建築夜楽校2013主旨説明（twitter版）
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tatsumatsuda
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松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
建築文化週間の特設サイトがオープンしました。建築夜楽校2013の内容などを見ることができます。本年は、現在の建築界、都市計画界へのひとつの問題提起として「アーキテクト and / vs アーバニスト」を大きなテーマに掲げています。 http://t.co/1elvRMb02E
2013-09-19 18:31:53
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
建築に関わる人と都市に関わる人の世界は、ここ50年のあいだに大きく距離を取ったと思われます。かつて1960年代は、丹下健三がそうであったように、建築家が都市計画家を兼ね、都市をデザインする存在でもありました。都市デザインというものが形をとり、概念として誕生した時代でもありました。
2013-09-19 18:32:56
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
1962年、建築家の丹下健三は、都市計画家の高山英華とともに都市工学科を建築学科から分離する形で創設し、建築と都市はいわば幸福な蜜月関係を結ぼうとしていました。メタボリズム運動は、建築家による百花繚乱の都市プロジェクトを生み、この時、建築家と都市計画家は完全に一体化していました。
2013-09-19 18:33:24
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
ハーバード大学で、建築と都市計画とランドスケープを統合するアーバン・デザイン学科が創設されるのも1960年のことです。ケビン・リンチやクリストファー・アレグザンダーの研究が建築家に衝撃を与え、都市と建築は都市デザインとも呼ばれる、一つの大きな領域として再編されようとしていました。
2013-09-19 18:33:48
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
1960年代後半、曽根幸一や土田旭らが大学から離れて都市計画事務所を立ち上げ、アーバンデザイナーという職能を確立していきました。しかし同時にそれは、アカデミックな領域における都市と建築の融合という理想が、次第に失われてくる契機にもなりました。
2013-09-19 18:34:05
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
1970年の大阪万博という一つの頂点を越え、建築と都市、もしくはアーキテクトとアーバニストは、次第に異なる道を歩み始めることになります。磯崎新が「都市からの撤退」を宣言したのもこの頃です。オイルショックもあり、巨大建築プロジェクトとしての都市計画は日本においてはほぼ消滅しました。
2013-09-19 18:36:47
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
隈研吾氏の整理によれば、この時建築家の道は3つに分かれました。丹下・黒川のように海外に建築都市融合プロジェクトを求める路線。槇文彦のように群としての都市的計画を実現する路線。そして磯崎新のように建築のアート的な単体性を追求する路線です。http://t.co/HzfpXZLtww
2013-09-19 18:37:08
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
1970年代以降、アーキテクトとアーバニストの活動は分離した。アーキテクトの主題は、小住宅、ポストモダニズム、ハイテク、透明性など、建築内部の問題系に向かい、アーバニストにとってのキーワードは、まちづくり、住民参加、活性化、景観、歴史保全、各種法的規制など、建築との接点を失った。
2013-09-26 17:50:18
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
なかでも槇文彦氏による「代官山」と蓑原敬氏らによる「幕張」は、都市的な建築物、建築的な都市計画として、建築と都市が歩み寄った特記すべき実践であるといえる。夜楽校第1夜では、これら後の実践を踏まえた上で、1960年代の建築と都市の関係を、豊川斎赫氏、中島直人氏らとともに探っていく。
2013-09-26 17:51:38
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
つまり1960年代において蜜月関係にあったはずの建築と都市、アーキテクトとアーバニストが、なぜその後、袂を分かつ事になったのか。武田重昭氏が担当した『都市計画』284号「1960年代の都市計画 再考」特集は、そのヒントになるはずである。http://t.co/kJsbdgE5Qb
2013-09-26 17:52:15
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
2011年の東日本大震災の後、我々はそれ以前と大きな亀裂で分離した2010年代に入った。被災地の現場の状況から見えてくるのは、都市計画と建築の断絶である。「帰心の会」をはじめ、建築家は都市が求めれば、さらに大きな期待と責任を引き受け、日本を変えるヴィジョンを提示できるはずである。
2013-09-26 17:53:01
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
しかし都市の側が、積極的に建築家を求めているようにはまだ見えない。被災地で都市計画に携わり、政策や事業に関与できる人が、もう少し建築家のことを知っていれば、もっと空間的アイディアを引き出せるはずである。このような状況は、結果として復興を遅らせ、その可能性を狭めてはいないだろうか？
2013-09-26 17:53:50
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
建築夜楽校第2夜では、この状況を踏まえた上で、震災以後の現在におけるアーキテクトとアーバニストの関係を考えます。建築家による都市へのアプローチを実践する古谷誠章氏と、都市工学の立場から建築家とも協働する羽藤英二氏に、そのコラボレーションはいかに可能なのか、お伺いしたいと思います。
2013-09-26 17:55:21
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
一方、若手世代からは、柄沢祐輔氏と木下斉氏が登壇されます。もっとも抽象的に都市を思考する、アルゴリズム建築の旗手柄沢氏と、現場主義を貫き、従来のまちづくりの領域を革新的に変えつつある木下氏が、それぞれの立場をどう認識されるのか。アーキテクトとアーバニストの極としてお話頂きます。
2013-09-26 17:56:03
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
なお、今回の建築夜楽校2013は、二夜ともアーキテクトとアーバニストが、それぞれ二方ずつ、また年長世代と若手世代から二方ずつという構成になっております。4つの立場からの意見がどのように交錯していくのか、ぜひ議論の流れにご注目頂ければと思います。
2013-09-26 17:56:54
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
建築夜楽校2013第1夜「アーキテクト and アーバニストー1960年代の建築と都市」日時：10月4日（金）18時〜20時半 登壇者：槇文彦 蓑原敬 豊川斎赫 中島直人 武田重昭 松田達 会場：建築会館ホール 定員：300名（先着順）http://t.co/2tZlKGh4va
2013-09-26 17:58:07
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
建築夜楽校2013第2夜「アーキテクト vs アーバニストー2010年代の建築と都市」 日時：10月11日（金）18時〜20時半 登壇者： 古谷誠章 羽藤英二 柄沢祐輔 木下斉 松田達 会場：建築会館ホール 定員：300名（先着順） http://t.co/CQjauYl5Al
2013-09-26 17:58:38
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
さらに今回の建築夜楽校2013の目玉は、関連企画展覧会です。10月2日（水）〜14日（月）10:00〜19:00（土日祝日は17時まで）、建築会館建築博物館ギャラリーにて「アーキテクト and / vs アーバニスト」展が開催されます。http://t.co/xkfqM9bWu1
2013-09-26 18:06:48
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
「アーキテクト and / vs アーバニスト」展 出展：饗庭伸、新居千秋、木下斉、遠藤新、柄沢祐輔、武田重昭、都市デザイン研究室、豊川斎赫、中島直人、成瀬友梨＋猪熊純、羽藤英二、古谷誠章、槇文彦、松田達＋和田吉史、蓑原敬、ミリメーターhttp://t.co/CK7YNqQiRJ
2013-09-26 18:09:18
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
ここでは、8組のアーキテクトと8組のアーバニストが、「アーキテクト and / vs アーバニスト」をテーマに展示を行います。おそらく日本で長らく明確に問われることがなかった、アーキテクトとアーバニスト、あるいは建築と都市の関係が、問い直される契機になればと思っております。
2013-09-26 18:12:24
松田達 / Tatsu MATSUDA
@tatsumatsuda
建築博物館ギャラリーの入口に置いてある、建築夜楽校2013関連企画展覧会「アーキテクト and / vs アーバニスト」展の会場案内図です。 http://t.co/F8cIYScZmN
2013-10-03 21:32:25
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