「――はい、それじゃ、ここで私の出番ですね。まだ成功例は無いけれど、理論は完成してる……死人を蘇らせる法でーす! 誰か実験台になってくれないかなー?」
2010-09-23 22:30:42なおりセンセーの声に応え、その場に1人の少年が現れた。名を『ノリ』と言う。どうということの無い少年だが、しかし、たった1つ。大事なモノを持っていた。
2010-09-23 22:43:12「来てくれてありがとう。お礼に、後でキスの1つくらいしてあげましょうか?」 なおりセンセーが悪戯っぽく笑い、だがノリは真剣な表情をしていた。 だからなおりセンセーもすぐに真剣な表情に戻り、
2010-09-23 22:45:05「それじゃ、手伝ってくれるかな? 実験台になって欲しいってさっきのアレは、冗談だから。……でも、そうだね。それくらいの覚悟がある人に来て欲しかったから」 ノリは頷いて、その言葉の続きを待った。
2010-09-23 22:46:59「まぁ分かり易く言うとね、魔術を使うの。その行使の手伝いをしてくれれば良いの。……そうね、君はそこに居てくれるだけで良いわ。……うん、君も死ぬほど酷い目に遭うかもしれないけれど」
2010-09-23 22:50:20「お互いの命を分け合えば良い。ただ、それだけのこと。……あ、ノリさん、そちらの狸を抱き上げて頂けますか?」 ノリに指示をしながら、なおりセンセーは頭痛役を抱き上げた。
2010-09-23 22:57:05「――聞こえていますか? この街の皆さん。今、『頭痛役』と『廃終』の2人が倒れています。もし、この2人を助けたいと少しでも想ってくれる人が居るならば。このリプに応答を、――」
2010-09-23 23:02:28「つまるところ、2人で一心同体ってことで良いのかな?」 「そう、2人で命を分け合ってる状態ですね。どっちかが死んだら、そこでもう1人も死にますからね?」 「うっわぁ、それって、もうずーっと一緒ってことですのね?」
2010-09-23 23:09:30狸が笑い、頭痛役も笑った。 その2人を見て、なおりセンセーも微笑んで、それからノリの頬に軽くキスをした。 ノリがその時どういう表情を浮かべていたかは、彼だけの秘密としておこう。
2010-09-23 23:12:14ウサギは、また街を駆け回ることにした。――不知火を探す、と決めたのだ。 ベルマークは、まだ空を飛んでいた。――新しく生まれ変わった自分を心地よい、と感じながら。 そして、死神少女は、
2010-09-23 23:16:30「いや、あんなの相手出来んって……」 とまぁ、不知火から逃げ回っていた。 「叩くには、相応に舞台を整える必要があるけれど……」 まぁしばらくは、そんな追いかけっこが続くのだろう。
2010-09-23 23:17:55@daike000 QT @Blm9_Schreiben: 今日のだいけさんのついのべより。シリアスなシーンなのに変なことつっこんでごめんなしあ;; http://bit.ly/a0K1bJ
2010-09-24 00:48:58もうね、そこはね、大爆笑だったw RT @Belmarck: @daike000 QT @Blm9_Schreiben: 今日のだいけさんのついのべより。シリアスなシーンなのに変なことつっこんでごめんなしあ;; http://bit.ly/a0K1bJ
2010-09-24 00:50:12