- lotusredcat
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つまり、この時点で、需要が回復したことによって、不正分の利潤を回収できる"としても本来の適正な価格帯よりは、高くなることによって、ファンも作者も損をしている" ということになります。
2013-11-16 14:07:03余談
最後に、もしも著作権が無くなった場合、どうなってしまうかを考えてみましょう。 著作権が無くなった場合、作者は全ての不正に大して自力で対応しなければなりませんから、これはコストの上昇にほかなりません。
2013-11-16 14:10:19こうですね。 しかし、もちろん法的に規制されないわけですから、このように需要が回復することは無いです。 http://t.co/MqCidvaoie
2013-11-16 14:14:49もし需要が回復しない場合には、供給がどんどん無くなっていきます。 もちろん市場の力によって回復するという見方もありますが、不正し放題の状況では考えづらいです。 従って、ついに価格0で均衡してしまいます。(すると供給も0になる)
2013-11-16 14:18:08余談2
https://t.co/akLBIcwAEO https://t.co/ChXw1Qz2tp この話とこの話は非常にややこしいですが、軽く触れておきます。
2013-11-16 14:20:26まず不正を行いたいという人は常にいる という話ですが、端的に言えば、全員ではありません。なぜなら、規制が敷かれていれば、発覚に伴うリスクがあるからです。
2013-11-16 14:21:17例えば罰金とか、下手すると懲役になったり、多額の賠償金を支払ったりしなければならないかもしれません。 現実的には、そのようなリスクを踏まえれば、"訴えられたり逮捕されたりする確率の高いことはしない"人が多いです。
2013-11-16 14:22:22従って、不正の存在がすぐにでも業界を脅かすというようなことは非常に考えづらいです。 不正は問題ですが、一般的には、もしその産業が破綻するレベルに至っているなら、それはおそらく別な要因の方が大きく作用しています。
2013-11-16 14:24:59https://t.co/ChXw1Qz2tp それから、もしも不正を防ぐために、莫大なコストをかけてしまうと、これは需要が回復することによって得る利潤以上に損をしてしまう恐れがあります。
2013-11-16 14:27:23またこの供給曲線のシフトによる長期的な価格上昇が、需要を減らすということも考えられます。 これは波及的な効果ですが、規制が結果的に産業に打撃を与えると言うことはままあることです。
2013-11-16 14:29:16とは言え、さっき長々と書いた根源的問いは変わらないです。 そもそも生産者に利益を還元するというのは、そのこと自体が、消費者にとっても、生産者にとっても利益を齎すというのは確実です。
2013-11-16 14:31:12ちなみに、これは別な視点からも指摘できて、供給曲線が右にシフトすれば、価格が下がるわけですが、これは投資によってなされるものですから、基本的に生産者に利益を還元するというのは価格を下げます。
2013-11-16 14:32:17不正と言うのはつまりこの作用を邪魔するものであるので、作者とファンと言う関係性においては、著作権というのは根源的には双方に利するものであるということが言えるわけです。
2013-11-16 14:33:04この根源的な問いさえ押さえれば、著作権に絡んだ諸々の問題について、考えることができるはずです。 例えば、JASRACは本当に作者とファンに利するものであるのか?など。
2013-11-16 14:34:06それから、規制についても、それが不正を減少させ需要を回復させるのか、また不正を防ごうとするあまり過大なコストをかけようとしていないか、なども見ることができるようになるはずです。
2013-11-16 14:37:00