木村俊雄さん「東電 福島原発事故 調査報告書について」

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20. 炉心温度の 挙動を、やはり これも 過渡現象記録装置の データを 使用して より 正確に、緻密に 評価して 説明すべき、これだけだと 何が 起きてるのか わからない 状態。(木村俊雄さん)

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fig.7 pic.twitter.com/chW7ktWFET

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21. 格納容器 (PCV) の 圧力、圧力抑制室の 差圧、さらに 格納容器 冷却系ポンプ流量 A、B、そして 格納容器内 各部温度、サプレッションプール 水温度、ドライウェル 床サンプドレーンポンプ 水位、(続) (木村俊雄さん)

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(続) これらを 使って 東電は 何を 説明したいかと いうと 格納容器の 中の 配管破断等が なかったこと。(木村俊雄さん)

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22. 「したがって、この表に あるとおり 格納容器の 圧力の 上昇は 大きなものでなく、各空調系 停止による 格納容器内の 温度上昇に ともなう 圧力上昇の 結果と 考えられる。(中略) 配管等の 破断や 格納容器の 破損による 急激な 圧力上昇は ない」(木村俊雄さん)

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23. これも、正常である旨を 説明したいのであれば、この チャートだけでなく 過渡現象記録装置の データも 使用すべき、そうでないと 何で こうなるのか わからないし、急激な 圧力上昇でないか どうかも 判断できない。(木村俊雄さん)

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24. 東電「格納容器内において 急激な 温度上昇は 認められず (中略) 配管等 破断は なかったものと 考えられる」 (木村俊雄さん)

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fig.8 pic.twitter.com/E9cwWRb83M

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25. PCV 内の 温度や サプレッションプール水の 温度に 温度上昇が ある。 これが 急激なのか そうでないのかという 判断は、この 説明では 僕としては まったく 理解できない。(木村俊雄さん)

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26. きちんと 急激ではない、さらに 破断はないの 根拠を、 他の データを 使って 示すべき。(木村俊雄さん)

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fig.9 サプレッションプール水の温度 pic.twitter.com/W4QFgVW2QO

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27. 途中で 上がってるのは、記録計が 止まり 途中から 再開したという 説明のみ、上がっているという 判断も できる。(木村俊雄さん)

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fig.10 pic.twitter.com/Ix33TqfecO

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28. 東電「床ドレンサンプの 水位は 増加してないことから、配管等の 損傷による 原子炉水 漏洩は なかったと 考えられる」(木村俊雄さん)

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29. ミドリの 線が 機器ドレンサンプ。 2時 46、47分に 地震が 来た。 タンクの 水位が 上がり、ここで サンプポンプが 起動し、 汲み上げて 水位が 下がる (地震後 しばらくして) データが 切れている。(木村俊雄さん)

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30. 赤い ラインは 床ドレンサンプの 水位。 地震が 来て グンと 振れ、その後 何度も 水位変動を くり返している。 これを 東電は「床ドレンサンプの 水位は 増加してない」と 表現。(木村俊雄さん)

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31. 先ほどと 同じで、床ドレンサンプの 水位が 上がるから、サンプポンプが 起動して 水位が 下がる、その くり返し。 何か 知らないが 格納容器の 下に 水が 溜まり、それを 汲み出しているように 見える。 東電の 報告は まったく 逆のことを いっている。(木村俊雄さん)

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32. 実は ドレンポンプの 運転記録チャートというのが ある。 それを 見れば、床ドレンサンプの ポンプが 何回 起動したのかが わかる。 これが どうだったかは 他の データを 駆使して、もっと 緻密に より 説得力をもって 説明すべき。(木村俊雄さん)

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33. 格納容器の 中の 配管が 破断していると いうことは、冷却材喪失事故が 地震によって 起きていると いうことになる。(木村俊雄さん)

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34. 今の 時点では 断定できない。 なぜなら データが 少なすぎるから。 でも 何かが 格納容器の 中で 起きていると いうことは 理解できる。(木村俊雄さん)

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35. これは トリップシーケンスの 機能ではなく、アラームタイパーの 機能のなかで この ようすが 印字されている。 非常用ガス処理系の B系が 起動している。(木村俊雄さん)

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fig.11 非常用ガス処理系の作動 pic.twitter.com/e6mBF2YuVi

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36. 東電は「排気筒の 放射線レベルは 原子炉スクラム 以降も、ノイズは あるものの、記録が 残っている 範囲では、安定した 値を 示しており、異常は 認められない。 他の モニタリングポストの 指標も、一部が ダウンスケールしたり、15時 29分に、(続) (木村俊雄さん)

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(続)「一部 モニタリングポストにおいて 航行警報が 発生し、実際の 線量は 上記のとおり、地震前からと 変化は なく、異常ないものと 考えられる」と いっている。(木村俊雄さん)

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fig.12 pic.twitter.com/szgBGCzrfT

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