「全天候対応駆動システムの研究」の私的解釈まとめ
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勿論、全般に対する知識など持ち合わせちゃいないので、わかる範囲でこれだけをば。「全天候対応駆動システムの研究」http://t.co/pOfFHtjwtk
2013-11-02 23:23:11今回のシンポジウムで発表されたのわこれのこと。「ヘリコプター駆動システム関連技術」http://t.co/KyOtVEHj8V
2013-11-02 23:29:47あとわこれもか。http://t.co/WApELvLWM6 この研究の入札企業、川重なんですね。http://t.co/d9C864UtLu
2013-11-02 23:35:36http://t.co/EAbs6mnKWg この資料の「ヘリコプタの性能及び環境適合性」に載ってる「ブレード変位センサ組み込み案」ってのがこれに該当すると思われる。
2013-11-02 23:50:11このシステムによって突風が吹いてブレードに不意な揺動が生じた際、今までだったら「ブレードに揺動→メインローターディスクに傾き→機体に操縦意図とは関係のない動き」だったのが、「ブレードに揺動→光学センサがブレードの揺動を感知→機体に揺動が影響する前に修正」というふうになると思われる
2013-11-03 00:04:23また後で詳しく説明するけどメインローターハブにはエラストメリックベアリングを使うものと思われる。エラストメリックベアリングにもある程度の揺動を制する能力はある。
2013-11-03 00:16:10あと、さっきの資料には「アクティブフラップ装備の低騒音ブレードの研究」なるものがあって。これが組み込まれるかどうかはさっぱりだけど、これが組み込まれれば安定性+音響ステルス性の向上も見込める。
2013-11-03 00:19:502項目目の「最適ロータ・ハブ」。これは多分、これのことだろうなと。『回転翼航空機のロータハブ構造体』http://t.co/gh0CNrXzeF これは川重の特許。
2013-11-03 00:25:38さっきの川重の特許のところに詳しい説明は書いてあるから概要をば。大まかに言うとヒンジオフセット位置を小さくするためにメインロータハブ構造体の内側に各種ヒンジ(フラップ、ドラッグ、フェザリング)の役割をするエラストメリックベアリングが入り込む形になる。
2013-11-03 00:42:15さっきのがハブを上から見た断面図で、こっちが横から見た断面図。 http://t.co/IJ4yehaaMz
2013-11-03 00:53:46赤いところがエラストメリックベアリング。こいつがヒンジの役割。 http://t.co/KvXZANEgC0
2013-11-03 00:59:39青いのが遠心力支持体(14)、ブレード(13)→ヨーク(15)→エラストメリックベアリング(25)と伝わってきた遠心力を引き受ける。それを補強し冗長性を持たせるのが黄色の補強手段(24)、その隙間を埋めてるのが灰色のクロス材(23)。 http://t.co/DtUhmNoCAB
2013-11-03 01:10:11せん断力に関してはブレード(13)→ヨーク(15)→エラストメリックベアリング(25)→遠心力支持体(14)と伝わってきて、ブレードASSYを固定する軸受金具(30、オレンジ)からマスト(12、ピンク)に伝達される。 http://t.co/QWXTuftWZq
2013-11-03 01:29:50以上のことから遠心力は遠心力支持体及び補強手段、クロス材で受け持ち、せん断力はマストで受け持つという構造となっているのがわかる。そしてせん断力を受け持つマストは強度を高めるために太い方が好ましい。ここで「複合材製大口径マスト」と「内蔵型コントロール・システム」が関わってくる。
2013-11-03 01:40:49「最適ロータ・ハブ」の最後に「複合材製ロータ・ハブにより、軽量化、長寿命化」に関してだが、マスト12及び遠心力支持体14、補強手段24、クロス材23等、M/Rハブを構成する大部分を複合材で構成することからそれら目標の達成を期待できるものと思われる。
2013-11-03 01:44:45次の項目、「内蔵型コントロール・システム」。これは文字通りコントロールシステム(操縦系統)を大口径化したマスト内部に入れるということ。今まで露出していた操縦系統が内臓されることにより空気抵抗の低減、操縦系統の外的損傷からの保護が出来る。
2013-11-03 01:50:53