- ryuseiasahina
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日本の公立劇場における「学芸」(観客ドラマトゥルギー)事業に興味のある方は必見|世田谷パブリックシアター学芸事業活動報告 http://t.co/U4XD44y1qc
2013-07-04 23:48:01ドラマトゥルギーと学芸の違いについて
最近したインタビューで面白かったのは「学部の段階でドラマトゥルギーを学べるようにしてしまったのはたぶん教育制度として失敗だった」という発言。どうして?と聞いてみたら「だってドラマトゥルクになるには、まずは哲学とか、他の学問を修めていなきゃだめでしょう」とのこと。たぶんその通り。
2013-06-23 07:58:48例えば演出家がシェイクスピアを上演したいと言ったときに、過去の上演史や歴史的検証をすることも大事だけど、それ以上に、この作品のどういった側面が、現代社会とどのように結びついているかを探る仕事も大切。前者が従来の文芸的な考え方であるとすれば、後者がドラマトゥルギー的な考え方かも。
2013-06-23 16:59:49前者については、大学で専門的に勉強することでどうにかなるだろうけど、後者については、常に他のことに関心を持ち続けることが大切で、その際に例えば哲学であったり、経済学であったり、物理学であったり、他の専門分野があることは非常に強みになると思う。
2013-06-23 17:03:46同じく日本人のドラマトゥルクの長島さんの文章へのコメント
中野さんのパンフに長島さんが寄せてた文章がやっぱさすがでちょっとへこんだ。|Waiting for Something を待ちながら(長島確)http://t.co/fTi6Xfxmwu
2013-06-16 23:53:54ドイツにおけるドラマトゥルクの基本文献について。
ドラマトゥルクやドラマトゥルギーなどに興味がある方は、Die Kunst der Dramaturgieという本を一読されると良いと思います。入門書だと思ってなめてましたが、こっちの学生にとっては基本文献のようです。みんな持ってる。 http://t.co/5X1nOR3Et7
2013-06-03 06:22:58ドイツの公共劇場について
ドイツ語圏の州立劇場システムは税金大量投入の超贅沢文化政策で、そりゃ批判もいろいろありますが、これだけ潤沢な環境があるからこそ、ドイツの演劇学も現在の高水準を保てているのだと思います。
2013-04-08 08:22:25最近のドイツ語圏の公共劇場では、それぞれの劇場が独自にフェスティバルを開催しているので(HAUなんて毎週フェスティバル状態ですが)、高いチケット代を払ってわざわざテアタートレッフェンに来るよりも、そういう劇場ごとのフェスティバルに足を運ぶ方がよほど価値があるように思われます。
2013-05-13 07:23:22ドイツ語圏の演劇事情について、おそらく最も分かりやすくまとめられているサイトを発見。萩原健さんが世田谷パブリックシアターで行ったレクチャーの記録。|「加速する枠のゆらぎ~ドイツ語圏の演劇・21世紀初頭の展開」http://t.co/LCVJH8Cl0s
2013-06-03 04:54:54現在のドイツのドラマトゥルク事情と日本でのイメージとの比較。
ところが現在のドイツ語圏の公共劇場において、ドラマトゥルクという仕事の持つクリエイティブ性は、残念ながら日に日に薄れてきているように感じます。「もちろんいたらいいけど、予算削減で、もうそのためのお金もないし、そんな人材もいない」という印象を受けます。
2013-06-03 06:42:09そもそもドラマトゥルクとは、長い劇場文化の歴史の中で生まれた、ドイツ語圏の公共劇場における「とある1つのポスト」の名前です。もちろんこの「ポスト」は今も健在で(やや削減傾向ですが)、そこで働いている人たちはいますが、その仕事内容が必ずしもクリエイティブなものとは限りません。
2013-06-03 06:45:34日本に入ってきた「ドラマトゥルク」という仕事は、なんだかすごいクリエイターのようなイメージかもしれませんが、日本で紹介されたドラマトゥルクは、ドイツ語圏の中でも、例外的に優秀な人だった(だからこそ紹介された)という気がします。リリエンタールにせよ、僕の今の先生のへーゲマンにせよ。
2013-06-03 06:49:45ですが、そういう優秀な人たちが、いまや予算削減の古くて堅苦しい公立劇場を離れて、フリーシーンやフェスティバルなどで活躍し始めているのは特徴的な現象です。リリエンタールも、マルターラーのドラマトゥルクのカープさんも、いまはフェスティバルで働いています。
2013-06-03 06:52:21それまでのクリエイティブなドラマトゥルクたちがオフシアターやフェスティバルに流出してしまったこともあり、いまや多くの公立劇場で働くドラマトゥルクたちは、(先日話した知人の言葉を借りれば)「サービス業」のような仕事になってしまっている(逆戻りしてしまっている)ように感じます。
2013-06-03 06:57:15その一方で、いまフェスティバルやオフシアターで働いているドラマトゥルクたちは、とても優秀な人たちです。あまりに優秀なので、例えば今のウィーン芸術週間のドラマトゥルクは、43歳の若さで、来シーズンからフランクフルトにあるオフシアターのインテンダントに抜擢されたりしています。
2013-06-03 07:00:02日本がいよいよオフシアターから公立劇場へと向かおうとしている時に、ドイツ語圏では公立劇場からオフシアターやフェスティバルへの流れがある、というのは、もしかしたら何かを考えるヒントになるかも知れないと思い、自分自身の考えの整理のためにちょっとつぶやいてみました。おわり。
2013-06-03 07:04:12ドイツにおけるドラマトゥルギーの授業について。
今日から始まった「コンサートドラマトゥルギー」というゼミは、ベルリンの某オーケストラで現役のディレクターをつとめる方を講師に招き、オーケストラの年間コンサートプログラムについて検討するというものなんですが、これこそが勉強したかったんだ!という内容で超面白い。生徒3人だけだし…。
2013-03-26 04:10:37このようにいま勉強しているライプツィヒのドラマトゥルギー科は大変いいところだったのですが、この度EU圏外からの学生に対しては学費が17倍に値上げされることになり、これからドイツに来たい方にとっては全くお薦めできないところになってしまいました。残念ですが、そういう風潮の町なのです。
2013-03-26 04:14:05今日と明日はコンサートドラマトゥルギーという授業の課外授業でベルリンに来ています。今日はベルリンの各オーケストラの年間プログラム比較などして、これからフィルハーモニーでコンサート。明日はオーケストラの各部署の仕事を実際に訪問するらしい。生徒も4人だけなので、超充実で面白いです。
2013-04-29 01:57:47