「原発事故と科学的方法」読んだ人の感想等
- jun_makino
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牧野淳一郎が悪いのではない。ただ『原発事故と科学的方法』という本をわざわざ活字で出すことの意味を版元はまじめに考えたのかどうか疑問なしとしない。
2013-10-09 21:11:53大体の内容は既に著者牧野がwebにおいて精力的に展開してきたことの再録の域を出ないのであるから、もっと早く(たとえば11年内)に出されるべきであった。田崎晴明のコンテンツの方があとなのに出版は先になってしまった。これはいかん。
2013-10-09 21:14:37またレーベルと価格設定にも疑問を感じる。そもそも既にウェブに公表済みの内容を出版するからには、より多くの人にできるだけ安価に届けることが主眼であるべきだ。「岩波科学ライブラリー」はページ数のわりに割高となり、かつ普通は理工学書コーナーのある大型書店にしか配本されない。
2013-10-09 21:16:45同じ内容のものをたとえばブルーバックス、PHPサイエンスワールド新書、あるいはそれこそ岩波新書!で出していれば1000円を切れたはずであるし、より多くの書店の店頭に並んだはずである。
2013-10-09 21:18:47ネットを見ない人に牧野の原発についての知見を届けるという意義が『科学的方法』にはあるわけで、それは確かに大きいのだが、もっといいやり方があったはずである、と思うのだな。まあ相応の事情があるのだろうけど。
2013-10-09 21:21:25@kikumaco 第一に情報には鮮度がある。そもそも田崎本には事故直後の牧野推計からインスパイアされた部分もある。「牧野の言うことは役に立たない」というのは百歩譲っても今だから言えること。第二に推計についてのおおざっぱな考え方の提示自体に十分意味がある。
2013-10-09 21:35:18@shinichiroinaba やっぱり新書ですよね。初版3000部らしいが、この地味な装丁で、買切りの悪の出版社からでは全国へ広がりにくい。
2013-10-09 21:36:17@sheepsong55 岩波が悪いというよりは他の出版社の目端が利かないのかな。いや、牧野さんが岩波に義理があったのかな。
2013-10-09 21:39:41「原発事故と科学的方法」によると、牧野センセは、他の学者が事故直後にムラ寄りの安全発言繰り返す中、それに異論を表明することに、二十五年の研究キャリアがかかっていることを自覚していたよね。が、御用とかエア御用とか言われる人の発言って、共通してゆる〜い感じだよね。↓典型的だけど。
2013-10-09 23:22:54牧野淳一郎氏の「原発事故と科学的方法」P80に掲載されている「ベラルーシにおける甲状腺がん発生率の時間変化」のグラフ2001年で10万人中11.3人とあるように癌だけ捉えると数字の上で目に付かない発生率。政府がこれだけに絞る根拠はここにあると考察。他の病気は認めない「安心神話」
2013-10-10 00:10:32牧野さんの『原発事故と科学的方法』は、影浦さんの『信頼の条件』と 合わせて 読めば、より 理解が 深まると 思うけどね (同じ 岩波科学ライブラリーだし ... )。
2013-10-10 10:59:24涙が出そうになった。『原発事故と科学的方法』牧野淳一郎 2013 岩波書店 立ち読み→ http://t.co/2pUeH4kA2M #NUKEjp
2013-10-10 13:13:49牧野先生の「原発事故と科学的方法」読了。高校生でもわかる本だから、全国の人に読んで欲しいですね。いわゆる専門家という人達の発言が、科学的方法で見れば大きな?がつく事が良く判ります。http://t.co/NuRrgRCupJ
2013-10-10 18:28:263.15 のような風が11〜14にも吹いていたらと改めて感じた「原発事故と科学的方法」(牧野淳一郎著、岩波科学ライブラリー) その後の現地でのデータ計測に尽力された方々でさえ、3.11のTL上では、メルトダウンはないと呟いていたのは、予見ができなかったのか、嘘だったのか、疑問。
2013-10-10 19:20:21牧野先生の本は「科学」の連載まとめたのかとおもったら、それよりずっと平易。科学の方法によるおおよその見積りの威力について。どうして他の科学者の目にはどうして大きな梁が入ってしまったのか、そしてそれをそのままに市民の目の塵ばかりを気にするのか。
2013-10-10 22:24:50「科学」1冊分のお値段で連載を一気に!ってのもお買い得だとおもうけど、あっちはやっぱり3000円くらいになっちゃうのかな。
2013-10-10 22:26:31マキーノ本といけない本が届いて、前者は読んだ。で、ボクが3.11で驚いたことは、政府の対応がアニメやドラマであるようなステレオタイプなものであったということだった。
2013-10-10 23:06:17安いアニメやドラマを見てて「あんな政府ねーよ」とか思ってたら、現実にそのまんまの対応しててワロタw。こんな感じだなぁ。
2013-10-10 23:09:43梅田の紀伊国屋で買ってきた「原発事故と科学的方法」読了。一文が比較的長いけど、一般向けに平易な文章で書かれているのと、漢字の散らし方がスッキリしてるため、内容がスッと頭に入る。章のまとめで念を押されるので、読み間違いも少ないと思う。 http://t.co/QxnLjKoSO1
2013-10-11 04:43:38原発事故は起こるべくして起き、信じがたい過小評価がなされた。当時の専門家達の不誠実な態度、政府の機能不全ぶりを、公開資料を使って、明快な論理でサクサク斬るマキーノさん。健全な科学的方法のチカラを信じるがゆえに、それを利用したり蔑ろにすることを指弾せずにいられないのかもしれない。
2013-10-11 04:49:37「原発事故と科学的方法」の2周目だが、やっぱりこの本の面白さは、読者が牧野先生の当時の思考を追体験できるところにあると思う。事故当時、政府やメディアからまともな情報が出て来ない中で、放射能拡散の概算を出す過程はとてもスリリング(!)で興奮する。
2013-10-11 17:57:28