戦国セイバーズ001

雅けい@干物 @miyabi_kei_ex

#戦国セイバーズ001 2028年11月2日未明、中京都大学工学部において重大事故発生。 マテリアル理工学科・鍋岡研究室において高温超伝導体の抵抗特性の測定中、試験片の爆発により同実験に居合わせた修士2名が死亡、博士1名が重体。

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#戦国セイバーズ001 実験室には火気に類する物は発見されずなぜ爆発が起きたのか長らく不明であった。

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#戦国セイバーズ001 後の検証により、試験片に流す電流量が想定の100倍に設定されていた事が判明。追試によりこの事象の再現性を確認する。

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#戦国セイバーズ001 2030年、事故の当事者であった博士生・辻村洋一は一連の検証を論文として発表。

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#戦国セイバーズ001 材料物理学会は当初、この論文に対して懐疑的な見解が多数を占めていたが、この論文を引用したマイケル・ホークウッド博士による理論的な裏付けが行われ、学会のムードは一変した。

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#戦国セイバーズ001 ホークウッドが提示した理論は、電子的な共鳴状態にある金属結晶の内部において結晶格子全体の電気的ポテンシャルがある閾値を超えた場合、特殊なトンネル効果により結晶内部の比較的安定な放射性核子が励起され、核分裂を非常に強く誘引するということであった。

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#戦国セイバーズ001 それは『直接的な電子制御可能な核反応が存在する』ということを意味していた。

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#戦国セイバーズ001 辻村とホークウッドは共同研究によりこの理論をさらに体系化し、そして実用的なものを、強い核子-電子間反応が生成するイオン放出――通称ENERGIE現象と命名。これにより材料工学に巨大なイノベーションをもたらした。

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#戦国セイバーズ001 小型原子力バッテリー、エネルギーキャパシターの開発を皮切りに様々な新技術が山のように開発され、約20年ほど後の2042年。

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#戦国セイバーズ001 第六次中東戦争において、世界初の戦略級電核反応弾が投下。これにより、人類は"第三の核の火"を手に入れた。