NBAファイナルの最初の2分間(動画リンク有)

NBAファイナルの最初の2分間だけを死ぬほど見続けると、いろいろ面白いことがわかりました。 NBA公式サイトのPlay by Playリンクを追加しました。
NBA
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マササ・イトウ @ma_sa_san

Game1の最初のプレー SASがPNR、MIAがトラップをする間、他の3人が仕掛ける。 ①左のグリーンが右に抜け、その際、右のレナードがスクリーン。 ②左に移動したレナードに今度はスプリッターがスクリーンをかけ、バックドアを狙う http://t.co/uRn3f4WQ28

2013-09-28 14:15:24
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マササ・イトウ @ma_sa_san

しかし、ダンカンがボールを持ったことで、ボッシュはカットへのパスをしっかり警戒。ダンカンのパスを潰す。 ここから得意の速攻でウェイドのダンクでMIAが先制。 このプレーはMIAのプレーを読んだSASをボッシュが上手く守ったシーン。 http://t.co/YAQHok7qPd

2013-09-28 14:19:02
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マササ・イトウ @ma_sa_san

1枚目でもレブロンはレナードをかなりディナイで守っているから、スプリッターのスクリーンがばっちりかかる。そして、それを見越しているので、ボッシュも動く。 両チームとものっけから美しすぎる。 ジャーマンメタル好きにお勧めしたい1シーン。

2013-09-28 14:25:21
マササ・イトウ @ma_sa_san

この後の速攻。レナードは邪魔されたわけではないが、ボッシュが邪魔で、戻るのが数歩遅れる。スプリッターはレブロンとヨーイドンだが初速、加速とも圧倒的に遅い。 注目はボッシュで、この時点もう減速して無駄に走らない。(画面から消える) http://t.co/sGa4KIqWfp

2013-09-28 14:49:17
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マササ・イトウ @ma_sa_san

Game1の2つ目のプレーは"the Loop"。パーカーがボールをトップに渡して、コートを半周する。詳しくはこの2つの動画。Breaking down Tony Parker's pet play, 'the Loop': http://t.co/PfrcJLFg2W

2013-09-29 11:07:18
マササ・イトウ @ma_sa_san

この"the Loop"を何回も見ていて気付いたこと。 ①このプレーは相手に点を取られた直後に出る場合が多い。 ②パーカーのサインはシンプルで、「回る方向に手を回す」だけ。写真のように手を回してます。 http://t.co/wsUYtKhhsc

2013-09-29 11:18:27
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マササ・イトウ @ma_sa_san

右から左にパーカーが回ってきたこの瞬間わかることがあります。 ①MIAはあくまでスプリッター、ダンカンにパスを出させないようにパスコースに入る守り。 ②右サイドでウェイドがダンカンのスクリーンに当たっている。 http://t.co/J1DdAWQ2kj

2013-09-29 11:24:11
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マササ・イトウ @ma_sa_san

ウェイドはそのままダンカンのパスをカットする位置に残ります。MIAが何を重要視しているかがわかる場面です。(パーカーが右に来るとグリーン側に移動したりきめ細かい) また、パーカーはMIAのディナイを読むように自らフローターを決めます。裏を突かれたMIAの動きがよくわかります。

2013-09-29 11:31:13
マササ・イトウ @ma_sa_san

続くMIAは、ウェイドのアイソレーションを選択して外しますが、これも最初からウェイドが敵陣までボールを運んでいることから予め決まっていたようです。 このリバウンドを取ったレナードはそのままドリブルで駆け上がり、フリースローを得るのですが、ここで恐ろしいのがダンカンです。

2013-09-29 11:40:30
マササ・イトウ @ma_sa_san

ダンカンはレナードのためにトップでレブロンにスクリーンを当てますが、スクリーンに行くまでに一切レナードを見ていないのです。(ほかの選手のポジションはしっかり確認)振り返った瞬間にかける、予め決まっていたかのようなプレーでした。 http://t.co/he7C8bd9Lz

2013-09-29 11:46:19
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マササ・イトウ @ma_sa_san

MIAはこの日初めて、レブロンのPNRを2回試します。これは1回目のものですが、ダンカンが下がり目(サグやソフトなどと言います)で、グリーンも寄り、レナードが追いつくのも時間の問題の、3人に囲まれる状態なのがわかると思います。 http://t.co/btdbNd7JCN

2013-09-29 12:00:57
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マササ・イトウ @ma_sa_san

これを見たレブロンはパス交換して2回目のPNRに移行します。 ここから、ウェイドにパスを出し、チャルマース、ボッシュの3(ミス)となりました。が、この時点で右コーナーのボッシュが3を打つことは決まっていたと思われます。 http://t.co/lN2XGSgfZC

2013-09-29 12:06:51
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マササ・イトウ @ma_sa_san

理由としては、ウェイドが中に突っ込むハスレムへのパスフェイクをかけることで、ボッシュをマークしているスプリッターを中に誘うプレーアクションを取り、すぐさまホッケーパスを実行したからです。 このPNR2回で、MIAはSASの守りを探っているように見えます。

2013-09-29 12:09:25
マササ・イトウ @ma_sa_san

例えば、ウェイドの位置にアレン、ミラーがいたらどうか、ボッシュの位置にバティエがいたらどうか、など、レブロンの頭の中にはいろいろなイメージが少しずつ固まっていくような気がします。(ほとんどスリーですがw)

2013-09-29 12:10:46
マササ・イトウ @ma_sa_san

このリバウンドを取ったダンカンは、その瞬間しっかり前を見ています。 速攻は無理だと判断してパーカーに出しますが、リーグ随一のアウトレットパスの出し手の凄さがここでもわかります。 以前、見つけたダンカンのアウトレットパス集です。 http://t.co/V6vKDUmRNq

2013-09-29 12:14:00
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マササ・イトウ @ma_sa_san

SASはついにMIAのトラップ対策を出します。MIAのトラップは、要約すると、PNRでスクリーンをかけられる際に、そのままダブルチームでボールを潰し、パスコースも防ぐことで積極的にボールを奪うMIAの得意技です。 http://t.co/FbSLlCgl7V

2013-09-29 12:18:58
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マササ・イトウ @ma_sa_san

このトラップ対策は次のようなものです。 ①ダンカンがスクリーンせず中に進む ②ボッシュも流石に戻る ③その瞬間ダンカンがスクリーンを素早くかけにいく ④ボッシュが追いつかずトラップができない ⑤通常のPNRが完成 ⑥カバーでウェイドが動く ⑦グリーンがフリーになる

2013-09-29 12:23:55
マササ・イトウ @ma_sa_san

MIAのトラップはスクリーンをかけようがかけまいがかけにいくため、予め横に大きく出ておく必要があります。 この写真では、バティエがノアの隣に予め移動していることがわかります。この位置が取れないと成立しないぐらいシビアなのです。 http://t.co/lAGzPhazNj

2013-09-29 12:28:23
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マササ・イトウ @ma_sa_san

一端戻ったボッシュはトラップに行けず、通常のスクリーンでチャルマースも遅れ、ここからダンカン→グリーンと繋がってスリーが決まりました。 この左右の位置がグリーンの最もシュートが多いゾーンです。 http://t.co/7ZQkL4Ywzp

2013-09-29 12:35:19
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マササ・イトウ @ma_sa_san

ファイナルで旋風を巻き起こしたグリーンですが、レギュラーシーズンでもこの左右の位置がグリーンの多投する位置です。(コーナーは警戒されるため)先程のLoopでもパーカーが回ってくる位置とは逆サイドにしっかり移動します。 http://t.co/y7ueU42oPY

2013-09-29 12:39:25
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