デトロイトは最初は小麦粉の産地だった

NHKニュース @nhk_news

【速報 JUST IN 】米 デトロイト市が破産申請 http://t.co/E08nmHbYiu #nhk_news

未発育都市 @mihatsuikutoshi

デトロイト市が財政破綻したようだけど、デトロイトについてブログ記事を書いておくべきだったな＾＾；。ジェイン・ジェイコブズ著『都市の原理』にデトロイトの歴史について書いてある。

未発育都市 @mihatsuikutoshi

デトロイトは最初は小麦粉の産地だった。やがて小麦粉のための製粉所をつくるようになった。製粉所がつくれるようになると次は小麦粉を運ぶ船をつくった。船といっても帆船ではなく蒸気船をつくった。蒸気船のエンジンもつくった。そしてエンジンがつくれるようになると次はあれをつくった。自動車だ。

未発育都市 @mihatsuikutoshi

フォード社も最初は小さな町工場だった。フォード社の最初の工場の写真でも載せておく（どんなだ？）。この工場は1903年に建設された。 http://t.co/BXoqYG2Mkn

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siskw @siskw

@mihatsuikutoshi ちっちゃっ！

未発育都市 @mihatsuikutoshi

@siskw いわゆる「フォードシステム」（ベルトコンベア式の大量生産）以前の工場です。やがてこれが巨大化するんだ

siskw @siskw

@mihatsuikutoshi フォードシステム以前の工場なんですね。うちの地元も愛知の真ん中で車会社のお膝元なので、あながち他人事じゃないんですよね。。。都市に歴史があるのが、多様性の保持に貢献していると思いたいです。

未発育都市 @mihatsuikutoshi

デトロイトが衰退した理由は自動車製造のための「会社の町」になってしまったからだ、とジェイン・ジェイコブズは『都市の原理』で論じている。都市が自動車製造のために超-効率化されたため、都市の産業の「多様性」を失ってしまったことが最大の原因。効率化された都市は環境の変化に対応できない。

未発育都市 @mihatsuikutoshi

デトロイトを襲った環境の変化とは、言うまでもなく、我らが「日本車」の台頭である。デトロイトを潰した原因は日本にあるｗ。いずれにせよ、超-効率化された「会社の町」として「多様性」を失っていたデトロイトはもはや自動車以外の製品をつくることはできなかった。だから一挙に廃れた。

未発育都市 @mihatsuikutoshi

都市の「効率性」に対して「非効率性」を擁護する理由があるとすれば、まさにこの点である。というわけで、都市には「多様性」が大事。ちなみに「多様性」よりももっと大事なものがある。「教育」である。というわけで、「教育」が一番大事。だから学生の教育費を無料化しろ。

未発育都市 @mihatsuikutoshi

デトロイトと同じ運命をたどるはずだった都市は他にもあった。鉄鋼の町のピッツバーグである。ところがピッツバーグは衰退しなかった。ピッツバーグは「ハイテク産業をはじめ、保健、教育、金融を中心とした産業構造に転換し、地域経済を再生させた。」 http://t.co/8nJPdgCOHb

未発育都市 @mihatsuikutoshi

ちなみに、ジェイン・ジェイコブズは著書『アメリカ大都市の死と生』では、「多様性の自滅は成功によって起こるもので、失敗によって起こるのではないことを理解しなければなりません」と述べている。 http://t.co/cm9PXbMrME （終わり）

Richard Florida @Richard_Florida

Past twitter. Detroit is not a ghost town. It is not dead. It is a big metro with lots of assets. It is seeing investment in its core 1/2

Richard Florida @Richard_Florida

Detroit actually looks better economically than it has in some time. Bankruptcy is not a death sentence. Could signal turning point. 2/2