京都国立近代美術館『映画をめぐる美術』アーティスト・トーク田中功起についての感想の一部

この展覧会の関連企画であるアーティスト・トークに行ってきた。作品の話をしてくれたのは出品している三人の作家でした。田中さんの作品や発言は以前から気になっていたので楽しみにしていました。できればいくつか質問をしたいと思い、時間をもってもらえるかと待っていたけれども、残念ながら質問タイムはありませんでした。  なので、質問ができなかった欲求不満ということもあり、「あなたはあたな自身の言葉によって復習される。ぼくが口にした言葉がいつしかぼく自身に返って くるように。だから、あなたが思ったことは、あなた自身の言葉で、臆することなく素直に語ろう。」という言葉に自戒とともに励まされたつもりで僕が感じた 感想と疑問を書きたいと思う。 続きを読む
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野々村文宏 @nonomurax

それも見てみたかったですね(^_^) 実際にはスケジュールの関係で制作が難しかったでしょうが。  @kktnk もしこの並びで何かをするのならば、きっと日本館で行ったこととはまったく別の方法をとったと思います。

2013-09-12 13:39:58
野々村文宏 @nonomurax

とくに@〜をつけなくて書きますが、震災とそれにともなう原発事故以降、本当に私たちは試されて続けていると思いますね。ボランティア活動、原発に関する是非、政治的なスタンスと活動、表現活動。分断(分派)もしょっちゅう起きるし、今もまだ試され続けていると思います。本当に。

2013-09-12 13:46:08
齋木克裕 @ka2saiki

結局、それがなんなのか良くわかっていないから自分の分かる範囲のありきたりな言葉によって否定しようとするのではないだろうか。

2013-09-12 13:47:07
田中功起 koki tanaka @kktnk

ありがとうございます。日本館の一部を切り取ると確かに意味あいが薄れてしまうと思いました。またなかなかあのまま日本で通用するとも思っていなく。でもあいちトリエンナーレを見ることで自分がやったことの位置が明確になってよかったです! @taroigarashi @nonomurax

2013-09-12 13:48:43
野々村文宏 @nonomurax

私の言葉で言えば、当事者性の問題ですかね。芸術や表現活動だけではなくて、ボランティア活動から政治のアクションまですべて悩みますね。悩みつつ、やる。 @kktnk でも実は日本でなにかこのテーマで展示をするとすればどうすればいいのか、考えあぐねています。その予定もないですけど。

2013-09-12 13:48:46
野々村文宏 @nonomurax

そうそう、田中さん、なにをやっても批判されるものなのだなあ(それが正しい批判かどうかはともかく)、というのが、ツイッターやFBなどのSNSをやっての私の最大の感想でした。おかげさまで、私はずいぶん図太くなったような気がしていますw @kktnk @taroigarashi

2013-09-12 13:54:34
田中功起 koki tanaka @kktnk

@nonomurax それと形式的な部分、構築的なアプローチや言語をベースとしたやり方にどうしても拒否反応があって、そこを日本で見せるときにどうアジャストすべきか、もうそういう調整が面倒くさいというのもあって。。。

2013-09-12 13:55:53
野々村文宏 @nonomurax

最適化(optimization)なんてはなから無理だったというのが、震災の後、とりわけその後の原発事故後の人々の意見であり行動だった、と思っています。そういうときに芸術は、アコンチばりに適応(adaptation)のさまざまなかたちを示せばよいのでは?(続く) @kktnk

2013-09-12 14:00:37
野々村文宏 @nonomurax

で、適応-改変(adaptation)の十人十色の解答を作品として発表すれば、と、思うと同時に、SNSなどで増幅されるマスヒステリア的なバッシングも怖かったしねえ。パニック状態だったし。そして危機は現在も続いていますけれどもね。一般論にしてごめんさない。 @kktnk

2013-09-12 14:04:28
田中功起 koki tanaka @kktnk

ぼくはある時期から批判を自覚的に呼び込もうとしているのでその点についてはいいのですが、 確かに最適化はできないから適応すればいいのかもしれません。ただ妥協はもうしたくないので、数名の批判者に遠慮をするつもりはありません。 @nonomurax

2013-09-12 14:18:28
Alata Hasegawa @rob_art

Reading Cinemaのカタログ買いました。

2013-09-12 15:23:38
Alata Hasegawa @rob_art

そして京近美は田中功起祭り状態だった。

2013-09-12 15:28:03
田中功起 koki tanaka @kktnk

@rob_art そのことでドミニクに嫌みをさらっと言われました。。。

2013-09-12 16:11:37
Alata Hasegawa @rob_art

@kktnk 率直に言いまして、田中さんがある種メタな位置に立ってしまっていて、「Reading Cinema, Finding Words」しづらくなってしまっていた感がありました。これはキュレーションの問題で田中さんのせいではありませんが。。

2013-09-12 16:14:18
田中功起 koki tanaka @kktnk

@rob_art はい、そう思います。それはキュレーションのせいでもありますが、ぼくがその立場を意図的に選び、少し過剰に演出したためです。スミマセン!東近美では、ぼくが展示をしない、ので、もっと「Reading Cinema, Finding Words」できると思います。

2013-09-12 16:17:00
Alata Hasegawa @rob_art

@kktnk ただ、カタログを今少しずつ読んでいるのですが、エピローグとして田中さんを位置づけ、田中さんの引用で文章を結んでいるところからも、あの展示はかなり意図的な配置だったのだろうと思います。東京編、いって観ます。

2013-09-12 16:18:09
Alata Hasegawa @rob_art

必ずvimeoのurlの紙がそっけなく(だから逆に目立つんだけど)貼られてて、展覧会自体を再考するー展覧会という形式で映像作品を観ることについて、に引っ張られたし、ブロータースに過剰に因ませてる感はあった。普通にいくつかの映像作品が面白かったので、没入したかったんだろうな。僕が。

2013-09-12 16:26:10
Alata Hasegawa @rob_art

@cezannisme 東京巡回は来年4月ですが、時間ありましたら、京都のも観ていいかもしれません。カタログ買いましたが、論考も興味深いです。

2013-09-12 18:01:02
art @RC_Dialogue

田中功起さんに対する「まとまりすぎている」「要素が多すぎる」という意見について思うことは、その作品が語るべきことがあるかどうかだけだと思う。作家が自分にとって都合がいいかどうか、あるいは作家の性格が好きか嫌いかだけで作品を判断する人間は問題外だが、

2013-09-13 07:12:14
art @RC_Dialogue

作品に対して語るべきことがそれだけだったとういことではないか。僕は作品が好きか嫌いかだけで判断すべきではないと思う。作品に対しても失敗も含めて語ることがあれば語るし、語るべきことがなければ語らない。彼らはそこから語るべきことをそれだけしか受け取らなかったということ。

2013-09-13 07:13:02
art @RC_Dialogue

それは作家の側でも、受け取る側の問題でもない。そこでは語ることにかられた人が語るだけだ。それ以上でも、それ以下でもない。作品の気づきは強制できるものではない。作家が沈黙するのも、相手を黙らせるのも絶対にゆるされるべきでない。正直、作家としてそんな人間に構っている時間はない。

2013-09-13 07:13:57
art @RC_Dialogue

完璧な作品は存在しない以上、どんな作品でも失敗を含み持っているものだ。成功している部分だけ見て失敗している部分を故意に隠蔽したり、失敗している部分だけをあげつらったりすべきではない。いい悪いの判断だけを求めるのは信仰の問題でしかない。

2013-09-13 07:14:16
art @RC_Dialogue

失敗した部分が見えなければいい作品とはおもわない。なぜならそれを見る人にとって考える余地をあたえてくれる。包み隠さず曝け出してアートの話をしようと思うだけだ。

2013-09-13 07:14:33
art @RC_Dialogue

@kktnk 誤解を覚悟で僭越ながら田中さんの言葉に乗っかるとして、作品そのものを揺るがしかねない発言があるという指摘の映像を見逃していました。はやり僕のような疑問を見越し、作品そのものの存在を問うような映像を包み隠さず映しだしていることに一義的に解釈できない深さを感じました。

2013-09-13 07:16:40
art @RC_Dialogue

@kktnk また同時に別の参加者によって静止される行為のように美術作品として成立させるのは、お互いに監視し合う小さな権力によって支えてれていると感じました。人々を支配するには絶対的な力は必ずしも必要ない。いつでも見られていることを意識させる装置があればそれで充分なのではないか。

2013-09-13 07:17:04