2013年12月上旬、東京創元社(@tokyosogensha)刊行予定 「セカイからもっと近くへ」についての東浩紀 @hazuma さんのつぶやき #genron
帰宅して東浩紀さんの「セカイからもっと近くに」を読んでいる。「想像力と現実が関係をもつことのむずかしさ」は、個人的に日々考えている事のひとつだったので気になっていた。文芸評論集だけどアートに置き換えて自分なりに考えてみる。まだ序盤しか読めていないけど既に面白いです。
2013-12-11 00:43:31おー! もう売ってるんだ! RT @Carry_Pan_ 書店をまわってやっとの思いで『セカイからもっと近くに』手に入れた!
2013-12-11 15:56:03Amazonでも発売になりましたー → セカイからもっと近くに http://t.co/W9iVWwj7Sk @さんから
2013-12-11 15:57:02ぼくの単著新刊「セカイからもっと近くに」、通称「水色本」は、ぼくのゼロ年代からの読者であれば絶対に満足まちがいなしの内容なはずです。ゼロ年代のありうべき文芸評論とかこういうものだったのか!と思うはず。本当ならゼロ年代のうちに出すべきでしたね。
2013-12-11 15:58:47一般意志2.0は「ネット万歳の本」、フクイチ観光地化本は「福島を見世物にする本」、そして水色本は「生殖万歳の本」、すべて違うのだけど、もはやこの国の読者は内容読まないのだから反論しても意味がないとしか言いようがない。彼らは「東浩紀が言いそうだと彼らが思っていること」だけを読む。
2013-12-11 23:29:13「新井素子と家族の問題」の隠れたポイントは(これは連載第2回〜第4回でも同様だったけど)文体についてまったく触れてないところ。新井素子論で文体に触れないのって他にあったか思い出せないくらいに貴重な気がする
2013-12-11 23:30:49いずれにせよ、本を読んでおいて、「普段のあなたの発言から推測して感想書きました」って、つまり本を読むとはなにかわかってないということであって、そういうひとはぼくの本なんて読まないでそこらの新書でも読んでいればいいと思う。
2013-12-11 23:34:29「ミステリーズ!」版は連載時に読んでいたせいもあって、何かしらの熱を帯びたアクチュアルな印象が強かったけど、単行本版ではですます体の落ち着いた口調で優しくていねいに語りかける形になっていて、その冷静さには本当にこれが最後になりそうな一抹の寂しさを感じた
2013-12-11 23:42:02第4章「小松左京と未来の問題」での「生殖への欲望」については、『チグリス〜』にしろ『虚無回廊』にしろ、「私」「あなた」ではなく、そもそも人間ですらないものの「生殖への欲望」によって「社会」を取り戻そうとしているのが、この本の文脈的に重要な気がする
2013-12-11 23:51:52いまRTしたのが基本的な読解。これは別に深読みとか好意的読解とかではなくて、普通にそういう構成になっている。日本沈没のあとに虚無回廊が来る。誤解が生じるのは読まないひとだけ。なんとなく途中でわかった気になって、最後の10ページほどを飛ばすと、さっきのような誤解になる。
2013-12-11 23:54:37フクイチ本編集の傍ら、せこせこ改稿していたのです。RT @takahashim 『セカイからもっと近くに』、「ミステリーズ!」連載時とはだいぶ変わっていて衝撃的
2013-12-12 00:13:21@hazuma 他の章もさることながら、とりわけ「新井素子と家族の問題」は屈指の新井論だと連載当時から思っていて、長らく単行本化を待ちかねていたので、ついに書籍で読めて感慨深いです。改稿おつかれさまでした&ありがとうございました
2013-12-12 00:47:42新井素子への愛が詰まっています、RT @takahashim @hazuma 他の章もさることながら、とりわけ「新井素子と家族の問題」は屈指の新井論だと連載当時から思っていて、長らく単行本化を待ちかねていたので、ついに書籍で読めて感慨深いです。
2013-12-12 00:48:30新井さんのことだからツイッターとかしてないだろうという前提で呟くと、中学時代のぼくは本当に新井素子さんが好きで、とくに吾妻ひでおが描く素子姫が好きで、それはもはや一種のイデアと化しており、したがってのち50歳近い新井さんとお会いしたときもそれは素子姫にしか見えなかった。
2013-12-12 00:50:08東さんによる解説が読めるのはこちら。正真正銘のラブレター。/ひとめあなたに… (創元SF文庫) [文庫] 新井 素子 (著) http://t.co/JOy1HSYvXI
2013-12-12 01:13:54東浩紀さんの『セカイからもっと近くに』読んでる。体裁は文芸評論だけど「想像力と現実が関係をもつことのむずかしさ」という主題は、まさにJ-POPの現在を批評するのに援用できる切り口だと思う。
2013-12-12 12:51:22@akapon 新井素子で始まって新井素子で終わる(最後で小松左京と対比させられる)評論集なんて二度と読めないかもというくらいに感動的な体験でしたよ
2013-12-12 13:14:00「本書を「文学が生殖できないような状態」を問題として扱った本だとして読むことは可能だと思います。」虚構の家族、生殖、不能性について。東浩紀『セカイからもっと近くに 現実から切り離された文学の諸問題』 http://t.co/mLaWTWYmFR @n11booksさんから
2013-12-12 17:34:59東浩紀の『セカイからもっと近くに』を読み始めた。文学が現実を反映できなくなった状況下で尚文学と社会を再縫合しようとしてしまっている作家達を分析することによって、なぜ文学的想像力と現実の距離がこんなにも大きくなってしまったかを探る。相変わらず素直かつ芯をつく問題を設定してくるなあ。
2013-12-12 19:28:53