朝鮮高校教科書現代朝鮮歴史３後半を読む

野原燐 @noharra

朝から現代朝鮮歴史３　をp66から読んでいるがなかなかすすすまない。「敬愛する主席さまの成しとげられた業績」p80でも抜書してみよう。

野原燐 @noharra

「・人民の運命を開拓する主体思想を創始されたこと・人民の運命を責任をもって見守ってくれる党と国家、革命武力を築かれたこと・わが人民を自主性のつよい人民に育て人民大衆中心の朝鮮式社会主義を建設されたこと・祖国統一と世界の自主化、在日朝鮮人運動を勝利に導いたこと」1994年

野原燐 @noharra

もう一つが「・主体革命偉業を代をついで継承完成できる担保を準備されたこと」です。この担保って何だろう？　核兵器のことかな。

野原燐 @noharra

クリントンは1994.10.20朝米基本合意文ん明記された軽水炉の提供及び代用エネルギーの補償と関連した担保書簡を金正日に送った。：担保とはこのことか。これが「勝利」であり、今も再度の「勝利」を目指して北朝鮮は外交し続けているということのようだ。国家が大事で国民が餓死しても無視

野原燐 @noharra

1994年７月８日金日成死亡。教科書では「執務室で殉職なされた。」「全国は血の涙のなかに沈んだ。」どうもばかばかしい。ところが死亡の後の「哀悼」が教科書では４６行続く。葬式などの儀礼を重視することと、餓死の大発生をひきおこす民主主義の欠如は強く関連する。

野原燐 @noharra

p85「こうして共和国では敬愛する主席様を民族の太陽として永遠に高く戴き、首領様式どおり主体革命の偉業を完成させるための闘争をたゆみなく、力強くくり広げていけるようになった。」どうもばかばかしい。

野原燐 @noharra

p86「社会主義市場の崩壊で共和国の伝統的な対外市場が構造が崩れ、原料と資材、設備などが入ってこなくなり、何年間も続いた自然災害までもが重なり、農業生産が莫大な支障を受けた。」飢餓の原因は貿易構造の変化と自然災害だとしている。今年も飢餓が発生していることを説明できない？

野原燐 @noharra

p88「延享黙をはじめとする慈江道内の幹部たちと人民は、革命的軍人精神を高く発揮し、自らの力で数十個の中小発電所を建設し電力問題を解決し、高山地帯で２毛作、３毛作を成功させ食料問題までみずからの力で解決する模範を創造した。」解決が本当なら、今頃経済の全面的沈滞は解消されている筈。

野原燐 @noharra

強盛大国：社会主義強盛大国。「国力が強く、あらゆるものが足りて、人民がこの世にうらやむものはないと生きる国が社会主義強盛大国です。」飢餓線上をさまよっている国民がたくさんいるのは強盛大国ではない、ことになる。

野原燐 @noharra

2007年黄海道、水害ののち収穫高減少の懸念、農民たちに収穫物は百％軍糧米にという流言が広まる。ほとんどの農場で収穫物の盗難隠匿が多発収支がつかなくなる。リムジンガン２号p76　国家の民生機能が信頼を失うことが飢餓の要因。

野原燐 @noharra

「共和国では人民の食料問題をみずからの力で解決するために種子革命とジャガイモ農業革命・二毛作の農業を積極的に推し進め、土地整理と草食家畜の飼育、家禽業や養魚にも大きな力を入れた。」p93

野原燐 @noharra

「1992年12月、民主勢力の完全統一が実現しないままおこなわれた第１４代「大統領選挙」では金泳三が当選し、「文民政府」が成立した。」p98

野原燐 @noharra

1997年韓宝事態：韓宝鋼鉄が倒産、巨額の不正融資を受けいたことが発覚。　1997年12月韓国はＩＭＦ（国際通貨基金）の管理下に入った。教科書p99参照

野原燐 @noharra

1992年10月韓国駐屯米兵がユン・グミを殺した。事件をきっかけに米軍犯罪根絶・基地反対運動が広がり、「註韓米軍地位協定改訂要求運動」が強まる。参照p100　これについては日本も肯定的に参考にすべき点があるだろうと思う。

野原燐 @noharra

1998年２月金大中が大統領に。　ＩＭＦとの合意事項である「整理解雇制」が法的に承認された。　また同年小渕日本首相と「韓日協力宣言」を結ぶ。３０億米ドルの緊急融資を受ける。かわりに日本に過去清算問題の要求を行わないことを約束。参考p104現代朝鮮歴史

野原燐 @noharra

2000年、「朝鮮戦争の時期の「ノグンリ（老斧里）虐殺事件」など民間人虐殺の真相調査と被害の補償を要求する運動も広がった。」軍事独裁時代の「拷問虐殺事件の真相究明運動も活発化「済州４・３事件特別法」と「民主化運動関連者の名誉回復法」などが国会で採択。p106

野原燐 @noharra

９６年４月日米安保共同宣言（クリントン・橋本）：安保条約の適用範囲をアジア太平洋地域へと拡大する・日本に対する武力攻撃がなくてもアジア太平洋地域に紛争が発生する場合、米日共同作戦を展開する。が現代朝鮮歴史の解説。別の解説　http://bit.ly/9PBfcd

野原燐 @noharra

「これにしたがって日本当局と右翼勢力・マスコミ機関は「核疑惑」「光明星１号」の発射など多くの機会を利用して反共和国・反総連・反朝鮮人騒動を大々的に執拗にくり広げた。また祖国と総連、総連と在日同胞を離間させ総連組織を瓦解させようとする謀略宣伝をあえておこなった。」p108　此が論点

野原燐 @noharra

反共和国・反総連は反朝鮮人とイコールではない。確かに日本には低レベルのレイシストが多いし安部元のように権力者もいる。だが「反共和国・反総連は反朝鮮人とイコール」とするのは、共和国の見方にすぎない。朝鮮人にも反共和国・反総連はたくさんいる、殺されなかった生き残りかもしれないが。

野原燐 @noharra

「日本に作り出された極端な民族排他主義的な社会の雰囲気のなかで在日同胞たちは不安と恐怖、孤立感にとらわれ、朝鮮人であることを明らかにして生きることをためらうようになった。これは在日同胞を「帰化」と「同化」へと押しやる重要な要因となった。」p108　排外主義的社会の雰囲気は大問題

野原燐 @noharra

1991年バブル景気がはじけ、失業者が急速に増大。朝銀もあいついで破産。ここで在日の生活一般と総連周辺をあくまで同一視しようと無理な論理を展開。「日本の学校に通う学生の数や帰化、国際結婚が急速に増加」の理由を「極度に険悪になった環境のなかから抜け出すため」と説明。

野原燐 @noharra

国際結婚が増えたのは、言語的にも意識の上でもあらかじめ同化しているから、と思われます。これは総連批判するかどうかというイデオロギーとは別のレベル。ただ金正日讃美を繰り返すだけの総連ウザいみたいな感覚もあるのかも。

野原燐 @noharra

「1990年代、総連は深刻な危機的状況に直面するようになり、同胞社会の存続自体が存亡の機器におかれるようになった。」p109　危機を素直に書いているのはまだマシか。

野原燐 @noharra

「名字や名前だけを残し「朝鮮系（韓国系）日本人」として生きることがあたかも国際化の流れに合っているかのごとく考える傾向が現れ始めた」p109とある。　国籍や金正日讃美にこだわるのではなく、それでも同化はせずアイデンティディを保ちたいとする人は本来同胞と考えるべきなのに。

野原燐 @noharra

1991年11月「出入国管理特例法」ですべての在日同胞に「特別永住資格」が付与されるようになり、１９９３年には指紋押捺制度を廃止（永住権申請者に限る）させる成果を挙げた。p110