チャート式はもういらない!〜数学入試問題は「10のコツ」でなんでも解ける!〜

チャート式がやたらもてはやされています。しかし、問題数も多く、解説もなんか雑でどうも使いにくい。そこで、チャート式ではなく、もっとなにか少ない時間でできる別のやり方が無いものかということで極めて見た結果、最後は10のコツまでまとめることができました。
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Naoto Hayashi @CheNaoto

相対化するのも大切です。一つだけみてるとなにがなんだかさっぱりわからない、なんの糸口も掴めないという問題でも、二つ比較してみたり、地続きになっている問題全体を見渡すと、その中でその一つのヒントが意味していることが、はっきりとくっきりと分かることがあります。

2013-08-18 17:06:04
Naoto Hayashi @CheNaoto

帰納的に思考実験してみることも大切です。特に大きな数字が出て来たり、途方も無い計算をしなければいけない気がしたときは、小さく実験して、大きな完答に仕上げるという姿勢がものすごく大切になってきます。具体的につかめる範囲の数やイメージを使うことで、正解へと近づくのです。

2013-08-18 17:07:50
Naoto Hayashi @CheNaoto

視覚化するというのは、私はあまり好きな手段ではないのですが、最後の手段としては有効です。人間の脳みそには限界がありますから、数式だけ見せられてもどうもイメージできないことがあります。そういう時にヒント程度に視覚化することは確かに大切なことなのかもしれません。

2013-08-18 17:09:23
Naoto Hayashi @CheNaoto

ただ、一つだけ忘れないでいてほしいのは、視覚化したグラフなりなんなりを根拠にして答えを導き出すことはできないということです。記述答案でよくこういう答案を出す人がいるので、それだけは勘弁していただきたい。あと、えてして勘違いとか間違いを補強する材料にもなるので図は正確に。

2013-08-18 17:14:10
Naoto Hayashi @CheNaoto

必要条件と十分条件を理解することも大事ですね。世の中の議論でも、これがごっちゃになっている事も多い。詐欺師もこれを混同することが多い。だから、世界を生き抜くためにも、これをちゃんと理解しないとダメです。

2013-08-18 17:15:13
Naoto Hayashi @CheNaoto

あとは、ゴールからスタートを遡るというのも大事な考えではある。証明問題で、あと三行が分からないときは、結果から逆算して、どういう処理をすれば正答なのかということを考えるというのも一つのテクニックだ。そうすればひらめきは必然になる。

2013-08-18 17:19:58
Naoto Hayashi @CheNaoto

ここまで書いていて思った事だが、これらの思考が殴られても忘れない程度に頭に入っているのであれば、チャート式はいらない。いや、これらの思考がまだあいまいな状態でもチャート式はいらないかもしれない。

2013-08-18 17:21:31
Naoto Hayashi @CheNaoto

なぜなら、最近は東大の数学50年分などが売ってあって、単元ごとに分類されているからだ。過去の問題の今は習わない分野はそれはそれで分類をしてくれているので、少なくとも理系数学までやった人についていえば、これで解法再現を試してみて、典型解法を習得してもそれはそれでいいのだ。

2013-08-18 17:22:27
Naoto Hayashi @CheNaoto

問題数ベースでいっても、どの大学も500問ぐらいはあるから、基礎の問題に分解し、その集合として解くような感覚で解法再現なり演習なりをすれば、チャート式の例題数と遜色ないレベルだろう。これが次世代の数学勉強法なのではないかと半ば本気で考えている。

2013-08-18 17:23:30
Naoto Hayashi @CheNaoto

とかくチャート式が薦められがちな世の中ですけれども、一つの選択肢として、チャート式を使わない勉強法を考えていただければ幸いです。

2013-08-18 17:29:46