【シューニャリアーナ哲学】ショーペンハウアーの音楽美学

ちょっと、今日はレジュメをまとめるがてら哲学のよもやま話。
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

藝術をする人たちの、このようなすぐれた主観のことを、ショーペンハウアーは通常の主観と分けて使うために、「純粋主観」と言います 全くの穢れ、つまり意思による先入観やげてものの”理性”という基軸やモノサシなしに物を見るその人だけの目線と言う事ですね

2013-11-06 18:19:00
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そして、その目線で観る物が、イデアであると。で、そのイデアが、世界の意思の客観化されたものであるってことは。 なんと。これもショーペンハウアーの考えてるとんでもないとこなんですが、 「純粋主観=客観」なんです。 藝術家の目こそが、真の客観であるのです。

2013-11-06 18:20:10
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そんなこんなで、第3巻あたりでショーペンハウアーは藝術の様々な性質を論じていきます。目で観る物、である「絵」で表現する絵画という藝術から、同じく観る物だが立体的で、重力等の「力」でイデアを通し物体の意思を表現する「建築」、

2013-11-06 18:21:29
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

人間の感情等を描こうとする「演劇」や、 概念を上手に組み合わせて概念にない物を歌う、「詩」まで、幅広く論評します。

2013-11-06 18:22:13
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

で、このなかで、たった一つだけでてこなかった奴がいる。 それが、『音楽』なのです。

2013-11-06 18:22:32
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

えーっと、敬語終了。こっから先、ちょっととんでもないとか言うレベルじゃなくなってますので。

2013-11-06 18:22:52

「音楽」という藝術について

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

で、この今の今までタメときましたー的に温存していた「音楽」に関する彼の理論は…正直言って、もはや論理ではない(笑) てか、論 じ て な い (爆) 誤解を免じて言うのなら『遊んでる』と言っていいくらいにノリノリで書いてるんです

2013-11-06 18:24:08
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

何故か?ショーペンは音楽超好きなのか?だいたいあってる。 いや、もっと訳がある。 『だって俺も解んねえから。』(悉若無訳) そう。音楽に関してはヤバすぎて自分も全くわかんないって言ってるの。

2013-11-06 18:25:37
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ただ、何故音楽だけがわっかんないのかーって話は、ちゃんと他の藝術と比較して言っている。

2013-11-06 18:26:01
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

例えば絵は、材料として絵具とか使って、目に見える画用紙や額縁とかで形になってるじゃないですか。意思の客観化、つまりイデーを通して、作品というカタチにして、お客さんとかに見えるようになってるじゃないですかー。

2013-11-06 18:26:54
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

建築もそうっすよね。石造りで、材料はっきりしてて、その材料で作ってますよね。イデーありますね。

2013-11-06 18:27:21
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

演劇もそうです。舞台と人と演出用のライトとかいろいろ使いますね。光とかも材料です。ちゃんと使ってます。 詩が使ってる具材は概念…を示す言葉であり文字です。文字によってなされる概念がイデーの表象なんです。

2013-11-06 18:28:32
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

じゃ、音楽は?「音だ!」って言いたいかもしれません。だが、それはおかしい。音って、何よ(笑)?音ってどっからキテる訳だ?当時の科学観が今と違うところはあるけど、ただの空気の振動って言いきれるか?じゃ音階とその音階同士がなす、あのハーモニーってどっからキてんだ?

2013-11-06 18:29:37
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

和音とか、旋律とかさ、ああいう、事実上は空気の振動であって、それを具材にしてるって言っていいんだけどよ、あの何とも言われない感じみたいなのが直接混ざってるのは、どういう事だ?アレはさすがに計算もできねえだろう。

2013-11-06 18:30:29
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ある人は言う。「それは数学なんだよ!」ハァ?もし音楽が数学なら、音なんか一切奏でずに、数式さえバーッと書いて、額縁にでも飾ればいいんだよ。幾何学だって一緒だ。ライプ兄貴なんかも、「音楽は無意識な計算だ」とか言う。ほんなら、音楽から湧き上がってくるあの感情て何だよ?

2013-11-06 18:31:37
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

音が具材なのか。いや、その和音や旋律という言葉にできないなんかあるものこそが、究極の具材。そこにあるようで、実はないはずの具材!それこそが、音楽の具材なのだ、とショーペンハウアーは言うわけである。

2013-11-06 18:32:28
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「えー、じゃあ、楽譜ってなんなんだよ。あれはその和音とか旋律ってのを欠くことが出来るし、演奏者はアレで演奏するんだろ?楽譜とかモノの具材使って演奏することあんじゃねーか。てか、音階とかそもそもその和音や旋律をなすものは、概念って具材じゃねえのかよ」って言う人がいる。

2013-11-06 18:33:48
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

しかしそんなのがショーペの耳に入る筈がない。なぜなら、それは「あっても演奏できる」が、「なくても演奏できる」からだ。ちょっと音に心を傾けることのできる純粋主観を持った人間なら、んなモンなくても勝手に歌う事が、あるいは音を奏でて音楽にすることが可能なんだ、ってそうおもってるんす。

2013-11-06 18:35:08
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

事実、これは説得力がある。曲がひらめいて、なんとなーくメロディが浮かべば、それを弾けるし、声に出せる。てか、そうやって曲演奏した男が、実際当時古典~ロマン主義が発達するさなかでいたのは確かだ。モーツァルトみたいなね。

2013-11-06 18:36:16
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

今で言えば、まさにこれはZUNさんがそうだ。彼も、なんとなーく、頭の中に浮かんだメロディからたびたび作曲する。曲によっては、15分足らずで1曲書いちゃ…いや、演奏しちゃうモノもあった。

2013-11-06 18:37:15
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

【西方】 夜の鳩山を飛ぶ (2:39) #sm3794024 http://t.co/yIEY7a3Js6 この曲がそうだ。他にも、秘封シリーズで有名な「童祭~Innocent Treasures」なんかも口遊んでたメロディから突然できた物だと彼自身零している。

2013-11-06 18:38:29
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そういう事例の存在を考えると、ショーペが此処で言ってる事もなんとなーく合点が行くものだ。確かに、音楽ってなんもないところから、直截創り出してしまう―――たとえ楽譜って奴にメモったとしても、構想してるそん時は何の具材も用意しないし、演奏してる道具とも音は独立だ。

2013-11-06 18:40:23
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

名演奏が出来る音楽家なら、例え質の悪いピアノでも人を泣かせるわけだ。

2013-11-06 18:40:39
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

こんな奇跡的な事態が、どうして音楽の中に起るのか。それは今言ったような音楽の不思議さそのものにあると言う。 『音楽はイデアを飛び越えてしまう』…はい?ちょっと待てお前さん。それは不思議ってか…正体不明過ぎね?

2013-11-06 18:41:30
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