行動変容における認知的変数をどのように扱うか?

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西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

@decostatw 操作的定義「Aの観察をもって、Bを測っているのだとする」が認知でなくてなんなのかとか

2013-09-15 17:13:00
西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

月がブルーチーズでてきていると言う人も結構いるし、時々Googleでも観察できる RT @noin0220: 一部の認知心理学派も行動主義もそしてフロイトも、共通して認知が行動の原因ではない(もしくは影響が小さい)ということを言っているのを見るとその蓋然性は高そうに見える。

2013-09-15 17:34:21
西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

そもそも違うんじゃない? RT @noin0220: 認知を行動の原因と考える人たちは、認知をどういうふうにとらえてるんだろう。 俺は彼らが「認知とはいわゆる意識世界のようなもの指していて、自由意志を持つものだ」と考えていると思っているんだけど違うのかな。

2013-09-15 17:36:22
西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

レンガの分子はレンガの街並みづくり政策を全く規定しない RT @noin0220: 俺はヒトが物理的存在であるが故にその身体は完全に物理法則に従うと思っている。

2013-09-15 17:39:12
西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

いわゆる"認知"を何だと認知しているかについて、いつかまとめてみたい。てか、今日の研修でもそんな話になったなあ。この後懇親会でもそうなりそう…

2013-09-15 17:42:33
北アルプス @masanikoutyou

それはあるなぁ。認知って言う人によって定義が全然違う。臨床領域だと特に

2013-09-15 17:44:41
西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

臨床における認知や行動は、「そーゆー事にして…」という方便(操作的定義)の事であって、つまりどちらも認知であって、実在を取り沙汰するようなものではないって、とりあえず思ってます

2013-09-15 17:47:09
北アルプス @masanikoutyou

自分が認知がうんぬんと最近言い出したのはそれが原因で、いわゆるベックの認知療法のいう認知と、学習性無力感だったり、古典的条件づけの言う予測は違う。けど後者も認知だよなーって。

2013-09-15 17:48:21
北アルプス @masanikoutyou

じゃあ例えば古典的条件づけのレスコーラワグナーに基づいた介入を行うのは、何療法になるのかなと。まぁ行動療法だろうけど。

2013-09-15 17:50:57
北アルプス @masanikoutyou

そう考えると行動療法が認知は内潜行動だから~という解釈をするのはオペラント部分だけなんだよな。ただ前も書いたけどオペラントは感情に直接的な関係を持たないとなると、認知が感情に影響を与えるという部分はオペラントからは否定するのは難しいんじゃないかと

2013-09-15 17:54:49
西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

@masanikoutyou 心理教育から、ターゲット行動の選定からモニタリングから…フィードバックまで、99.9%認知的操作しといて、行動介入でございとプレゼンするんだから、現象の忠実な記述出来てないズレがある。「オレ腕時計してるからロボットなんだ」レベルの解離と思う

2013-09-15 18:02:04
北アルプス @masanikoutyou

@gestaltgeseltz そういう方向性は考えてませんでした。たしかにそう言われればそうですね。

2013-09-15 18:09:11
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

楽しみにしています。RT @gestaltgeseltz: いわゆる”認知”を何だと認知しているかについて、いつかまとめてみたい。てか、今日の研修でもそんな話になったなあ。この後懇親会でもそうなりそう…

2013-09-15 18:15:51
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

後半部分がようわからんのですが、「認知をどう認知してるか」という前提が共有できてないからやろうなあ。

2013-09-15 18:24:04
noin @noin0220

@gestaltgeseltz レンガで街並みをつくろうと思うのはレンガの色や強度、加工しやすさといった特性があるからだと思います。その特性を決めるのは分子構造ではないのでしょうか。それともそういう話ではなく、カテゴリーミステイクとかの話でしょうか?

2013-09-16 09:34:31
Kosuke Sawa @kosukesa

このあたりに完全に出遅れたというかフォローできなかった。鬼門というか、無理やり説明しようとしてどうもうまくいかない、って感じなんかなー。 QT @decostatw 結局,思考は鬼門なのでしょうか?

2013-09-16 17:53:36
西川公平@CBTセンター @gestaltgeseltz

@noin0220 街づくりというフェイズでは、レンガの分子構造は「あるけど意味を成さない」程度のものです。同様に人が物理的にできていることと、人の営みは時に交錯することはあれ、基本別のフェイズの話です。

2013-09-17 12:20:35
noin @noin0220

@gestaltgeseltz なるほど。とりあえず認知の基盤として物理的な存在や構造を考えるのはあまり賢くないやり方だとお考えなのですね。

2013-09-18 08:28:52

--認知的変数の操作によって行動が変わることについて。 TLの文脈から個人的にイメージしていたのは「思考(自動思考やスキーマ)への介入」が行動に影響を与えることを実験的に検討したもの。自分の調べた範囲では、介入研究を除き追試可能な実験は発見できなかった。しかしdeco氏の言うように、「教示の仕方で結果が変わる」などの研究は確かに存在するし、それは認知的変数の操作によって行動が変容する研究と言えると思う。(@moe_zou

--そういう研究なら確かにいっぱいある。自分がやった研究も,直前に与えた教示によって,ポジティブ語・ネガティブ語に対する解釈が変化することを明らかにしたものだったし,前につぶやいた実験経済学の知見では,先に出した情報によって購買行動が変化する(買うか買わないかが変わる)ことなどが明らかになっている。(@moe_zou

--Wellsのメタ認知療法などは「注意バイアス」や「反復的思考」に対してそれぞれ介入方法が決まっているので,実験結果と介入方法の関係がわかりやすい。それらと比較すると認知療法のプロセスというのは認知再構成だけではなく,スキーマへの介入なども,そのままの形では実験的に検討しづらいかたちになっているように思う。(@moe_zou

--Matthewsも「(認知的操作を)認知内容の主観的な報告ではなく,客観的手段を用いて,より正確に特定する必要がある」と言ってるしhttp://p.tl/HaWu。僕もそういう研究をしたいと思う。([[@moe_zou:http://twitter.com/moe_zou]])

--自己記入式尺度に対して疑問を持つのは? 自己記入式尺度による認知アセスメントの妥当性についてはこれまでも議論がされていて(たとえばhttp://psycnet.apa.org/journals/ccp/65/6/996/)、質問紙が高い妥当性を示すということも言われている。既存の研究を見ていてどうだろうと思ったのは自動思考や信念に関する測定尺度がInventoryであることが多く、重症度と関連がないだろうと思ったからだけど、これは僕がいろんな要素を混同していたからだということがわかった。([[@moe_zou:http://twitter.com/moe_zou]])

--ただ,認知療法の研究に関しては,「何が行われているか」よりも,「抑うつはどうして起こっているか」など精神病理・異常心理学的研究が多いように思われる。治療作用や機序についての研究について僕はあまり知らない。ご存知の方教えてください。(@moe_zou

--と書いていて,やっぱり自分でやるべきなんだと思った。もうちょっとちゃんと調べてレビューをした上で,臨床場面の要素をきちっと反映するような実験デザインを考えてその結果「行動的指標」が変わるかどうかをきちんと確かめればいいのだ。(@moe_zou

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