Devil's advocate

まとめました。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

LNT仮説をとるが、ごく低線量ではそれが成り立たないと真顔で言う人の頭の中をのぞいていてみたい。科学に価値観をもちこんでなんとも思わないのは、おそらく事実と意見の区別がついてないからであろう。あるいは、権威に盲従しやすい性格の持ち主なのだろう。事実よりも権威を優先するのだろう。

2013-10-12 06:57:26

(Devil's advocate)

EX-SKF @EXSKF

@HayakawaYukio (Devil's advocate)せんせい、ごく低線量ではデータ数が足りないため、「意見」しか成り立たない、という可能性はあると思います。検体が2つしかなくそのうち1つが奇形だったので、「奇形の発生率が50%」、と主張するようなもので。

2013-10-12 07:29:11
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@EXSKF その場合、「奇形の発生率が50%」と判断して間違っていません。すくなくとも、「3つで多発」よりずっと信頼性のある計算だと思います。

2013-10-12 07:36:48
EX-SKF @EXSKF

@HayakawaYukio ちょっと言い足りませんでした。低線量の2検体からの奇形発生率を押し広げて、すべての線量域で「奇形が50%発生する」、と拡大するようなやり方を非難する方々がおられる、ということです。

2013-10-12 08:36:26
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@EXSKF 奇形発生率が線量の多寡に依存するだろうことと、データが少数しか入手できないときの困難が混合しています。

2013-10-12 08:42:32
EX-SKF @EXSKF

@HayakawaYukio はあ、そのように混合して(時に、故意に混合して)「情報」を広めている方々はいるのです。特に海外はそのような人たち(「専門家」と称する人々も含む)が結構多く、彼らの言が日本に逆輸入されています。

2013-10-12 08:47:57

地質学者の肌感覚

早川由紀夫 @HayakawaYukio

ゼロに限りなく近い数に、無限大に限りない数を掛けると、どうなるかは、個別に計算してみないとわからないこと知らないのであろう。無限大の感覚をもたないから、ゼロに何を掛けてもゼロだと思ってしまうのだろう。

2013-10-12 07:29:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

地質学者は、無限大の肌感覚を持つ。「ちりも積もれば山となる」を実感している。

2013-10-12 07:29:30
早川由紀夫 @HayakawaYukio

標高3000メートルの日本アルプスは、毎年10ミリのほんのわずかな隆起が30万年もの長きにわたって継続した結果、雄大な地形となっていま眼前に存在する。

2013-10-12 07:31:34
早川由紀夫 @HayakawaYukio

毎年10ミリの隆起なんて小さいから無視できる、他の要因にまぎれてわかんなくなる、なんてことはない。

2013-10-12 07:32:23
早川由紀夫 @HayakawaYukio

毎年10ミリは、場所によっては5ミリかもしれないし、20ミリかもしれないが、そんな細かいことにこだわっても意味ない。ざっくりどういうことかをつかまえて、それが積み重なるといったいどうなるかを洞察する力をもっているのが地質学者だ。

2013-10-12 07:34:25

【Devil's advocate】

二十人のろの夢 @drsteppenwolf

【Devil's advocate】甲状腺機能亢進症(バセドー病)や甲状腺がんに対して、放射性ヨウ素内用療法が行われてきた。その歴史は70年に及ぶ。欧州放射線リスク委員会(ECRR)が主張する係数で計算すると、放射性ヨウ素内用療法が行われたすべての患者で二次発がんを来 たす。

2013-10-12 08:02:32
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

【Devil's advocate】しかし、放射性ヨウ素内用療法が行われた患者で、二次発がんが著しく増えたという事実はない。このことから、10mSv以下の極低線量でホントにLNTの掛け算をしていいのかという疑問にぶち当たる。

2013-10-12 08:06:13
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

【Devil's advocate】で、10mSv以下の極低線量ではLNTが成り立たないのかもしれない。10mSvぐらいに閾値があるかも?という考えもありだと思う。

2013-10-12 08:13:36
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

【Devil's advocate】右派のフランス科学アカデミーと左派の欧州放射線リスク委員会(ECRR)の両陣営に挟まれた形のICRP。そこで10mSvぐらいに閾値ありなしの攻防が続いているんだと思う。

2013-10-12 08:22:21

慢性長期間の被曝は、同じ線量の急性被曝よりも低いリスクかもしれない

dreswl @dre_swl

I131注射の方が同線量の急性x線被曝(LSS)より2-10倍、甲状腺の過剰発癌率が低かったという結果の文献 http://t.co/95G85suR3k

2013-10-12 23:15:38

Hall P,et al:
Thyroid cancer after diagnostic administration of iodine-131.
Radiat Res. 1996 Jan;145(1):86-92.

【要約】
放射性ヨウ素に曝露した後の甲状腺がんのリスクを定量化するために、診断のために放射性ヨウ素を投与された34,104人の患者を、最大40年間追跡調査した。平均甲状腺線量は1.1 Gyであった。予想値は49.7であるのに対し、67人の甲状腺癌が発生した。過剰癌の発生は明らかであったが、そのリスクは、甲状腺への放射線被曝量、被曝してからの年数、被爆時年齢とは関連しなかった。甲状腺がんのわずかな増加は、基礎となる甲状腺の状態によるものであり、放射線被曝によるものではないと思われた。放射性ヨウ素を投与されたのが20歳未満に限定すると、予想値1.8に対して3人の甲状腺がんという小さな過剰リスクは、原爆被爆者のデータから予測されるよりも約2〜10倍低かった。慢性長期間の被曝は、同じ総線量の急性放射線被曝よりも低いリスクかもしれない。

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