ポストヒューマンについての言説

＠三毛猫の夢を見る私 @coliuko

今となってその 厭忌の実体がわかった。「サイバーパンク」のキーエレメントの一つは「個人の消滅」；人のすべては情報として解析できる、コピーできるし、コントロールできる。その中で、私は私である、あなたはあなたであって彼我を区別できる「自我」の差、強いて「魂」が消滅したから。

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やや趣旨が違うが、もう一つの言い方たら、ネットと言う情報の混沌に放り出され、溢れる情報の中で「自分」という認識がどんどん薄されて、やがて「私」が認識できなくなる。さきと言ったものはちょっと違いが、これも怖い。

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要するに、私はとっても自己中心的て、偏狂的に「私」という自我を大事にしている。私は私であって、あなたではない、あなたになりたくない、私でありの「魂」を分析されて巨大かつ混迷極まわりな情報ネットに晒されのはまっぴら御免だ。だから、

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「巨大かつ混迷極まわりな情報ネット」がもう一つなキーエレメントの「サイバーパンク」が嫌らがっていた。

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@coliuko ここだけ見ると、まるで伊藤計劃の『ハーモニー』の御冷ミァハの言論だ。これだからこそ狂人的な彼女と共感できたかも。なるほど、「サイバーパンクへの返歌」の『ハーモニー』、まさにその通りだ。

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こんな大嫌いなサイバーパンクだが、面白くて素晴らしい作品（フィックション）がいっぱいだから、困る（笑）「攻殻機動隊」も『ハーモニー』も、映画続編が暴走気味の「マトリックス」も「情報共同体から自我を死守する」という趣旨に、私は惹かれた。

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良いフィックションには良いキャラクターが必須。「攻殻」の少佐も、『ハーモニー』の霧慧トァン（姉御トァンも少女トァン）も、どっちも魅力的だ。キャラが好きすぎで、『ハーモニー』の結末に吃驚したね。

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さて伊藤計劃氏のフィックションでは、『ハーモニー』ではサイバーパンクなディストピアが洋々と世界のあり方になったが、『虐殺器官』（の序盤）にはそのわずかしか見えない。それでも、『虐殺』のフィックションを現実と比べると、驚くほど共通点が、この数年見えるになってきた。

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これはちなわち、現実は、どんどんサイバーパンクになってきたなのでしょうか。

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長い進化の末に、人類は、人を「人」である定義できるものを創りだした。伊藤氏はこれを『ハーモニー』で「意識」と呼ぶ、神林長平先生は『いま、集合的無意識を、』で「想像力」と呼んだ。そして俗に「魂」と呼ぶものはサイバーパンクのなかではいつもバラバラにされていた

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人類は進化の次なるステップでなにを創り出すのか、伊藤氏はＳＦフィックションという形で探究しているという。ですが『ハーモニー』の結末では、人類は「意識」を、「魂」を、「想像力」を捨て、「人類という種」のひとつ巨大な共同体になった。そこには「私」という個人が存在せず、

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種にセーブした情報の断片に従って生存する「個体」しかいない。そしてこういう個体たちが、一つの無意識な情報共同体を構成した。これだけ見ると実に典型的（かな？）サイバーパンクのエンティングではないか。伊藤氏はこういう「答え」に満足していないという、

＠三毛猫の夢を見る私 @coliuko

では『屍者の帝国』にはどんな答えが出たのか。これをわかるためにもう一度、もっと注意深く『屍者の帝国』を読む必要が不可欠な。

＠三毛猫の夢を見る私 @coliuko

先は「ポストヒューマン」というものが知りました。 Posthuman、人類以後のもの、それはなんでしょう。岡和田先生のツイッターで「サイボーグはポストヒューマンでしょうか？」という設問を提示しました。肉体と機械の融合。『屍者の帝国』のネクロウェーアを脳の補助ちして使った男。

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随時に必要なプログラムを脳インストールできる「攻殻機動隊」と「マトリックス」の人々。

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ポストヒューマンは、「トランスヒューマン」からなる結果である。ウィキペディアによると其れは「新しい科学技術を用い、人間の身体と認知能力を進化させ、人間の状況を前例の無い形で向上させようという思想である。」人類の進化の次なる段階、これは伊藤計劃氏が求めているものではありませんか

＠三毛猫の夢を見る私 @coliuko

ゲームでも小説でも、映画でも、現実はフィックションになりつづであって、フィックションも現実を基づいた物であり。私にとっては、こんな現実の「今」の時代は、最高の時代であり、最悪の時代でもあり。

＠三毛猫の夢を見る私 @coliuko

「良知なきの科学は、魂なく」科学技術がサイバーパンクの雛形が実現しつづ今の世界、サイバーパンクの最悪の未来を回避できるように。最悪の結末も、回避策も、ＳＦフィックションはすでに提示した。

＠三毛猫の夢を見る私 @coliuko

以上が、わたしの思考の遊戯でした。