アニメ雑誌の版権イラストについて

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

各誌の『ライジンオー』の記事が充実していたのは、谷口さんの力が大きいと思う。凄い人だと思っていたら、監督になった。

碧野　圭 @aonokei

ゼロックスを使い始めたのはドラマガが最初かも。その頃は、原画だけでなく色指定に特定の人を指名するとかも、他誌ではやってなかった。@animesama 俺の頃は、もう東映が受け付けてくれなかったので、新宿オンリーでした。アニメ雑誌の編集者が行列つくってました。

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

@aonokei NEWTYPEのやり方を、ドラマガが受け継いだのではないでしょうか。

碧野　圭 @aonokei

ニュータイプというより、美樹本さんとか菊池さんの指示ではじめたことだったりするし、どちらが先とはいえないけど、ドラマガのやり方を見て他誌が真似したこともあるよ。ＲＴ @animesama NEWTYPEのやり方を、ドラマガが受け継いだのではないでしょうか。

碧野　圭 @aonokei

あの当時は、お互い切磋琢磨していたから、どこかで始めると、いいところは取り入れてたんじゃないかな。ＲＴ @animesama

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

@aonokei 真相はいかに？　井上伸一郎さんがNEWTYPEの戦略のひとつとして「版権セルにゼロックスを使った」を話していて、それが印象的です。

碧野　圭 @aonokei

そんな大仰なものじゃなく、ア二メーターの人にそっちがいいから、やってと頼まれたとか、そういうことだと思う。少なくともドラマガはそうだった。@animesama 真相はいかに？　井上伸一郎さんが NEWTYPEの戦略のひとつとして「版権セルにゼロックスを使った」を話していて

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

@aonokei 大きなサイズのセルだと、トレスマシンを通らないので、それでゼロックスを使ったというのもあったはず。だから、画質をあげるために、ゼロックスを使うという発想はあったはず。勿論、言い出したのはアニメーターさんかもしれないけれど。

山本幸治 @koji8782

え！ 谷口さんってそういう出自なんですか？びっくりです。 @animesama

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

谷口さんは、サンライズの設定制作出身です。当時、アニメージュで、サンライズ設定制作特集を企画して、出てもらいました。RT @koji8782: え！ 谷口さんってそういう出自なんですか？びっくりです。 @animesama

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

谷口さんの話に戻すと、編集者が電話で「『地球防衛組の５つ誓い』とかって設定ありますか？」と訊くと「ありません！　ありませんが明日までに決めておきます！」と答えて、本当に次の日にはFAXが届いた。それはオフィシャルな設定としてアニメ誌に載った。そのくらいスーパーな設定制作だった。

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

もうひとつ。いつか「アニメ様365日」で書くつもりだけど、『アキハバラ電脳組』のアニメ誌に掲載された版権イラストで、葦プロが作画と仕上げをやったのは一枚だけ。他は、ことぶきさん、ビーパパススタジオ、TVシリーズには参加していない山川さんが描いている。窓口は僕がやっていた。

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

仕上げはＪＣスタッフで、松倉君が回していた。そうなったのは葦プロが忙しくて、版権を描いている余裕がなかったから。それで、ＪＣスタッフで仕上げをやってもらった版権セルは、本編と色指定が違う。ＴＶシリーズの色が、誌面映えしないと思って、監督の許可をとって変えてしまったのだ。

小黒祐一郎(新刊は1月半ばから一般販売) @animesama

だから、本編よりも、版権セルの方が、ポップな色遣いになっているはず。今思えば、自分勝手な事をやったけど、少しでも見栄えのいい版権を作ろうと思ってやっていた。