- Archangel_HT
- 1690
- 0
- 0
- 0
8/14に打ち上げられた米空軍の新型通信衛星AEHFの1号機、アポジエンジンにトラブルが生じて静止軌道への投入に失敗。何らかのバックアッププランで軌道変更を検討中とのこと。http://bit.ly/9pbxfG
2010-08-31 23:23:29AEHFはまぁMilstar通信衛星の後継。LM製でA2100Mバス。今回問題になったのはおそらく液体アポジエンジンのLEROS-1C。これを使ってる、と言う公式リリースはないけど、A2100系は普通これ。
2010-08-31 23:55:35LEROS-1CのメーカはAtlantic Research Corporationのはずなんだけど…サイトが見つからない。どっかの吸収合併でもされたのかな。推進剤はNTOとヒドラジン。で、今回は打上げ直後からこのメインエンジンが原因不明の故障で、点火して直ぐに停止してしまうと。
2010-08-31 23:55:41で、出力5lb.のヒドラジンスラスタと、軌道保持用の4.5kWホールスラスタ(出力0.06lb.)でなんとか軌道を上げてやろうと。現在は426×49,889kmの楕円軌道で、とりあえず近地点を空気抵抗の少ない950kmまで上げてやろうと言うことらしい。
2010-08-31 23:55:45前述の二つのスラスタで、当初の予定から7~9ヶ月遅れの来年の夏頃には当初予定の軌道に投入できると見込んでるけど、その代わり燃料を余分に消費するので、14年の運用寿命分の燃料が残るか、が問題。なんとか残ると主張してるらしいけど。
2010-08-31 23:55:49"Japanese Company Working With USAF On AEHF" http://bit.ly/alGnuo 先日のAEHFのトラブルの件、どうやら使ってたのはAerojetのLEROS-1CではなくIHIのBT-4だったらしい。
2010-10-10 13:02:01BT-4はIHIが作ってる2液式エンジンで、「きずな」とか使われてる。LMのA2100やオービタルのSTAR-2なんかにも使われてて、シグナスやHTVにも使われる予定。世界に売れてる数少ない国産の宇宙用製品かな。2010年2月現在で31台が輸出。
2010-10-10 13:06:08やっとLEROS-1Cのことが分かった。AMPAC-ISPがLEROS-1の製造元だ。Company Timelineを見ると、ARCは1987年にSequaに買収されて、Sequaは2003年にAerojetが固体燃料部門を購入、その時FTCの命令により液体燃料部門は分離
2010-10-10 14:50:09で、2004年からAMPACが液体燃料部門購入の交渉に入ったとかなんとか。どーりでARCで検索しても全く情報がないわけだ。http://www.ampacisp.com/products_4.php
2010-10-10 14:51:52AEHF、ホールスラスタと小型スラスタはAerojetで間違いないんだな。http://www.aerojet.com/news2.php?action=fullnews&id=244
2010-10-11 15:01:15"Main engine probably not to blame for AEHF 1 trouble" http://bit.ly/dhd740 AEHF-1のトラブル続報。IHIのアポジエンジン自体には問題なかったんじゃね的な話になってる、らしい。
2010-10-21 00:17:43"Japanese Engine Not AEHF Issue: USAF Official" http://bit.ly/atgMsD IHIの中の人達も胸をなで下ろしてるだろうに。でもそうすると原因は何だろ。タンクとエンジンを繋ぐ配管のバルブでもおかしくなったのかな。
2010-11-15 06:07:13