お玉さんの「ミステリ戦士育成プログラム」
ミステリ戦士育成プログラムは、わかりやすくてとっつきやすい構成が成されている物語を読むことで、苦手意識を消していこう〜( ´ ▽ ` )ノ そういうテーマでセレクトしていたわけですネ!
2013-09-05 01:32:24とりあえず何をセレクトしたかだけ その8 馳星周『不夜城』 その9 大岡昇平『事件』 その10 船戸与一『伝説なき地』でした。 感想リクエストあれば投下します( ´ ▽ ` )ノ
2013-09-05 01:35:28北村薫さんの作品は読むたびに印象が変わるのですよね。ミステリをメチャクチャ読んでいるのに、その下地を完璧に殺した状態でお話を作っている感じなのですよね。 ストーリーは素敵なのですが、狙いと、その狙いを成立させるために何をやっているか? を考え出すと……、あ〜っ(>人<;)
2013-09-05 01:44:26ミステリ初心者に法月綸太郎をオススメしなければならない。何? その状況がよくわからないわ? そんな無茶な(>人<;) たぶん娘が誘拐されているのか? それで仕方なく……
2013-09-05 02:05:01さて、昨日のミステリ戦士育成プログラム、その続きのリクエストがありましたので(ありがとぉ〜(>人<;))、TLのお目汚しかもしれませんが、連続投下です
2013-09-06 00:18:07不夜城です。 今回のセレクトでは純粋な意味でのハードボイルドは外しています。 アレは大人のお伽噺なので、ある程度の人生経験がないとピンとこないところがありますからね。 が、大人世界の中二病的なカッコよさ、……クスリとか、ヒドイ暴力などのお話を採りたかったので、ノワールのコレをば
2013-09-06 00:20:24ノワール小説は、ミステリ初心者ないしはミステリに精通した人でしか楽しめないジャンルなのでは? と常日頃から思ってます。 国内作家の書くノワールで評価に値するサンプル作品が圧倒的に少ない、という問題がありますが、野放図な悪の物語は、ミステリに慣れていないうちに読んでほしいという親心
2013-09-06 00:20:49『不夜城』の突き抜け具合や、生活とは完全に密着してない「此処ではない何処か」感は、もうさながらファンタジー。ミステリ初心者にはマッチしているのでは? と思うわけです。 いやミステリ戦士に関わらず中高生必読の一冊でしょう( ´ ▽ ` )ノ
2013-09-06 00:22:24『不夜城』刊行当時、あまり本を読まなさそうな人たちがコレにかなりハマっているのを実際目にしているので、結構自信をもってのセレクトです。 「お玉さん、お玉さん。新宿は中国人に支配されているんだよ。中国人、ちょ〜こえ〜」 こう言うことを真顔で言われたこともあるんよ(>人<;)
2013-09-06 00:23:08ファンタジック(イヤな幻想だが)な側面は、間口の広さに繋がってると思います。 馳星周なら以後の『マンゴーレイン』『虚の王』のほうがグットですが、中二病的カッコよさを捨て去っているので、単純にノワールだけに酔えないの。どういうプロットなのか? その意図を読み取る力がないと楽しめない
2013-09-06 00:24:42ミステリに慣れてくると、悪の世界フルオープンの物語よりも、ちょっとした悪意の表出により人間の内面の毒を描く、そんな作品のほうを上位に置いちゃいがちになっちゃうのですよね(>人<;) 他のハードボイルド作品は「人の生き様」にスポットを当てがちになっちゃうからなぁ。
2013-09-06 00:26:27ノワール小説、というより『不夜城』を読んで素直に驚ける期間って、案外短いので、早い目に読んでくださいね。そういうことです。 世の中には悪いヤツがいるんだヨ( ´ ▽ ` )ノ♫
2013-09-06 00:26:46社会派を読もう〜、というのはウソでこの一冊はトラップです。 10冊オススメしたら、1冊くらいは途中で挫折であろうものも入れておくべきでしょう。 「読めないと思った本は、途中で諦めてもいい」この概念も大切だと思うわけなのです。
2013-09-06 00:28:21この枠は、水上勉の『飢餓海峡』とどちらをセレクトするか迷いましたが、挫折した後、しかし後年再読してみようかなぁ〜、と思わせるのはどちらかしら?とそんなことを考えたら『事件』になりました。
2013-09-06 00:29:20あと『事件』で挫折しとくと、その後ミステリ戦士が必ず読まなければ「ならない」松本清張の一大連峰、社会派推理小説に対するハードル、その敷居がものすごく低くなるというメリットも考えました。
2013-09-06 00:30:17挫折を前提に話してますが、『事件』を無事に読みきれたら……、……スゴイよね〜( ´ ▽ ` )ノ マトモな物語構成、こギレイな小説の完成度を捨ててまで(中盤からとんでもないことになります(>人<;))訴えなければならない社会問題、それを書ききる情念。それらを読み取ってほしいなぁ〜
2013-09-06 00:31:08『事件』は泣きながら読んだなぁ〜。感動の涙ではなく、とにかくページを進めるのがツラくて、ツラくて……。 あと一回は再読せねばならない物語だが、……あと10年くらいは、読み返す予定はないんだよ(>人<;)
2013-09-06 00:31:45ブ厚い本を読む幸福。1000ページ強の長大な物語を読了することで得られる達成感。本読みとしての自信を身につける。これがテーマとなります。 1000ページ越えの小説はたくさんありますが、物語へのトリップ度、ページを捲るスピードを考慮して船戸さんの冒険小説にしました。
2013-09-06 00:32:55