ワトソンの行動主義

渡邊芳之さん(http://twitter.com/ynabe39)のタイムライン、ツイログを中心に、ワトソンの行動主義の話と第一種の過誤・第二種の過誤に関した部分をトゥギャりました。 [続きまとめ] パブロフの犬 http://togetter.com/li/552053 渡邊芳之(@ynabe39)/2013年08月18日 - Twilog 続きを読む
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渡邊芳之 @ynabe39

ワトソンのPsychology as the behaviorists views it(1913)を久しぶりに読む。印象深かったのは学習や条件づけへの言及はごく少なくパブロフにも言及してなく、人名が出るのはむしろダーウィンであるということ。

2013-08-18 06:23:09
渡邊芳之 @ynabe39

行動主義と進化論の関係というのはちゃんと勉強しないといけない。きっと誰か書いているだろう。

2013-08-18 06:24:02
渡邊芳之 @ynabe39

ワトソンが条件反射について論じた1916年のAPA会長就任講演を調べる。

2013-08-18 06:41:07
渡邊芳之 @ynabe39

ワトソン1916はすぐにpdfが見つかった。

2013-08-18 06:48:59
渡邊芳之 @ynabe39

ワトソンの英語は文が長くて難しい。

2013-08-18 07:19:43
渡邊芳之 @ynabe39

「本気で嫌いなものにはある程度詳しくなってしまう」というのはある種の防衛なんだろうね。敵を知るということで。

2013-08-18 10:54:32
渡邊芳之 @ynabe39

統計的推測でいう「第一種の過誤」(差や関係がないものをあると見誤ってしまうこと)と「第二種の過誤」(差や関係があるものをないと見誤ってしまうこと)の区別は,人間のいろいろなことを考えるのに役に立つ。

2013-08-18 11:38:52
渡邊芳之 @ynabe39

人間は自然な状態では(おそらく進化的に)第二種の過誤のほうに敏感で,その結果「ありもしないものをあると思ってしまう」傾向が強い。敵や危険に対してはそうであるほうが生き残ってきたのかもしれない。

2013-08-18 11:42:25
渡邊芳之 @ynabe39

いっぽう科学や技術は第一種の過誤のほうに敏感で,正確さのためには(少なくとも一時的には)「あるものをないといってしまう」ことを厭わない。新しい知識や技術が受け入れられるのに一定の時間がかかるのはそのためだ。

2013-08-18 11:44:06
渡邊芳之 @ynabe39

グリニッチ天文台事件の例のように,科学的な方法というのがもともと「人間の知覚や認知への不信」から出てきたことを考えると,第二種の過誤を恐れる人間と第一種の過誤を恐れる科学というのはまさに「弁証法的関係」にあったのだと思う。

2013-08-18 11:47:43
渡邊芳之 @ynabe39

第二種の過誤を恐れる人間が「怖がりすぎ,心配しすぎ」になることと,科学が「怖がらなすぎ,心配しなすぎ」になることは2つが合わさってちょうどよくなるということ。人間が第二種の過誤を恐れておかした間違いと同様に,科学が第一種の過誤を恐れておかした間違いもたしかにある。

2013-08-18 11:50:39
渡邊芳之 @ynabe39

ちょうど今朝ワトソンの行動主義宣言を読んだところなのでこのような話題は感慨深いものがある。

2013-08-18 12:00:03

抜かしてる話題もあります。詳細はツイログで→ http://twilog.org/ynabe39/date-130818

渡邊芳之 @ynabe39

「グリニッチ天文台事件」って心理学の教育を受けた人間なら誰でも習っている常識みたいなものなのだけど,他の分野では意外と知られてないしネット検索してもなかなか出てこない。以下の丸山久美子先生の論文にけっこう詳しい説明があった。https://t.co/AB9rNMk9z9

2013-08-18 12:04:19
渡邊芳之 @ynabe39

このワトソンの"The Place of the Conditioned Reflex in Psychology"(1916)というのはすごいものだなあ。

2013-08-18 12:11:48
渡邊芳之 @ynabe39

「みんなが科学的に考える社会」になると第一種の過誤の危険性ばかりが強調されて社会全体では第二種の過誤が増えてしまうかもしれない。まあそんな社会は来ないと思うので杞憂としか言えないが。

2013-08-18 12:16:47
渡邊芳之 @ynabe39

ワトソン(1913)では能力心理学(faculty psychology)と対立するものとして機能心理学(functional psychology)を挙げたうえで,機能心理学が真の機能心理学となるためには行動主義が必要,と主張している。

2013-08-18 12:23:06
渡邊芳之 @ynabe39

臓器のひとつである脳に他の臓器と比較した特権性を与えない,というのはギブソンの生態心理学の特徴。

2013-08-18 12:25:37
このツイートは権利者によって削除されています。
渡邊芳之 @ynabe39

@SF_yomi じっさい科学研究が第二種の過誤を軽視しすぎというのは統計学者からは繰り返し指摘されていることです。ちなみに検定のp<.01というのが「第一種の過誤の小ささ」を示しているんだけど,第二種の過誤について危険率を計算する人はいない。

2013-08-18 12:30:37
このツイートは権利者によって削除されています。
渡邊芳之 @ynabe39

@SF_yomi このことは「(科学者も含めて)人間はもともと第二種の過誤には敏感なものだから,わざわざそれを数値で示して戒める必要はない」ということなんだろうと思います。

2013-08-18 12:31:33
渡邊芳之 @ynabe39

@SF_yomi そもそも脳は意識ではないです。脳の機能(だと考えられているもの)と臓器としての脳を同一視しちゃうといけない。

2013-08-18 12:32:25
このツイートは権利者によって削除されています。
渡邊芳之 @ynabe39

@SF_yomi いいポイントだからせっかくまじめに答えたのにそうやって国語教師にしちゃうからまじめに答える気がなくなる。

2013-08-18 12:33:01
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