130630『リアル・アノニマスデザイン』刊行記念トークイベント 感想まとめ
会場の青山ブックセンターさんによるイベント説明
【いよいよ明日!】6月30日(日)13時30分~『リアル・アノニマスデザイン』刊行記念トークイベント「今、デザイナーはどこにいる?! ── ソーシャル・アノニマスデザインを考える」 | http://t.co/3dXpicVd4G [入場料:1,260円(税込)]当日券あります。
2013-06-29 14:21:24【リアル・アノニマスデザイン】藤村龍至さんのまえがきにもありますように、本書はプロダクトデザイン、建築都市、メディアの3分野より柳宗理氏の提唱した「アノニマスデザイン」という思想を起点に、それぞれの活動を論じていただき、その現代的な可能性を問う一冊になっております。 (つづく)
2013-06-29 14:27:58【リアル・アノニマスデザイン】そして明日のイベントでは、この3分野より、建築家の難波和彦さん、インターデザインアーティストの織咲誠さん、美術家の梅沢和木さんをゲストにお迎えし、編纂者の3名とともに、“21世紀の作家像”に迫ります。http://t.co/3dXpicVd4G
2013-06-29 14:34:44編者・ゲストの方々の感想
編者 岡田栄造氏(司会)
最初にゲストお三方のプレゼン。 梅沢さんは、自ら描くことからネット上の画像をコラージュすることにいたり、投稿された画像がリアルタイムでコラージュに反映される作品とそこにおける制御の必要性について語られた。コラージュする理由は、そちらのほうが自分にとってリアリティがあるから。
2013-07-01 19:51:15織咲さんは、モノを構成する諸要件を釣り合わせる「線」とその発見の方法について。「紙皿」の折線を導きだすまでの無数の線のログ、が印象的(これはリアル・アノニマスデザインにも掲載されてる。)
2013-07-01 19:51:22難波さんは、箱の家、アルミの家、3.11後の仮設住宅について。中でも仮設住宅のお話しが印象的だった。圧倒的な性能によって大いに求められるが、どこかからの圧力によって普及しない現実。
2013-07-01 19:51:33で、昨日の私の関心は、限定された状況では主体性を持ちながら、歴史的なスケールではまったく主体性を持てない作家、というものが、これからはどうなの?、ということ。つまり人間は歴史を作ることに、以前に比べて多少は主体的になれてるんだろうか、なれるんだろうか、どうやって?ということ。
2013-07-01 19:51:43で、スケールの話をしたわけですが、いきなり難波さんにぶった切られちゃった。自分がコントロールできないことに躍起になっても仕方ない、そういうのはむしろ、都市や社会のスケールでは危険、というお立場。裏返せば、特別なものをつくれば歴史が発見する、という。うーむ。それはそうなのだが。
2013-07-01 19:52:08が、これからもそうなのか、というのはわからなくて。藤村さんのお仕事は明確にそこを変える試みで、だからすっごく刺激的で行く末が気になる。リアル・アノニマスデザインも、若い執筆者ほどそういうことに意識的で、この本の、いろいろある読みどころのひとつになってる。
2013-07-01 19:52:17個人と集合知と対立させておいて、乗り越えの議論になればよかったんだけど、その枠組みだとゲストの方々と対立するかたちになっちゃった藤村さんが司会でもあったという、たぶん設定のまずさ(でもこればかりはやってみないとわからない、あとあの高難易度の司会をできる編者は藤村さんだけ)
2013-07-01 19:52:45で、時間切れ。 いやー、続編やりたいですね。 私は織咲さんと藤村さんは手法的にはかなり近いと思ってるので、ぜひお二人でお話しされる機会を。そのときは司会やりたい。
2013-07-01 19:52:54あと梅沢さんの作品にますます興味が出てきた。梅沢さんは神様の真似をしている(ように見える)んじゃないかな。無数の作家の作品を、作者の意図を全く無視して、宗教画の部品にしちゃう。それは作家にしてみれば本当に気に喰わない話で、でも歴史ってそういうふうにできてるよねっていう。
2013-07-01 19:53:15ともかくいろいろもんもんとしちゃうっていうのは、わかりやすい結論が出るよりよほどいいですよね。ゲストのみなさま、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
2013-07-01 19:54:11編者 山崎泰寛氏
編集者、大学教員。京都工芸繊維大学。博士(学術)。1975年生。『クリティカルワード現代建築』。建築展・デザイン展の歴史。ROUNDABOUT JOURNAL共同主宰。3児の父親。京都市立芸術大学非常勤講師。イラストはUMAの山副さん。
本日のトークイベントに出演いただく梅沢さんへのメールインタビューはこちら。装画の制作過程を聞き始めています→RT @AAR_official: AAR 2013年7月号特集「メディウム」豊田啓介, 鈴木康広, 大野友資, 梅沢和木 https://t.co/ZifW38DT6F
2013-06-30 08:51:41『リアル・アノニマスデザイン』トークイベント了。むずかし面白い3時間はあっという間。スケールの話はまだもやもや残ってて、続きをしたい。ご来場いただいた皆さん、ご用意くださったABCの皆さん、ありがとうございました。
2013-06-30 19:15:10編者 藤村龍至氏
建築家・ソーシャルアーキテクト/東京藝術大学准教授・RFA主宰・UDCO副センター長/RFA https://t.co/z8Rw2HCnw7 RFL https://t.co/WwFjFDmT4r RF https://t.co/ISD0A4P7GN