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戦車小話二本立て~赤軍の45mm硬芯徹甲弾・戦車の体当たり攻撃

あまり関連のない小話を2つ ・赤軍の45mm戦車砲と対戦車砲向けの硬芯徹甲弾 ・戦車による戦車への体当たり攻撃の事例
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

戦車の体当たり攻撃で自車が損傷することはなかったのか? という疑問はありましょうが、ことT-34とKVにおいては「稀に軽微な損傷を被ることがあった」とされています。これらの車両が十分に重く、よく装甲されている為。あるKVの操縦手は、モスクワ防衛戦において一日で4回体当たりし生還

2013-06-24 23:08:17
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

KV-1やT-34の体当たりの典型的な犠牲者はII号戦車やIII号戦車だったようです。その重量差が有利に働いたのでしょうが、逆の事例もあった様子

2013-06-24 23:12:37
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

1941年7月7日、ある赤軍戦車部隊が独軍に反撃を試みた時の話。隘路に位置していた独軍III号戦車に対しBT快速戦車が全速力で激突。両車は炎上した。これにより隘路が塞がれ、独軍の進撃は一時的に停止した。なおBTの乗員は生存し帰還した。この事例は独ソ双方の記録で確認済みだとか

2013-06-24 23:24:18
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

戦車同士の体当たりがどのような結果をもたらすのか、わかやすい例がこちら http://t.co/cIJhqBcuhc III号突撃砲に対しT-34が衝突し、突撃砲の機動輪が脱落してしまっています。このように、車体そのものは無事であっても、走行装置はしばしば破壊されました

2013-06-24 23:27:40
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

戦車の体当たりは意図的なものばかりではなく、しばしば単なる交通事故としても発生したようです。霧の中で3両の42式突撃榴弾砲が赤軍の第3親衛戦車軍の車列に突っ込んだ事例では、何が起きたかわからず乗員が降りたところに、一人の突撃砲砲手が事態を把握し榴弾を発砲。混乱に乗じ2両が脱出成功

2013-06-24 23:38:03
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

しかし、戦車同士が衝突した場合、中の人はどうなるんでしょうねえ。車体が潰れたり車外に投げ出される心配は無いにせよ、実質的に交通事故と変わらない衝撃に見舞われるわけですし。それだけで死んでしまいそうな気もするのですが、意外に生還事例が多い

2013-06-24 23:40:33
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

戦車の体当たりが(中の人にとって)交通事故よりマシな結果になるのは、戦車というものの質量の大きさ≒慣性の大きさが故かもしれません。乗用車の交通事故では衝突から1mそこらの距離で急激に停止に至るわけですが、戦車は慣性が大きい為に、数mかけて比較的穏やかに停止するのではないかなと

2013-06-24 23:44:44
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

最初に触れたKV対IV号戦車の衝突の事例ではKVの乗員も意識を失っているわけで、やはり結構な衝撃があったろうとは思われます。衝突速度は恐らく40km/h以下ですから、現代の乗用車の基準で考えれば生存するのも不思議じゃないですが、当時の戦車にはシートベルトなんぞありませんし

2013-06-24 23:51:20
山猫男爵 @baron_yamaneko

戦車による体当たりですか。国軍の誇る九二式重装甲車は門柱だか石垣に突っ込んで大破したなんて話もどっかで目にしましたが、第一次ノモンハン事件の時にはソ蒙軍の装甲車に果敢に体当りしたとか。

2013-06-24 23:54:51
山猫男爵 @baron_yamaneko

ルソン島イリサンでの戦車特攻はわりかし有名ですが、米軍上陸前から爆装戦車による体当たり攻撃は研究してました。鹵獲M3軽戦車を標的に実験したら、破片が飛んで観閲してた山下奉文方面軍司令官に当たり、あわや殉職するところだったそう。

2013-06-25 00:18:53