難解な病理診断に立ち向かう病理医(ヤンデル先生の場合)
「いつも元気なワンワンです」並みに元気なヤンデルも今日はいろいろぐったりしているのですが、それはひとえに「今日の診断がどれもこれも超絶難しい」ということにあります。人間、仕事が難解だと「燃えるぜ!うおおお!」となる場合もありますが、やはりつかれてしまうこともあります。
2013-10-24 15:58:56病理診断が「難解な時がある」というのは、世間一般はおろか医者であってもあまり認識していません。「直接病気みてるんだからわからないわけねぇだろ!」と罵声を浴びせてくる臨床医というのも未だにおります。
2013-10-24 15:59:50病理診断が「アート」であってはいけません。そこには確固たる統計学的根拠・形態学的根拠に基づいた正しい理論が必要です。しかし、「理論を構築する際に、どのような染色を選び、またどのような点に着目して臓器、あるいは顕微鏡をみるのか」にはかなり「経験に裏打ちされた技術」が求められます
2013-10-24 16:01:00わたしが難しい症例で心が折れるのはいつだって「きっと俺より優秀な病理医がここにいたらこの症例もっと早くにこっちに着目してさっさと適切な免疫染色オーダーして解決したんだ!」って時です。「お、おれが無能だから!診断が1日遅れてしまった!うわあああ!」ってなることだってあります。
2013-10-24 16:01:50ま、そういうときでも、臨床医と密な連携をとってさえいれば「何に苦労しているのか」「いつごろ診断の雰囲気だけでも出そうか」などを事細かに伝えておけますから、まずトラブルにはなりませんが……。トラブルにならない、というのと、だからゆっくり診断してもよい、というのとは別です
2013-10-24 16:02:47普段、腕は6本脳は3つくらいでTLや艦これ業務にいそしんでいるわたくしも、時には黙るときがあります。そんな時は、「ヤンデルは今、Twitterに流れてくるネタツイよりも、大破した羽黒ちゃんよりも、病理診断から目が離せないのだな」と思って笑って過去ツイをふぁぼっておいてください。
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