戦場の饑餓:シリア紛争の影で拡大する危機 セーブ・ザ・チルドレン報告(2013年9月)

試訳です。できるだけ原文をご参照ください。誤訳の指摘大歓迎です。
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和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

⑱紛争で貧困化した人は700万人。インフレ率は推定50%、食料については100%。7県の4割の子どものいる家庭が食糧不足を訴えている。収入の50%を食物に使う一般家庭は半数以上。毎月1週間以上食物がない家庭が2割に達したとの調査もある。

2013-09-24 18:26:31

イスラの証言「私たちも同じ人間」

和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

⑲「戦争でみんなゆっくりと死んでゆく。うちは逃げた。燃料も電気も水もないから。逃げたときは冬で、雪が降っていた。子どもは凍えていた。何週間も動けなかった。危険すぎた。外に出れば撃たれた。食料も水も届けられない。生き延びたのは奇跡」 http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 18:29:09
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

⑳「食べ物がなくて子どもにもお米を一口か二口しかあげられなかった。毎晩泣いた。蛇口をひねっても水が出なくなった。冬に屋根の雪を集めて溶かして飲んだ。子どもには遊びのように見せて。うちの子は10カ月と3歳で何が起きているか分からない」 http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 18:32:00
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉑「お願い。私たちのことを感じて、同情して、苦しみを聞いてほしい。家を出たい人なんて誰もいない。普通に暮らしていたのに。家も仕事も、お店も、倉庫もあったけれど、なくなった。私たちも同じ人間だって分かって」イスラ、シリア国境にて http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 18:34:23

戦闘も食料入手を妨げる

和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉒食物があっても、入手のため戦火に身をさらさなければならないシリア人、何十万人ものパレスチナ人もいる。アムジャドの話「砲撃はしょっちゅうで、夜も昼もない。戦闘はいつでも起きる。食物を探しに出るなんてできないよ」13P、ヨルダンのザアタリ難民キャンプでパンの配給を待つ子どもの写真。

2013-09-24 18:37:36

母親リームの証言「赤ちゃんは栄養失調。直らないかも」

和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉓「ライラは生まれつき小さかった。ほとんど泣かなかった。1歳だけど生まれたばかりの子と変わらない。足もこんなに細い。シリアでの暮らしの影響。ハイハイできる年なのにできない。直らないかもしれないけれど今は食べている。普通の生活はできないかも」リーム、ライラちゃんの母。写真は14P

2013-09-24 18:42:28

インフラ破壊による衛生環境の悪化、治安の混乱による医療従事者の足止めも子どもを苦しめる

和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉔シリアの子どもは栄養失調で死んだり、一生にわたって悪影響を被る可能性がある。インフラが破壊され、排泄物が川や貯水池に流されており、飲料水不足と伝染病の危機が高まっている。2013年の5ヶ月間だけで急性下痢は172%増えた。 http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 18:46:33
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉕シリアの一部地域では7割の医療関係者が危険や道路封鎖のため出勤できない。赤十字国際委員会によると、医療機関に行けず、薬品が不足しているため毎日数十人が死亡している。http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 18:52:06

母親ロウラの証言「子どもたちは、いつもおなかをすかせていた」

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㉖「シリアではまわりで戦闘が続いて物がなくなっていった。前はいい暮らしだった。農民だったから、パンも、ミルクも、肉も、ヨーグルトも何でもあった。でも、戦闘で何も手に入らなくなった。子どもたちは食べ物や水がほしくて泣いたし、具合が悪くなっても医者にかかれず、薬もなく、食べ物もない」

2013-09-24 18:54:14
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉗「子どもが具合が悪くなっていくのに何もできない。誰も動けず、食べ物は高くなかった。15ポンドのパンが300も500もするようになった。みな腹を空かせていた。最後の小麦粉を分け合ってパンを焼いたよ。こんなに食べ物が無いことは無かった」http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 18:57:03
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉘「手に入る物は何でも子どもに食べさせた。葉っぱや、木の実や、果物で、なんとかおなかがふくれるように。うちの家族にも汚い水しかなかった。みんな具合が悪くなってひどい下痢になって、脱水して弱くなってしまった」http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 18:59:30
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉙「村から逃げる途中も食物も水もなかった。生のジャガイモを子どもに食べさせた。料理する水がなくて火をおこせば撃たれるかもしれなかった。子どもたちはおなかがすいて泣いた。寝ても起きてもおなかをすかせていた」ロウラ、母 http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 19:02:46

届けられない支援。戦闘、官僚主義が立ちはだかる。

和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉚人道支援機関は支援を届けようと休み無く努めている。国連はシリア赤新月社などとダマスカスから各地への支援を徐々に拡大している。支援を受けた人の総数は約340万人。しかし、8月に一度も食料支援を受けられなかった自治体も4分の1だ。http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 19:07:32
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉛国連食糧計画が8月に支援できたのは240万人で目標値の300万人に及ばなかった。暴力の拡大と検問所の増加などで到達できない場所が増えているという。国家が国民を支えられないのなら政府や支配勢力は中立的国際支援を受け入れる義務がある。支援が届かない場所の人口は1000万人超だ。

2013-09-24 19:11:12
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉜シリア危機は現代の最悪の人道緊急事態だが必要な支援の4割しか届いていない。紛争主体は支援団体も標的にしており、18人が死亡、21人が負傷した。国際人道法の嘆くべき違反。政府支配が及ばない地域への国連のアクセスは厳しく制限されている。http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 19:15:09
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉝ダマスからアレッポまで支援のため310㌔を移動するのに、50カ所の検問所を通過しなければならない。2013年1月から7月の間に実施された国連の支援は21回に限られている。このため、アレッポで支援を必要とする240万人の半数以下しか支援を受けられていない。

2013-09-24 19:17:03
和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉞国連によると、支援に必要な要員や装備のシリア搬入は遅れ続けている。シリアで活動する支援団体は官僚主義や広範囲の治安悪化に直面している。紛争主体は民間人への支援提供を受け入れる義務があるし、国際社会はこれを受け入れさせなければならない。http://t.co/BfYJIz2nS3

2013-09-24 19:20:19

ワエル(17)の証言「誰も助けてくれない」

和田浩明💉6/ HiroWada #現場に感謝 @spearsden

㉟「誰も助けてくれない。私たちは死んでいく。世界に1%でも人間らしさがあれば、こんなことになっていない」ワエル(17)

2013-09-24 19:21:14