TypeTalks 第18回まとめ
本日TypeTalks出席の皆さんへ。会場に向かう途中キャリーバックに足を取られ転んで肩を脱臼してしまいました。一度は会場に向かおうと思ったのですが、肩が変形しているので諦めました。ご迷惑をおかけしてすみません。痛みはそれほどではありませがしばらく不自由な生活になりそうです。
2013-09-21 18:37:08皆さんご心配おかけしましました。左手で持っていた携帯をかばって 左肩から転んでしまいました。大学講義が終わっていたのがせめてもの救いです。
2013-09-21 22:45:35@kazui_press TypeTalksの会場で最初事故と伺ってビックリしておりました.どうぞ,お大事に.
2013-09-21 22:52:36鳥海さんの「やるよ!」の興奮も冷めやらぬまま、私は二次会には向かわず、青山ブックセンターへType Talksを聞きに出かけたのでした…。
2013-09-24 12:06:09この直前に、別のセミナーが開催されていました。
Type Talks第18回のテーマは、カリグラファーの白谷泉さんを迎えて「デザイナーのためのカリグラフィー書体の書体史とローマンキャピタルの実演」。
2013-09-24 12:09:55このセミナーを主宰する高岡昌生さんが直前に転んで怪我をされたため急遽欠席、Skypeで出演の小林章さんも、ネットワーク不調のため途切れ途切れでほぼ音声だけの会話。司会の宮後さんが裏でマシンの設定をしつづけているところを白谷さんのレクチャーが始まった。
2013-09-24 12:11:43白谷さんの講演は素晴らしく、前半の講義は、ローマンアルファベット2000年の書体史を1時間に凝縮して、ツボを外さず、今まで聞いたことの無いような情報も盛り込むという離れ業。各書体がなぜ生まれてきたか、前とどう違うかがほぼ完全に分かる説明だったのには舌を巻いた。
2013-09-24 12:15:38まずはローマンキャピタル。有名なトラヤヌス碑文はペンではなかなか表現できない形なので、平筆で描かれたという説が有力だとのこと。具体的にどう表現できないのかは、後半の実演を見て非常によく納得できた。
2013-09-24 12:18:49それに次ぐ時代のラスティックキャピタルとスクエアキャピタル。AがΛみたいに書かれる点でよく似ている(よく見ると左下にくっついている小さなセリフがあって、それがやがて/線の折り返しに変形して小文字のaの形になっていくのである)。
2013-09-24 12:20:40この時代、まだ小文字は無かったが筆記用の書体はあり、ローマンカーシヴ体と呼ばれた。大文字をかなりの草書体で書いたような形。時代が長いので「オールド」「ニュー」をつけて区分することもある。AがΛ→cc、Bがaのような形→b、…のような違いがある。後者がハーフアンシャルの元になった。
2013-09-24 12:37:21Gはオールドローマンカーシブでは留の左上みたいな形だったのがニューローマンカーシブでは丂に変わり、小文字のgの原形となるのだが、ɡのようにステムがまっすぐになるのはイタリック体の出現を待たなければならない。丂の下部が㇉から〥のようにループするまで数世紀もかかった。
2013-09-24 12:39:53そういえば,ジョンストンより前のカリグラフィ教育はどんなんだったのかというのは聞きそびれてしまったな…
2013-09-24 12:51:21@KAN0U 狩野さんのTLを拝見しているだけでも、密度の濃さが伝わって来ます。仕事で行けなかった事をとても後悔しています…。
2013-09-24 14:22:39先週土曜日、第18回Typetalksに参加してカリグラフィーの歴史のお話を聞いてきました。カリグラフィーの歴史は西洋の歴史とほぼワンセットだと言う事を思い知り、今更ながら驚愕、そして感動を隠せない
2013-09-24 15:32:517月くらいに神楽坂を散歩中、カリグラフィーの作品展を本当に偶然通りかかって鑑賞してきたのだが、土曜日の白谷さんのお話を聞いた後に見ていればもっともっとじっくり見て感動もひとしおだったに違いない。ちょびっと残念...また開催する事があったら見に行きたいな
2013-09-24 15:37:34