは、トラップが決まって二人が走り抜けるシーンが余りにも印象に強いからかもしれない。そのチャンスがファイナルで減少していて、このスペースの問題が目立っているのかもしれない。
2013-06-20 17:26:456. Game7は、このSASの集大成ディフェンスを受けたMIAの集大成。すなわちウェイドとレブロンのコンビネーションが炸裂するところ、そしてそれを炸裂させまいと頑張るグリーン、レナード、ディアウの奮闘を、わずかの時間を使って妄想しようじゃないか、みんな。(おしまい)
2013-06-20 17:28:31Game7前 2010年からこれまでのスパーズの軌跡にサンズとの共通点を見出す完全なる妄想です。
SAS① 2010年にサンズにスイープされ、スパーズはチームを抜本的に変えた。寝技が通じず平均110点を許し、オフェンス効率改善が必要という事実を突き付けられたからだ。オフェンス効率9位から翌年2位にまで効率を上げた。重要なのはサンズがそのスイッチを押したということだ。
2013-06-20 22:36:16SAS② 2011年にオフェンス効率を2位まで上げたスパーズだったが、プレイオフでそのオフェンス効率はグリズの前にまったく通じなかった。オフェンス効率が西のプレイオフでは下から2番目だったのだ。それは、まるでプレイオフで何度もスパーズにオフェンスを潰されたサンズのようだった。
2013-06-20 22:36:59SAS③ 2012年にスパーズがやるべきこと、それはサンズ同様、プレイオフで通じるオフェンスを作り上げることだった。それがパーカーのPNRであり、ループであり、コートを広く使ったスリーだった。スパーズはリーグ1位のオフェンス効率をレギュラーシーズンとプレーオフで達成した。
2013-06-20 22:37:27SAS④ 2012年に完全優勝を誰もが予想したスパーズは、あえなく沈んだ。KD、髭のオフェンスエリートを守るという課題を残したまま。そして2013年、このファイナルでその答えを、集大成を見せてくれているのだ。つまりコービーの前に沈んだサンズと同じテーマに応えようとしているのだ。
2013-06-20 22:37:56SAS⑤ 私は言いたい。ダントニの惨敗を覚えているなら、ドラギッチの26点を覚えているなら、ジェントリーのゾーンを覚えているなら、明日、スパーズの集大成は見逃してはいけない。(おしまい)
2013-06-20 22:39:34Game7後 SAS88-95@MIA 接戦の末、ヒートが2連覇を達成しました。どちらも疲弊したタフなシリーズでしたが、悔しがるダンカンが印象的でした。
王朝対策① ヒートの代名詞、PNRボールハンドラーへのディフェンスは、BIG3結成前からリーグ屈指のディフェンス効率。それが、今シーズンは更に進化したことを君は知っているか?ディフェンス効率は昨年まで2位だったが遂に1位に躍り出た(0.77→0.76→0.72→0.69)
2013-06-23 08:23:50