32年前のNYTのエイズ記事　

TrinityNYC @TrinityNYC

エイズが猛威を振るうようになる前の1981年、「急激な死をもたらす新タイプの癌」を紹介したNYTの記事。RT @newsycombinator: Rare Cancer Seen In 41 Homosexuals (1981) http://t.co/SWtzExONDR

TrinityNYC @TrinityNYC

承前）　私がNY住み始めたのは、この記事の3年後、1984年なんですが、わずか3年で、この「新タイプの癌」は、ニューヨークではEpidemic（流行している）という位置づけで、ひとびとは原因不明の伝染病として恐れていました。　

TrinityNYC @TrinityNYC

承前2）　この記事で、1981年時点では「同性愛の男性」にしか発症していなかったため、果たして「同性愛」であることがこの病気にどういうかかわりをもつのかが明確な段階ではなかったのに、当時の米国は同性愛の男性に対する社会的差別はあきらかにありました。映画「フィラデルフィア」参照。

TrinityNYC @TrinityNYC

承前3）　この病気の流行と並行して、注射針を使う麻薬のクラックも流行し、同性愛者でなくても、女性でも、この病気は差別しないで伝染することが明らかになってゆくわけですが、1987年ごろ迄にはクラック･ベイビーのように生まれる前からエイズと麻薬に汚染される赤ん坊が社会問題に。

TrinityNYC @TrinityNYC

承前4）　そのころ、いまは亡きワールドトレードセンターで、朝の通勤時にツインタワー内を通過すると、ボランティアたちが通勤客にコンドームを配っていました。この病気から身をまもるためにコンドームを使え、ということで。この記事を読んで、とつぜん昨日のことのように思い出しました。

ならこ @MayumiNarako

@TrinityNYC 今この記事読んで感心したのは、サイエンティフィックな内容の正確さ。

TrinityNYC @TrinityNYC

おぉ・・・専門家がごらんになっても、そう思うぐらいのクオリティなのですね。　RT @FrdmFries: @TrinityNYC 今この記事読んで感心したのは、サイエンティフィックな内容の正確さ。

ならこ @MayumiNarako

@TrinityNYC NYTの金融・経済関連の記事はときどきツッコミが入ってますがw、サイエンスタイムスはレベル高いです。わたしたちも一般向けレポートを書くときは、タイムズの科学欄くらいに書けるようになりたいものだと目標にしています。

ならこ @MayumiNarako

@TrinityNYC 八〇年台後半といえば、NYCは犯罪が多くて怖いところ、という定評のある時期と重なるのでは？そこへ正体不明の伝染する可能性のある病気、とくれば、恐怖がますます深まる原因になったと思います。

TrinityNYC @TrinityNYC

そのとおり。私が到着したころのマンハッタンは麻薬ですさむ町でした。RT @FrdmFries: 八〇年台後半といえば、NYCは犯罪が多くて怖いところ、という定評のある時期と重なるのでは？そこへ正体不明の伝染する可能性のある病気、とくれば、恐怖がますます深まる原因になったと

Yoko Furukawa @yoko71

@TrinityNYC これ、興味深いです。リンクありがとうございます。私昔Abraham VergheseのMy Own Countryっていう本読んで以来、HIVがどう北米で根付いていったのかの話のオタクなんです。

TrinityNYC @TrinityNYC

@yoko71 オタクなんですかｗ　80年代のアメリカは、エイズ抜きには語れない時代だったかもしれませんね・・・

Yoko Furukawa @yoko71

@TrinityNYC 人から人へうつるものなので、どうやって人が移動して交流して行った結果Epidemicになっていったのか、というのが凄く興味深いです。

TrinityNYC @TrinityNYC

@yoko71 わたしも専門家ではないですが、当時の、麻薬の注射針の使用は、汚染拡大にかなり悪い意味で貢献した、というのは、いわれてますね。

ならこ @MayumiNarako

@yoko71 @TrinityNYC 以前は１５、６世紀に梅毒が世界に蔓延したのに対して、「まさか交通の不便な当時、そんなスピードで広まったはずがない」という意見もありましたが、エイズ伝搬のシミュレーションでいかに感染症が蔓延するかの認識が深まったと思います。

TrinityNYC @TrinityNYC

90年代も後半になると、米国ではかなり伝染拡大が抑えられるようになったけれど、アフリカ大陸でのエイズのエピデミック状態は、いまだに続いていますよね。。。　@FrdmFries @yoko71

ならこ @MayumiNarako

@TrinityNYC @yoko71 有効な予防手段がはっきりしているのに、社会的・政治的要因でなかなか難しいみたいですね。

TrinityNYC @TrinityNYC

そうですね。社会的・政治的・経済的ファクターが医学的治癒を妨げている例ですね・・・　RT @FrdmFries: @TrinityNYC @yoko71 有効な予防手段がはっきりしているのに、社会的・政治的要因でなかなか難しいみたいですね。

Mizuki IMAI @msmizms

「運命の瞬間／そしてエイズは蔓延した　AND THE BAND PLAYED ON」っていう米国のテレビ映画があって「もっと初期段階でうまくやればエイズの蔓延は食い止められたかもしれないのに…」と思いました　http://t.co/aCmHAXuPHp　@TrinityNYC

TrinityNYC @TrinityNYC

見たい。RT @msmizms: 「運命の瞬間／そしてエイズは蔓延した　AND THE BAND PLAYED ON」っていう米国のテレビ映画「もっと初期段階でうまくやればエイズの蔓延は食い止められたかもしれないのに」と思いました　http://t.co/rGqJuUtWhm

Main Offender @CasadelBarolo

@TrinityNYC YouTubeに全編アップされています。https://t.co/i5IsaxJ1NG QT 見たい。RT @msmizms:「運命の瞬間／そしてエイズは蔓延した　AND THE BAND PLAYED ON」っていう米国のテレビ映画

TrinityNYC @TrinityNYC

わぁ！ありがとうございます！今日みようとおもいます。RT @CasadelBarolo: @TrinityNYC YouTubeに全編アップされています。https://t.co/qWo5vVn4Is QT 見たい。RT @msmizms:「運命の瞬間／そしてエイズは蔓延した　

TrinityNYC @TrinityNYC

80年代、90年代のニューヨークでは、年に一回の健康診断でもエイズ検査が奨励されていたほど。もちろん強制ではないし、自主的に受けるものでしたが、怖がって受けないひとも多かった。私もドクターに「受けますか？」と聞かれ一晩考えますと言って、結局受けた。結果出るまで怖かった。

TrinityNYC @TrinityNYC

80年代から90年代にかけては、「ヤッピー・フルー（Yuppy Flu）」という通称で、常に体がだるくてヤル気がおきず長期にわたって疲労感が取れない、という症状を訴える人が続出し、これも原因わからず、エイズ関係あるのではという説も流れたりして、われわれ素人たちはビビッてた。

TrinityNYC @TrinityNYC

わたしの親友のひとりが、まさにこの「ヤッピー・フルー」の症状に90年代前半に1年以上悩まされ、泣きそうになりながらHIVのテスト受けたりして、すごく不安がっていた。そのうち症状は消えたんだけど、いまだに、あれはなんだったのだろう、と思う。大勢のひとが同じ症状を訴えていたので。