なぜ「臨床医学は科学でない」が批判されるの?
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@HayakawaYukio 議論の過程で齟齬を発生させたのは私なので,議論から撤退させて頂きます.途中から論点がずれてホメオパシーに関しての議論になってしまったのが残念です.
2010-09-26 19:46:16「患者が医者に対して好意的な気持ちをもっている場合ほど、プラシーボは効果をもっている。その逆に、いくら医者が患者に対して好意的であっても、患者が医者に好意をもっていなければ、プラシーボは効果をもたない」広瀬、2001、p50
2010-09-26 19:37:17この薬は高価だと言ってから飲ませるだけでも偽薬が効く.http://bit.ly/aO8ymM ちなみにこの論文は2009年度イグノーベル賞.RT @HayakawaYukio: 「患者が医者に対して好意的な気持ちをもっている場合ほど、プラシーボは効果をもっている。
2010-09-26 20:26:00@hayano ご教示ありがとうございます。2008年のようですね。「ダン・アリエリー(アメリカ、デューク大学)高価な偽薬(プラセボ)は安価な偽薬よりも効力が高いことを示したことに対して。」
2010-09-26 20:56:53偽薬はいまは(正式には)使われていないと言った医者がいたが、もしそれが本当なら、新薬の効果を試す対照実験を偽薬なしにどうやっているのだろうか。
2010-09-26 19:56:31「臨床研究における医の倫理を重視し、患者のリスクを軽減するために、プラシーボの使用を原則禁止するというものだった。新宣言によると、新薬の臨床試験での効果判定は、既存の薬との比較でおこない、プラシーボの使用は、比較すべき薬がない場合に限定される」広瀬、2001、p91
2010-09-26 20:20:53「これまでの議論の展開をふまえて、著者は、心理療法をプラシーボの一つのかたちであると考えたい。心理療法は心の病を治す医療的な価値を十分に備えた療法である。著者がこれをプラシーボであるといったとしても、心理療法をおとしめようという意図はまったくない。」広瀬、2001、p176
2010-09-26 21:39:46「その後、半世紀がたち、本書で述べているように、プラシーボ効果についての解明は大いに進んだ。いろいろなことがわかってきた。だが、その一方で、謎もまた深まったのである。本書の著者であるわたしの気分は、
2010-09-26 21:49:22あたかも心という宇宙を、プラシーボという宇宙船で旅するようなものであり。進めば進むほど、未知の世界が広がる。」広瀬、2001、あとがき
2010-09-26 21:49:48広瀬弘忠(2001)「心の潜在力 プラシーボ効果」朝日選書679 読了。心理学者がみたプラシーボ効果。プラシーボ効果があるとする立場で書かれているが、根拠は医学論文にもっぱら依存している。読後感としては、本当に効果があったかどうかあやしい感じがする。効果があったとして、
2010-09-26 21:58:39それが心理学の興味深い対象だとする見方は確かにそうだと思うが、残念ながらその研究はまだ進んでいない。広瀬さんの他の本と比べると完成度が低い。なおホメオパシーの文字はひとつもない。
2010-09-26 21:58:53「病気が治った」には二つの意味がある。1)ほんとうに病気が治った。2)病気が治った気になっているだけ。1)は言葉通り。2)は言葉の本来の意味とは違うが、本人に満足感があれば個人的利益がある。それが積み重なれば社会的利益になる。商行為の対象となってかまわない。
2010-09-27 06:38:37プラセボ効果(偽薬効果)は、ない/あるの論争は、この1)と2)の認識の違いから生じている部分が大きいようだ。プラセボに1)の効果があるとすると、心理学の研究対象として興味深い。しかし1)の効果はないかもしれない。病気の種類によっても違うかもしれない。精神疾患には効果がありそうだ。
2010-09-27 07:28:52それは、違います。経済学では合成の誤謬っで知られていますし、治ったつもりで悪化した人が多くなれば、治療に費用が多くなり、社会的には利益ではなくなる可能性もあります。QT @HayakawaYukio: 本人に満足感があれば個人的利益がある。それが積み重なれば社会的利益になる。
2010-09-27 07:32:14@kure_yoshi 合成の誤謬は初めて知りました。勉強しました。私が呈示したのはそれには当てはまらないように思います。「治った気になっていても実は病気が進行している」場合ではなく「病気はそのままだが治った気になって本人が満足している」場合を想定しました。精神や慢性疾患で。
2010-09-27 07:41:13広瀬弘忠(2001)「心の潜在力 プラシーボ効果」朝日選書679 抜書き補遺。「プラシーボ効果は、薬学の専門家にとってはやっかいな問題だが、心理学者にとっては、とても興味あることだ」p46
2010-09-27 08:02:46「プラシーボについては、まだ、わからないことも多いのだが、医療において、プラシーボ効果が実用段階近くまできていることは確かである。<シクロホスファミド>のように、副作用の強い薬の一部分をプラシーボで置き換えられるということは、一つの明るいニュースである」同書p110
2010-09-27 08:02:58偽薬効果が心理効果であるとするなら、1)ほんとうに病気が治った、2)病気が治った気になっているだけ、を峻別するのが困難な場合が多々あろう。偽薬効果は、そういう種類の病気だけに認められるのではありませんか。
2010-09-27 09:55:14きのうのニコ生シノドス『ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方』 http://live.nicovideo.jp/watch/lv27437085 文字起こししたのどこかにないですか?部分でもよい。広瀬さんの本読みながら、ちょっとだけ見ただけなのです。副会長が電話口に出た場面。
2010-09-27 10:10:08なんだ5月のニコニコ動画もシノドスだったのか。 http://ht.ly/2KctE そういえばそうだった。5月のお題は「科学と科学ではないもの」 今回は『ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方』 今回の新しさはホメオパシー騒動だね。だから朝日新聞か。ふむ。
2010-09-27 12:31:18そういえば、「ホメオパシーと漢方の違いはどこに?」 http://ht.ly/2KfgD に書いた「ホメオパシーだけがダメなのはなぜなのだろうか」への答え相当を、きのうシノドスで唐木副会長が述べていた。それは「ホメオパシーは明確に間違っているから、取り出して批判する」でした。
2010-09-27 16:09:03科学的に間違っていると、なぜ社会から抹殺されるのでしょうか?そのような社会を私は好みません。また、科学的間違いは世の中にたくさんあります。日本学術会議は、これから時間をかけて、それらをすべて抹殺するおつもりなのですか?
2010-09-27 16:09:58