お玉さんの「ミステリ戦士育成プログラム」

中二〜中三くらいのミステリ入門者を対象に、エアミス研のお玉さんが選んだミステリ入門セットです。「テレビでコナンくんくらいは見ており、ラノベを少しは読んでいて活字自体には抵抗が少ない」ことが前提になっているそうです。
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

地味に泡坂妻夫の作品の中では一番リーダビリティーが高いのでは? とも思っています。 あっ、『毒薬の輪舞』とかのほうが仕掛け的にはスゴイのですが、アレは読みにくかったよネ♫ リーダビリティでは『乱れからくり』もありますが、わかりやすい凄味という点で『11枚のとらんぷ』となります

2013-09-05 00:45:47
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

他作家さんの作品でと『11枚のとらんぷ』ちっくな作品は何作か思い浮かぶのですが、どれもこれもあまりにマニアックな袋小路に入ってまして、ミステリ中級者向けだと思われます。 この間口の広さ、それと仕掛けの見事さ、そしてそれの帰結の見事さ。もうステキの一言です。

2013-09-05 00:47:53
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、四作品終わりました〜。 下書き修正しながら投下してますので、時間かかりますね〜(>人<;)

2013-09-05 00:48:57
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、休憩おわり。 ここまではミステリ入門セットでしたが、ここからは本格的にミステリ戦士育成プログラムとなります( ´ ▽ ` )ノ

2013-09-05 00:52:29
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

今一番売れている、名前が知られているミステリ作家はミステリ入門書を考えている上で必要必須でしょう? というわけで『秘密』です。 ラスト近くまで何処がミステリなのかわかりにくいのが難点なのですが、ただただひたすら面白い物語という側面でもオススメです

2013-09-05 00:53:37
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

恋愛小説としても『秘密』はかなりステキですよネ( ´ ▽ ` )ノ というか、ミステリ初心者の内にミステリの幅というものは、抑えといて欲しいというのが本音。 ミステリといえば「人殺し→名探偵→解決」という固定観念は早めに切り崩しておいたほうがいいのでは? と私は考えます。

2013-09-05 00:53:54
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ちなみに私事ですが、日常の謎はミステリ廃人向けのジャンルだと思ってます。 日常の謎は、心の中のドス黒い毒が前提として成立するミステリなので入門には向かないのでは? 毒のない日常の謎もありますが、毒のないことを前提化として物語を構成しているので、基本、毒の存在は肯定してるんだよね

2013-09-05 00:59:54
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『秘密』も毒の側面があるんだよね。 けど大人の切なさで穴埋めできてますし、最後の謎であるわ秘密の意味あいをキチンと想像できたとき得られるものが、かなり大きいんですよね。 物語が積み上げてきたものが上手く昇華する快感。 わかりやすい一本の軸でこれができているのは、スゴイよね

2013-09-05 01:03:59
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『秘密』があるので東野圭吾入門は、もうこれ一択状態なのですが、あえて対抗馬を上げるとすると……『眠りの森』『変身』あたりかしら〜? 逆にミステリ入門者が血をたぎらすであろうカッコいいタイトルの『仮面山荘殺人事件』とか『鳥人計画』とかは、ちょっと初心者殺しの鬼門だよね

2013-09-05 01:04:47
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ミステリ中級者、ミステリ廃人が読むべき東野圭吾はもちろんあるのですが……、これだけ作品の点数が多くなりすぎると、良い出会いが難しくなってきているのでは、と考えるわけで……。 ガリレオの一冊目とか、正直、アカンでしょ?

2013-09-05 01:05:28
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ミステリ戦士育成プログラムその6 エラリー・クイーン『エラリー・クイーンの冒険』 #オススメミステリー入門セット

2013-09-05 01:07:45
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

はい、海外から一枠です。海外ものに対しての抵抗感や苦手意識って早くに無くしておいたほうが絶対いいと思うのですよ。 ある程度国内ミステリに慣れちゃうと、海外ものって読めなくなっちゃうのよ。国内ミステリのレベルは異常に高いので、ま、それでもいいとも思うのですが、……やっぱ勿体無いです

2013-09-05 01:09:09
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけでの海外ものですが、やはりミステリ入門には名探偵短編集が良いのでは? と思った故、またみんな大好きクイーンなので、オレは冒険を推すことにします。 一本一本がかなり短いのにトリッキー。海外ものでも退屈させることは無いはずです? 無いはずだよね? そう信じたい。

2013-09-05 01:11:26
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ただ問題は、容易に手に入る東京創元社バージョンが文字が小さく、活字が詰まっている、ということなのですよね……(>人<;) とっかかりでノれなかったら挫折する可能性、本の作りだよ……、を残しているのが気掛かりなのです。

2013-09-05 01:12:08
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

角川様と創元社様が国名シリーズを新訳で刊行してくれているのはありがたいのですが、自分としては冒険や新冒険のほうも改訳、新改版がそろそろ必要な時期では? と思っている次第です。 あっ、個人的には新冒険のスポーツ連作が好きですわ( ´ ▽ ` )ノ

2013-09-05 01:14:30
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ちなみに海外枠では、クリスティの『そして誰もいなくなった』と迷ったのですが……、今現在本屋さんで購入できる新訳バージョンをまだ読めてないので保留です。 アクロイド、オリエントはネタバレしてから読んでも後々の笑い話にできますが、そして誰も〜は、やっぱり早いウチに読んでほしいのですが

2013-09-05 01:14:58
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ミステリ戦士育成プログラムその7 竹本健治『将棋殺人事件』 #オススメミステリー入門セット

2013-09-05 01:18:37
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ミステリ入門者を突き放してみよう、ということで『将棋殺人事件』をセレクト。 先の六本においては、理解のしやすさという切り口も考慮していたのですが、難解なものも一本くらいは? ということですね。 作品内の謎は全て解決できる。この固定観念も早いうちに潰したほうが絶対いいよネ

2013-09-05 01:19:55
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『将棋殺人事件』の素敵なところは、割り切れているお話なのに、何かが割り切れてないというところ。これ、かなりモヤッとしますよね。 怪談っぽいモチーフで進行し、章だての一本一本が短くてテンポがやたら良いので、読みやすさバツグンなのも小憎らしいところです

2013-09-05 01:21:29
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ミステリ戦士はいずれ黒死館やDGMGや、供物や禁忌や奏鳴曲やカーニバルや果実などといった、正直わけのわからないけど何だかスゴイものを読まなければ「ならない」使命があり、そういったディープな世界の存在をまだ理解できる範囲の物語で触れさせておこうよ。……そういうことです

2013-09-05 01:23:01
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

あとねシリーズものを途中から読んでも別に構わない、というのもオススメ理由。 一部シリーズものには順番通り読まなければいけないのもありますが、ゲーム三部作に関しては気にならないよね 囲碁は面白味に欠けるし、トランプは超難解。将棋のとっつきやすさとエッジの尖り具合のバランスは見事です

2013-09-05 01:23:48
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

楽しく竹本健治を読みたいなぁ〜、って感じだったら『匣の中の失楽』からバーミリオンのネコシリーズなんですけど……、 ミステリ戦士は早く『将棋殺人事件』でモヤッとしとかなければならないわけなのです。 『トランプ殺人事件』? あれは早いうちに読んじゃダメでしょ。ウロボロス連作の後でも…

2013-09-05 01:27:01
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ミステリ戦士育成プログラム。……なんか、ここまででもいいような気がしてきた。 あとの三本が非本格なんだよね(>人<;) 需要がないよね……

2013-09-05 01:29:55