蔵臼金助氏が語る【(西部劇における)レミントン1875】

映画で用いられるコトが少ない銃、レミントン1875が用いられた西部劇を蔵臼金助氏が紹介。 『黒豹のバラード』『クイック&デッド』『女ガンマン/皆殺しのメロディ』『ジェロニモ』『ロング・ライダーズ』『ジェシー・ジェームズの暗殺』『ワイルド・レンジ 最期の銃撃』『ワイアット・アープ』『昼下りの決斗』『ウィル・ペニー』『ブラインド・ジャスティス』 …『黒豹のバラード』DVD化希望!
1
蔵臼 金助 @klaus_kinske

コルト、S&Wよりも歴史が古く、今もなお現役の民間銃器メーカー、レミントン社。同社初の金属薬莢式リボルバーである1875モデルは、日本ではあまり知られる機会が無く、また映画にも登場することがほとんどありません。

2013-07-14 17:42:15
蔵臼 金助 @klaus_kinske

1960年代~70年代当時はレプリカも流通していなかったせいか、イタリア製西部劇においては皆無です。

2013-07-14 17:42:40
蔵臼 金助 @klaus_kinske

ハリウッド製西部劇では時々、実銃が使われることもありましたが、“ピースメーカー”神話が浸透していたせいでしょうか、ハリウッドのスクリーンでも主人公、悪役たちが握る銃は、その多くがコルト シングル・アクション・アーミー。

2013-07-14 17:43:18
蔵臼 金助 @klaus_kinske

たまにS&Wやコルトネービー、レミントンアーミーなどが登場することはあっても、レミントン1875が活躍する機会は限られていました。

2013-07-14 17:43:29
蔵臼 金助 @klaus_kinske

それでも1980年代半ばからは、ウベルティ社を始めとする伊製レプリカ・メーカー各社がこぞってコルトS.A.A.以外のリボルバーを生産し始めたため、ハリウッド製の西部劇、TVムービー等にレミントン1875も度々登場するようになりました。ここではその幾つかの作品を御紹介いたします。

2013-07-14 17:44:24
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『黒豹のバラード』(1993) POSSE 監督:マリオ・ヴァン・ピーブルズ 出演:マリオ・ヴァン・ピーブルズ、チャールズ・レイン http://t.co/0etOElOSg4

2013-07-14 17:47:59
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

西部開拓時代、実際にはカウボーイの1/3は黒人によって占められていたという史実を元に、マカロニ・ウエスタン調の演出でブラック・シネマの気鋭マリオ・ヴァン・ピーブルズが描く痛快アクションです。

2013-07-14 17:48:23
蔵臼 金助 @klaus_kinske

主人公のジェシー・リーが巧みに操るのが1975。操作のプロセス、ディティールのUPもあって見応えがありますが、残念ながらDVD化されておりません。レミントン1975が活躍する代表的作品です。 http://t.co/uAbvcHtn0w

2013-07-14 17:49:36
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『クイック&デッド』(1995) THE QUICK AND THE DEAD 監督:サム・ライミ 出演:シャロン・ストーン、ラッセル・クロウ、レオナルド・ディカプリオ http://t.co/FVPgxin0QY

2013-07-14 17:52:58
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

架空の町で行われる決闘トーナメントをカラフルな演出で描く、マカロニ調西部劇。珍しい銃がたくさん出てきますが、ジーン・ハックマン演じる悪役が、1975を用います。フレームがニッケルめっきされた上に全体に彫刻が施された、カスタムガンです。 http://t.co/1mhXBu7sqg

2013-07-14 17:54:57
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

ジーン・ハックマンが用いる、カスタム仕様のレミントン1875. http://t.co/GhwAiHXNTZ

2013-07-14 17:55:45
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

銃砲店のシーンでは、レオナルド・ディカプリオが全体にニッケルめっきを施し、グリップも銀で作られたぴかぴかの1875を披露します。シリンダーを回すと、よくチューンされているせいか、延々とシリンダーが回転をし続けるシーンが印象的でした。 http://t.co/xTuD4YGkrx

2013-07-14 17:57:16
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『女ガンマン/皆殺しのメロディ』(1971) HANNIE CAULDER 監督:バート・ケネディ 出演:ラクウェル・ウェルチ、ロバート・カルプ、アーネスト・ボーグナイン http://t.co/3xTY4RxmRn

2013-07-14 18:01:38
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

女ガンマンは英国製トランター、相棒の賞金稼ぎはアダムスとS&Wニューモデル №3など、この映画でしか登場しない銃を見ることが出来るカルト作ですが、アーネスト・ボーグナイン扮する悪役が実銃らしきアンティークな1975を用います。 http://t.co/ChXXcEjC2Q

2013-07-14 18:04:08
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ジェロニモ』(1993) GERONIMO: AN AMERICAN LEGEND 監督:ウォルター・ヒル 出演:ウェス・ステューディ、ジェイソン・パトリック、ジーン・ハックマン http://t.co/auxnpYmyup

2013-07-14 18:07:19
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

マイケル・マンの映画によく出てくる、実際にネイティヴ・アメリカンの血を引く俳優、ウェス・ステューディがジェロニモを演じた、硬派の西部劇。ジェイソン・パトリックとマット・デイモンが使うのが、ウベルティ製のレプリカ1875。 http://t.co/d1uTJReqOq

2013-07-14 18:08:38
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ロング・ライダーズ』(1980) THE LONG RIDERS 監督:ウォルター・ヒル 出演:ジェームズ・キーチ、ステイシー・キーチ、デヴィッド・キャラダイン http://t.co/KMGWyf4FpY

2013-07-14 18:13:11
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

同じくウォルター・ヒル監督が、西部開拓史上名高いギャング団、フランク&ジェシー・ジェームズ兄弟とコール・ヤンガーを詩情豊かに描くウエスタンの傑作。デヴィッド・キャラダイン扮するコール・ヤンガーが使用するのが、レミントン1875です。 http://t.co/f4T3kCEtqX

2013-07-14 18:13:44
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)  THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD 監督:アンドリュー・ドミニク 出演:ブラッド・ピット http://t.co/ue71kaf3jt

2013-07-14 18:22:56
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

ウォルター・ヒルとは全く異なる切り口で描かれた、もうひとつのジェシー・ジェームズ像。ここでは、フランク&ジェシー・ジェームズに扮するサム・シェパードが、ニッケル・モデルの1875を使います。 http://t.co/jaJuJUgGU8

2013-07-14 18:23:27
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ワイルド・レンジ 最期の銃撃』(2003) OPEN RANGE 監督:ケヴィン・コスナー 出演:ロバート・デュバル、ケヴィン・コスナー、アネット・ベニング http://t.co/CQKCu7ubTR

2013-07-14 18:25:55
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

2000年代に入って作られた西部劇の中では、『3時10分、決断のとき』と並ぶ銃撃戦の迫力が印象に残るハリウッド製西部劇です。ロバート・デュバル扮する主人公は散弾銃と共に、ウベルティ製のM1875を使用します。 http://t.co/PJxxr63PlH

2013-07-14 18:27:20
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ワイアット・アープ』(1994) WYATT EARP 監督:ローレンス・カスダン 出演:ケヴィン・コスナー、デニス・クェイド、ジーン・ハックマン http://t.co/6cxx4UaQSu

2013-07-14 18:30:33
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

同じくケヴィン・コスナー出演の、名保安官ワイアット・アープを史実に忠実に描いた西部劇。若き日のワイアット・アープが使うのがウベルティ製レミントン1875です。 http://t.co/y3njoESamq

2013-07-14 18:31:07
拡大