火砲小話~VYa 23mm機関砲の14.5mm版の車載化計画
VYa14.5や14.5mmネックダウン23mm弾薬を使う謎の対戦車銃の他に、以前にも触れましたが、赤軍は45mm対戦車砲薬莢を短縮し20mmにネックダウンした弾薬を用いるRESなる対戦車銃を同時期に試作してましたし、42年半ば頃に次期対戦車銃の競作でもあったのかも知れませんね
2013-08-27 19:20:11RESもVYa14.5も、どちらも既存の大口径弾薬のネックダウンということで共通しているのが面白いです。VYa14.5が90mm、RESも80~100mmくらいの装甲貫通力を持っていたとなると、42年の赤軍の考える次期対戦車ライフルは80mmクラスが最低ラインだったのかも
2013-08-27 19:22:53ただ、42年半ばの赤軍は当然虎の存在を知らないわけで、RESやVYa14.5なんかの80mm貫通クラスの次期対戦車ライフルが何に対抗することを目指していたのかは、よくわからない所です。増加装甲付・装甲強化型の三号突撃砲や四号戦車かしら?
2013-08-27 19:29:2513/9/8追記
PTRDって、元々はPTRSと同じ自動対戦車ライフルの競作だったのね http://t.co/PZ2haDUO9E 最初の物は排莢が顔に向かって飛んでくる欠陥があったとかで http://t.co/ywbkbUG57I 見慣れた形態に落ち着く。弾倉容量は5発 #SW42
2013-09-08 13:28:07見た感じ機構は生産型のPTRDと同じで、排莢までは自動で、次弾の装填と閉鎖は手動でやるのかしら。「どうせ手動が必要なら、いっそ弾倉なんか無くして軽くした方が合理的」なんて考えがあって単発化されたのかも
2013-09-08 13:33:46先日話がちょっと出た23mmネックダウン14.5mm対戦車銃 http://t.co/CQCMXmJq0W 1942年にニキーチン技師とラマノフ技師 が共同開発(PTRNRとでも略すのかしら)。23x152薬莢ベースの14.5x147弾薬で初速1500m/sを達成、と
2013-09-08 13:48:26興味深い話として、23mmネックダウン14.5mm対戦車銃の開発と同じ頃に、14.5mm薬莢ネックアップ航空機関砲の開発も始まっていたとか(後の23x115弾薬を用いるNS-23ですね)。どうやら大戦期のソ連銃砲開発陣では、弾頭と薬莢を使った椅子取りゲームが流行してたみたい
2013-09-08 13:54:3114.5mm PTRNRについては、43年4月の試験で虎の側面装甲82mm(ソ連側計測。規格は80mmなので製造許容誤差分?)を距離100mで貫通した記録があるようですが、これは「一発でも貫けたことがある」というだけの話。8月10日の試験では、確実なのは55mmまでと判定されてる
2013-09-08 14:05:2314.5mm PTRNRは貫通目標90mmで作ったものの、実際には稀に82mm、確かなところ55mmしか抜けなかった。初速は目標の1500m/sを達成できていたのに、貫通力が予定を下回ってしまった。とすると、やはり当時のソ連には超高速域での貫通見積りにズレがあるように思えます
2013-09-08 14:11:0145mm対戦車砲薬莢を20mmにネックダウンした20mm RES対戦車銃(砲?)でも、距離100m100mmを貫通できる場合はあるものの確かなところは70mmまで、ということになってるようで
2013-09-08 14:15:55