三潴末雄氏が語る -国際的な作家への道-
- misonikomioden
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アーティストへの提言として次のことをあげます。 ・グーグルに頼ってはいけません。 ・グーグルに頼らず自分の足で歩きまわること
2013-08-26 19:39:43日本はアートにおいては悲しい状況だ。 マーケットの無いところに作家は育たないし、ギャラリーも存在できない。日本人が日本の文化を支えていかなくてはいけない
2013-08-26 19:41:36勃興する当時のソーホーの思い出としては、尊敬する荒川修作と会ったとき彼はこう言っていたことだ。 「現代美術はコマーシャルになった。何の精神もない 目の前に教会があるが彼ら大部分は神を信じているが、アートにはそんなことはない」
2013-08-26 19:48:58海外(アメリカ)におけるフルタイムアーティストへの道としてはニューヨークでギャラリーデビューし、そして有力な美術系雑誌や新聞に掲載されることが重要で、たった一行でも掲載されたいと望んでいる。 掲載されたらコレクターから問い合わせがくるものだ。
2013-08-26 19:55:16ニューヨーク・タイムスに大きく掲載されても、むしろ日本人としてはBTに掲載されるほうが嬉しいようだ。 しかしそれはドメスティックな日本語のみで書かれるメディアでしかない。
2013-08-26 19:59:37海外(米国) フルタイムアーティストへの道 1 New Yorkのギャラリーデビュー 2 展評が有力な美術系雑誌・新聞に掲載(NYTims、ArtinAmerica) 3 展評でコレクターが作品購入 →
2013-08-26 20:00:13→つづき 4 美術館で展示 5 東海岸から西海岸へ 6 ロンドン、ベルリン、パリ等にてヨーロッパのギャラリーとの連携で展覧会が企画される →
2013-08-26 20:02:22→つづき 7 国際展での展示 (ベニス・サンパウロ・ベルリン・イスタンブール・リヨン等の国際ビエンナーレ、三年に一度のドクメンタ等々) 8 欧米有力ギャラリーが付加価値をつける 9 美術館での個展 10 セカンダリーマーケット、オークションで音が上がっていく
2013-08-26 20:03:38付加価値を誰が上げていくか? アートとはいえマーケットが無くては成立できない。 それはコインの裏表ともいえる。その片側を担うのがギャラリーなんだ。
2013-08-26 20:04:46日本にも大きな資金をもつコレクターが居るが、彼らには日本人なら日本人の作品を買い、そしてそのマスターピースを買ってほしいと言いたい。
2013-08-26 20:08:21A:ある作家は三回やるとやり方が分かってしまい、飽きると言っている。ギャラリーがスペースを変えるというのは、オーディエンスのためというより作家の自由な想像のためだ。
2013-08-26 20:15:06Q:ヨーロッパでは日本人作家はどうか? A:フランスは現代アートマーケットとしてはローカル。 ロンドン、ニューヨークか。ベルリンも勃興している。
2013-08-26 20:15:49Q:欧米で見聞すべきギャラリーは?(持ち込みはしない A:夏休みは開いてない。秋に行き、どこか画廊行けばMAPもある。 著名な画廊を見ていくのも良いが、自分自身がなにを求めているか考えてから行くのがいいだろう。
2013-08-26 20:18:10A:日本の新聞などによる展評は批評でなく、紹介だ。 悪しき民主主義のような状態だ。気骨のある批評家が見られない。 一方、すべからく海外に行くべきというわけでない。 会田誠は海外よりまず日本で評価されることが重要としている →
2013-08-26 20:21:44→ 日本の文化の深遠さは翻訳不可能なものだ。 会田誠が評価されているが、本人はオリエンタリズム的なものだろうと自覚している。それをふまえジパング展を開催している。
2013-08-26 20:24:10A:自分のコレクションを売却して画廊運営に回した。 また97、98年は全く売れず、高橋先生が唯一買ってくれていたものだ。 厳しい状況だったが、作品の値段を上げていない。 値段設定は大変難しく、一端上げたら下げられない。 下げてしまったらバーゲンになってしまうからだ。
2013-08-26 20:26:42