短命核種の考慮:初期の甲状腺被曝は何倍程度まで可能性を見積もればよいか?

避難区域での甲状腺等価線量の公式の実測値が最大で30mSv以内に収まる中、短命核種(Te132,I132など)を考慮すべしとの声がありました。 それを理由に、よく分からないから可能性を無限大まで発散させて対応せよ、ではなく有り得てもこれくらいまで、といった振れ幅が現実的対応のため重要ではないかと思い議論をまとめました。
14
前へ 1 ・・ 3 4 次へ
dreswl @dre_swl

@iPatrioticmom アブストしか見れないけどTeとI132混合でしょ?単味のTeの状態で甲状腺に集積するのとは違うかと。

2013-08-17 21:51:08
dreswl @dre_swl

牛と羊のを総合的にみるとTeの状態で腎に集積し血中や尿へでる系と崩壊してI132となった時点で甲状腺へ集積する系とがあると理解するのだけど。

2013-08-17 21:53:30

牧野先生の解説

Jun Makino @jun_makino

CTBT 高崎のデータだと Te-132, 129m は I-131 の倍くらい、 I-132 にしても Te-129m にしても β 線のエネルギーは I-131 の倍以上あるみたいなので、結局合わせると甲状腺被曝への寄与は I-131 と同じオーダーかも。本当これ?

2013-08-17 21:16:49
Jun Makino @jun_makino

http://t.co/Yc2XMUQ187 KEK のダストサンプリング だと I-131 に対する相対量はもうちょっと少ないめの感じ。

2013-08-17 21:30:18
Jun Makino @jun_makino

倍まではいかないかもしれないと

2013-08-17 21:30:23

みーゆさんの解説

Masato Ida, PhD @miakiza20100906

CTBT 高崎観測所で5月31日までに測定された放射性核種の積算濃度 http://t.co/SyTlcPAmOm  積算でも I-131 と I-132 の濃度は同等(縦軸はログ)。 米沢仲四郎と山本洋一の解説 http://t.co/LkjSVrqULG より。

2013-08-17 21:39:11
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

ただし、I-132 の線量換算係数は I-131 より 1~2 桁小さい。半減期が 2.3 時間と短いことが効いているはず。 @miakiza20100906

2013-08-17 21:51:13
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

Te-132 の積算濃度も I-131 と同等、わずかに I-131 より高い程度。 http://t.co/SyTlcPAmOm @miakiza20100906

2013-08-17 22:07:33
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

“ダストサンプルなどから他核種による甲状腺等価線量への寄与を10%と仮定http://t.co/E2xoQTenel (19枚目)  I-131 以外の核種の件。再掲。

2013-08-18 11:03:04

MAKIRIN1230さんの解説

MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

「原子炉事故時放射線影響解析で用いるための内部被曝線量係数」 波戸真治・本間俊充 日本原子力研究所 http://t.co/KpYZTXdfOd p.125 付録1ー図46 テルル(Te) の体内動態図とデータ p.126 付録1ー図47 ヨウ素(I) の体内動態図とデータ

2013-08-16 21:58:24
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@iPatrioticmom 最初Te132の形だけで体内に摂取したとしても、I132の半減期は約2.3時間なので、その約1日後には永続平衡になっているとみなせるようなので、その後は、体内にはTe132のBq数と同じだけのBq数のI132が存在すると考えて良いようです。

2013-08-17 22:38:10
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

「福島第一原子力発電所事故に係る JAEA 大洗における環境放射線モニタリング」 http://t.co/Z92nREXGEh Table 2 JAEA 大洗構内 では、吸入摂取による甲状腺の被曝線量は、成人では平均4.7mSv、1歳児では平均9.0mSvと見積もられている。

2013-08-16 22:41:46
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

「原子炉事故時放射線影響解析で用いるための内部被曝線量係数」 日本原子力研究所 http://t.co/KpYZTXdfOd p.125 付録1ー図46 テルル(Te) の体内動態図とデータ p.188 付録1一図95 テルルの子孫核種のヨウ素に対する体内動態図とデータ

2013-08-17 00:25:42
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@iPatrioticmom 原子力安全・保安院の放射性物質の放出量の見積もりは、平成23年10月20に訂正が出ています。 http://t.co/VTAfd7kIz1

2013-08-17 21:00:08
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@iPatrioticmom 永続平衡(放射平衡)になっているなら、Te132のBq数とそのβ崩壊で生じたI132のBq数は等しくなっているとみなせるようです。 http://t.co/mUfk3etFvg 先ほどの、ツイートには間違いがありました。すみません。

2013-08-17 21:54:24
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@iPatrioticmom Te132の半減期はI132の半減期の約34倍でずっと長いので、Te132がβ崩壊してI132が生じないと、そのI132はさらに崩壊できないので、Te132のBq数がI132のBq数を決めてしまうという感じだと思います。

2013-08-17 22:23:11
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@iPatrioticmom http://t.co/KpYZTXdfOd p.244とp.246 この換算係数はICRPのものではないですが、Te132とI132の甲状腺の線量換算係数の時間依存を比べてみると、I132は半減期が短いので1日で係数が飽和することが分かります。

2013-08-17 23:31:06
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@iPatrioticmom I132の形で吸入摂取しても甲状腺にそれが到達するまでにかなり崩壊しているためI132の係数は小さくなっているようですが、Te132の形で吸入摂取すると体全体にそれらが広がってからI132に崩壊するものがあるので結果的に甲状腺に集まり易いようです。

2013-08-17 23:38:34
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@iPatrioticmom そのためI132の係数よりもTe132の係数が大きくなっているようです。当然、Te132の係数には崩壊後のI132の体内動態も考慮されているわけです。

2013-08-17 23:41:55
前へ 1 ・・ 3 4 次へ