連帯感、日本、米国、フランスの場合
@Tshinsaku これは戦後も変わっていない日本でも一時期学生運動とか後に全共闘世代などといわれる人たちの運動があったがそれも国民全体の利益のための戦いではなかった。その証拠に、あの安田講堂に籠ってた連中のプロフィールを見ればわかるがそこに農家や魚屋のオヤジなどはいない。続
2010-09-22 13:38:53@Tshinsaku つまり、全共闘というのが間違えであそこには一部の左翼エリートが自分たちの利益を守るために戦っていただけで、国民全体の利益のために正義のために立ち上がったわけではない、結局戦前の陸軍のエリートと全く同じ。そこがアメリカのシビルライツムーブメントとの違い。続
2010-09-22 13:41:09@Tshinsaku アメリカのシビルライツムーブメントでは、全共闘の連中とは違い、社会正義のたまに戦うという連帯感があった、だからあれには、人種を超えて職業を超えてみんなで参加した、もちろん白人も、アジア系も男も女も教育がある人もない人も、農家のオヤジも、マックの店員も。
2010-09-22 13:43:29@Tshinsaku またフランスでもアメリカ同様の連帯はしばしば見られます。例えば日本でストするというと一部の会社がその会社の利益のためにやるだけですよね、あれは社会正義のためにやるわけではないです。でもフランスではストをすると、例えばフランス国鉄だけではなくて、続
2010-09-22 13:46:01@Tshinsaku 大学教授も、全く関係ない会社の社員も、連帯してストをやります、つまり、フランス人の中では、ストは自分たちの権利を守るためにやるだけではなく、それを社会正義の問題ととらえ、連帯してやるべきだという考えがあるわけですね。フランス革命もそうでしたね。続
2010-09-22 13:48:58@Tshinsaku 明治維新とは違い、農民から貴族までが連帯して革命をやりましたね、フランス国民の自由と平等を守るために。また9.11の時もハイジャックされた機内でそれがホワイトハウスに向かっているという噂を聞いた乗員達が、連帯感から死を恐れず戦いましたね。続
2010-09-22 13:53:38@Tshinsaku つまり、ここでそのままテロの道具にされればより多くのアメリカ人が犠牲になる、つまり共同体の利益が失われるということですね、そして共同体の利益を守るためなら、自分が死んだ方がましだと思って戦ったんでしょうね、結果的にはペンシルバニアで墜落でしたから、続
2010-09-22 13:55:46@Tshinsaku 彼らの連帯感から生まれた勇気が公共の利益を守ったのです。アメリカではしばしば愛国心の証として称賛されていますが、私はむしろ連帯感からこの行動に出たんだと思います。このようにフランスやアメリカには連帯感の伝統がある、しかし、日本にはそのような伝統はない。続
2010-09-22 13:58:49@Tshinsaku 日本にあるのは、中根千枝が指摘しているように、タテの関係だけで、ヨコの関係である連帯感などは現状のタテ社会では生まれようがないんですね。ですから、フランスやアメリカのような連帯感を国民に持たせたいというのなら、続
2010-09-22 14:02:03@Tshinsaku まずこの硬直化したタテ社会を結ぶヨコのつながりを強めることが先と思います。では具体的にはというと、日本のタテ社会の特徴は、日本人が誰でも知っているべき教養というものが国民にないというのが一つの問題です。文壇と自然科学の学会の交流などほとんどないわけです。続
2010-09-22 14:04:19@Tshinsaku これでは連帯感など生まれようがありませんよね、文壇は文壇だけで通じる特殊用語を使っているし、自然科学は自然科学で専門用語を使っているしで、文壇と自然科学の学会では全く別の国の住人の様に思えるのです。ここで少しでもお互いがわかる一般教養があれば違いますが。
2010-09-22 14:06:58@Tshinsaku 日本社会の構造はこのような感じなんです。あと高級文化と低級文化といわれるものにもかなりの乖離があります。またそれぞれの文化に属している人どうしが違う言葉を使うので違う人間のように思えて連帯は生まれません、同じ日本人ですら。続
2010-09-22 14:10:30@Tshinsaku 具体的には、オタクといわれる人達と文化人とよばれる人達で話が通じないから、連帯が生まれないのです、かりに、オタクといわれる人たちが、文化人の教養が少しあり、文化人もオタク文化の教養があれば連帯感は生まれます。ですから、連帯感を生むためには、続
2010-09-22 14:12:53@Tshinsaku オタク文化も含めて、幅広い教養をもつ人間をたくさん要請するしかないです。実際米国やフランス人の連帯感は幅広い一般教養教育の成果だと私は思っています。日本と米国やフランスの一般的な文系学生を比べても、自然科学の知識は明らかに彼らの方が上です。
2010-09-22 14:16:19@Tshinsaku 理系も同様です、米国やフランスの一般的な学生の方が明らかに人文的な教養があると思います。幅広い教養があれば別の集団との接触する機会が増え、他の集団のこともよくわかるようになりますから連帯感も生まれてくるというものです。幅広い教養教育こそが連帯感への道です。終
2010-09-22 14:18:53@yutakioka ナチスドイツがエンジン技術を日本に売ったのですが、日本とドイツで契約すれば良いものを(そして、ドイツ側からそう提案された)、日本陸軍とドイツ、日本海軍とドイツと、別々に契約を結び、単一契約の2倍のライセンス料を払った。ヒトラーは大笑いしたそうです。
2010-09-23 05:07:48英語の壁のせいで再ライセンス商売が採算に乗らず、二重どころでなく重複輸入、各自に内部で翻訳というのは今でも多いにありえる。>@Kelangdbn: @yutakioka 日本陸軍とドイツ、日本海軍とドイツと、別々に契約を結び、単一契約の2倍のライセンス料を払った。ヒトラーは大笑い
2010-09-23 05:13:15