とりあえず、ポロニウムについて。by 太陽のイビキ ‏@taiyonoibiki さん

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The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya とりあえず、ポロニウムについて。ポロニウムってどこかで聞いたことあるって思ったら、2006年ロンドンで起きたアレキサンドル・リトビネンコ暗殺の時に使われた放射性物質なんだそうですね。99.99876%アルファ崩壊のみで、ものすごく強力な放射能を持つ。

2013-10-29 22:03:34
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya しかし、天然の放射生物質とはいえ、じっさい天然にはほとんど存在しない。その理由1として、もともときわめて稀な元素です。そのうえ、半減期が136.378日と短いので、すぐに消えてしまう。大昔にあっても今はもう残っていないわけ。

2013-10-29 22:03:46
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya 理由その2として、ポロニウムが生まれるチャンスというのが、ほとんど人間がウラン採掘をした時です。ウラン鉱に含まれているラジウムが空気に触れてそれが放射性希ガス・ラドン222になり、さらにそれがポロニウム210になるから。

2013-10-29 22:03:59
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya だから、天然の放射性物質と言っても、実際は人間の手が関与しなければ、そうそう環境に出現するものではないということ。付け加えれば、ほとんどアルファ線のみだから、空気中を飛んでくる距離は数センチどまり。

2013-10-29 22:04:14
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya だから、体に取り込んで内部被曝しないかぎり、外部被曝の危険はそれほどないとあります。でも、不思議なのは、高い崩壊熱を出しているから、暗殺するとき、どうやって体に入れたかです。あちちっ!だったんじゃないでしょうか。

2013-10-29 22:04:26
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya でも、ごくごくわずかでも体に入ったら、体の中で触れたところを片っ端から破壊していくのでしょうね。でも、きわめて水に溶けにくい物質だから、通常なら野菜などの食物といっしょに取り込むことはむずかしいです。

2013-10-29 22:04:40
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya ちなみに元素には、安定性(非放射性)のものと、不安定性(放射性)のものがあるんですが、その明確な線引き実ははむずかしいのだそうです。いっけん安定性に見えて、実はものすごく長い半減期を持っていたりする。

2013-10-29 22:04:51
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya でも、天然、人工あわせて環境中の放射性物質として問題になるのは、dN/dtの大きいもの、つまり、半減期が10の5乗年から1μ秒の中〜短気寿命の放射性核種です。この中〜短寿命放射生核種として現在までに確認されているものは、全部で3,113種。

2013-10-29 22:05:03
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya そのうちのほとんどが人口の放射性核種で、数は3,072種。天然のものはわずか41種です。いかに人間が環境を汚しているかわかるでしょう。

2013-10-29 22:05:19
The Sun Snorer Press @taiyonoibiki

@kazooooya ちなみに、カリウム40の半減期は、、12.48億年。半減期10の11乗年から10の9乗年の、長寿命放射生核種に分類されています。日本原子力開発機構 Table of Nuclear Updated to Dec.12, 2011より。

2013-10-29 22:05:23